このレビューはネタバレを含みます
あの頃のセカイ系が大好きなオタク、そして新海誠作品のオタクで良かったなと思える作品。
スポンサー商品の露出が多いけど最後は全て水底に沈むの最高だった。
個人的に50-60年代のミュージカル的演出と、現代という時代設定の噛み合わせが悪く感じた。ただ音楽も映像も素晴らしかったのでそこに文句はなかった
ボカシがなければ魔作と思えたかもしれない。このテーマでそれをするのは映倫的に仕方ないとはいえ残念すぎる
「この国は沼だ」「どんな根も根付くことがない」という筑後守井上のセリフ、日本という国を的確に表しているなと感じた
内容やキャラクターは一切残るものがなかったが、とにかく凄まじい作画に惹きつけられた
主要人物と背景の組み合わせ、どこを切り取っても一枚の絵として成立するような、それほど魅せ場に溢れた作品。登場シーンと退場シーンがどいつもこいつもカッコ良過ぎる
CG/VFXに関しては圧巻の一言、3D上映で観る価値ある貴重な映画だった
大学生活が始まる数日前、不安に満ちて下宿先で一人眠れずにいた自分と比較して国と文化の違いを痛感した。かと言ってバカ騒ぎ一辺倒な内容じゃないのは流石だと思った
変態的で美しい、どこか儚かさも感じるような作品。まさに岩井俊二の撮る映画だなと思った。所々のギャグシーンも最高