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正義ってどこにあるんだろうと苦しくなる時間だった。学校という特殊な場所であっても教師という職業に携わる人間ですら自分の正しいに囚われてしまう。私にとって学校における"先生"は絶対的に正しい存在だったけ>>続きを読む
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こんな出会いがあるなんて人生は美しくて残酷でおもしろい。清原果耶さんはこの映画におけるfemme fataleで飾らない美しさがその存在感を引き立てていた。ジミー役の俳優さんは30代なのだけど18歳〜>>続きを読む
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愛を終わらせない方法はなんだろうね。弥生さんは手に入れないことだと言った。手に入れなければ永遠に続くのだと。春は寄り添って言葉を交わして一緒に生きていくことだと言った。手に入れられなかったあの日を取り>>続きを読む
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ラリーが続くとしんどくてもう終われよって思いながら飛んで拾って走ってまた飛ぶのにボールがコートに落ちる一瞬はひどく静かで、そんなバレーボールの潔さが伝わる映画だった。最強の囮の日向にオープンが上がるの>>続きを読む
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私には弟がいて、日頃から母親からの弟への愛情って無償の愛だなと思っていたから、この映画でいう母親のボウへの愛情もそういう類なんだろうと思ってた。それが裏切られたことが溜まり溜まって爆発して、かつぽっと>>続きを読む
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ふたりの関係性が深まっていく様子が静かに丁寧に描かれていたのがとてもすきだった。カラオケボックスに中学生男子とヤクザの2人きり。現実にはあり得ないシチュエーションなんだけど、ミナミ銀座はどこか現実に地>>続きを読む
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松岡茉優は目に意志がうつるいい俳優だなと改めて感じた。背筋の曲がってくたびれた女の目に光が差す瞬間がたまらない。
人間はいつも演じていて言えないことも言いたくないこともある。あなたに見せる姿が真実だ>>続きを読む
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堤真一の存在感が良かった。彼は政治家として自分の罪を問われ自白する。それは政治家としての姿で近寄りがたいんだけど、父親として息子に罪を自白するシーンは寡黙で頼りない父の姿でこんなに違うのかと驚いた。彼>>続きを読む
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静かでじんわり、そんな言葉が似合う映画だと感じた。海といい空といい青が綺麗でした。
みゆきさんにとってふたりで弾くものだったヴァイオリンが誰かに聴いてほしいヴァイオリンに変わっていたこと、そしてそれ>>続きを読む
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8/9(水)吹替1回目鑑賞
以下追記で自分用メモ
8/20(日)ユナイテッドシネマとしまえんで4DX見てきました〜映画終わり家族連れでいっぱいになってたのを観てびっくり!朝イチは人少なかったな〜〜>>続きを読む
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岡田将生の最も効果的で美しい使い方。30歳、顔はいいのにだめで冴えない郵便局員がこんなに魅力的に演じられるひとは他にいないだろうなと思う。清原果耶もとても良くて、あの子はどうしてこんなに日常に馴染んで>>続きを読む
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最初ルビー頼りで孤立、諦め、空回りの両親&兄がしんどすぎるんだけど、後半どんどん良くなる。発表会で音のない世界が映し出されて、父親が周りの人の反応や表情を見たり、歌う娘の喉元に手を当ててみたりしてわか>>続きを読む
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怪物は人間がつくりだすんだな。普通から外れた誰かを"怪物"に仕立てて攻撃する。純粋で臆病な防衛本能だと感じた。相手の思う幸せが自分の幸せとは違うことに気づいた時、どうしたらいいんだろうな。生まれ変わっ>>続きを読む
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ここ数年映画館でコナン映画を見ているわけだけど、今年はほんとうにほんとうにおもしろい。灰原哀推しだからかとコナンクラスタに感想聞いたけど「いや、今年はほんとうにおもしろい」とお墨付き貰えた。
両親を>>続きを読む
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7:45〜トップガン
9:45〜トップガンマーヴェリック
というハードスケジュールだったけど早起きして連続で見て良かった。
36年後に作る続編として、無駄がない。
トップガンに戻ってきて教える側>>続きを読む
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マルチバースの知識ないけど、深く考えずに感じたほうがはやいなとウエストポーチで戦い出した時に思ったし多分それが正解だった。
並行世界のマルチバースがあって、その宇宙で生きる自分の能力を取り込めるとい>>続きを読む
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冒頭の馬の糞シーンでこれから起こることへの覚悟を決めたけど、ネズミ丸のみは耐えられなかった………たった数年の間に映画の概念がひっくり返されて、ひとつの時代になるのがよくわかる。ブラット・ピットがスター>>続きを読む
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いい人であるパードリックが親友コルムに拒絶されて変わっていってしまう姿がギリギリと心を刺すみたいだった。きっとコルムはたとえ自分がパードリックから離れても彼はずっといい人のままだと思っていたのだろうし>>続きを読む
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母性はもともと人間に備わっているものじゃないから親になったからといって必然的に母性が芽生えるなんてことはないんだな。だからといって子どもを育てることを放棄していいとは思えないけれど、そうじゃなくても人>>続きを読む
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面白かった。1日を「行ってきます」と始めて「ただいま」と帰ってこなくちゃいけないなって思った。
そうやって繰り返してく日常が明日を作り、誰かを何かを失った悲しみを受け入れさせていくんだと感じた。>>続きを読む
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自分の線を見つける
見つけた線が自分を描く
人生はその繰り返しなのかもしれない
線は自分自身と、命と、向き合うことでしか見つけられないからこそ生きるもの、生きたものの描写が美しく自然と寄り添って生>>続きを読む
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"いなくなった人に会うためには自分が生きるしかない"という台詞が心に残った。
置いて行かれた側は何か出来たんじゃないかって辛いし、今からできることあるのかって考えるけど、生きて生きて生き延びて時々思>>続きを読む
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沈黙を貫いた犯人によって娘の死が裁かれることなく時間だけが過ぎていく。その痛みとつらさから目を逸らしていたはずなのに再び目の前に現れた犯人。商店街のパレードの最中、口を閉ざした犯人が殺された。娘を、恋>>続きを読む
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映画館の大音量で観るべき!!
歌声の迫力がビリビリ伝わってきた。
自分が起こしてしまった悲劇への罪の意識ともう戻れない民衆の過度な期待。そのどちらも抱えるために歌い続けることを選んだのに、理想の世界>>続きを読む
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日本映画界に芦田愛菜がいて良かった。自然と生活に溶け込んでいるのに、ふいに映る横顔がびっくりするくらい綺麗だった。
女子高生と老婦人の友情が慎ましくも丁寧に描かれていた。校庭を駆け出すうららと台所で>>続きを読む