まげちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

まげちゃん

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.7

Filmarks試写会
ありがとうございました。

外国でのバカンスで知り合った二組の親子。
通例通りの休暇、バカンス先での友人、解放感すらお決まり染みてきたデンマーク人のビャアン、ルイーセ、のデンマ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

お笑い、芸人に焦点をあてた作品はよくでてきているけれど
伝説のハガキ職人ツチヤタカユキの自叙伝的これはまた凄い作品。
岡山天音が主演である必要性しかないし
岡山天音が今まで膨大な数の作品に出てきていた
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.6

試写会にて

当時の銀座の狭間を色濃く残し
ジャズという新しくも古い音楽への憧憬に思いを馳せる。

池松壮亮の作品選びには間違いがない
と思っている信奉者なので
今回もピアニスト役に当たって超絶技巧を
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.3

試写にて

岡田麿里×MAPPA
壮大で小さな、愛ではなく、恋。
繰返しを強いられ生に見ないふりをし、躍る心を痛みとする二人と一人。
静と動、死と生、止まる足と踏みとどまること。
閉ざされた世界と恋愛
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.8

試写にて

S•クラピッシユ監督の最高傑作!!
恋とキャリアの挫折をクラシックバレエとコンテンポラリーと似て非なるダンスの躍動を通じて、ただ生きようとする女性。
短い時間にキャラが生き生きしておかしく
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ハント(2022年製作の映画)

3.9

イ・ジョンジェの初監督作??
完成度高すぎて既に最高傑作。
南と北のスパイ暗躍の影、心に秘めた祈りは同じなのに表立って水面下で闘った二人の男。
『HEAT』の銃撃戦、
『ガントレット』の緊張感を踏襲し
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.0

祖国から禁止されつつも自国に留まり映画を作るパナヒ監督。
虚構の狭間に真実をベールの様に幾重にも織り交ぜ、宗教でもない、遺伝子にこびりついた人間のしきたり、そこに彼の国の問題があるとする。
胸の痛みと
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

オンライン試写にて

有難うございました。

2017年
近いようで何だか遠い昔のように感じる。
2時間15分
始まって一時間が辛くて
後半一時間半が地獄のようだった。
若者が、高校生が、
大人、管理
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.3

めっちゃ面白かった
問答無用さは『ジョン・ウィック』の比じゃないかも?!
やっぱり孤高の男には
子犬が似合う…

波紋(2023年製作の映画)

3.7



自適テーマ




濃い
濃ゆい
こんな濃い濃密な人間関係を
日本映画界で描ける人が
まさかの荻上直子だと…?
失礼前提で、
大人の醉も甘いも知った達観した意識で作品を作っている印象がありましたが
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

『AIR/エア』
エアジョーダン=バスケシューズ。
SLUMDUNKで桜木花道も履き、NIKE=ジョーダンシューズという概念にまで押し上げ、一大コンテンツにまでしたNIKE社員たちの軌跡。
80~90
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

加害者と被害者の家族同士。親という立場から責任と理解、悲痛を会話だけの密室劇にし、座席の位置から伏線まで見事な回収。双方『何でこんなことに』という地獄から対話をして齟齬も否定も含めて理解していく。舞台>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

厄介払いとして夫婦になり、ただ少しずつ生活が豊かになれと畑を耕し家畜を育て、ただ二人心穏やかに過ごそうとしただけ。開発、搾取、清貧、彼らの咎は何もなく、小さい麦の実を花のように捺し言葉なく景福と愛を誓>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

Filmarks様 試写会にて

ネタバレなしで書いてみます。

「007」シリーズの“ジェームズ・ボンド”でお馴染みのダニエル・クレイグがイメージ一新で、おとぼけ紳士名探偵ブノワ・ブランに扮し事件と
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて先行して鑑賞させていただきました。

大森立嗣監督の作品の印象として、現実を生きるための痛々しい心理描写と、過度ともいえる暴力があるけど、今作はそれを逆手に取ったようなポップでハードな作品に
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私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

3.6

実際に主演、監督もトランスジェンダーでありブラジルに於いてのナマの声で現状、どんだけ理解されているのか、また生きにくさを描いた意欲作。
主演のティエッサ・ウィンバックが初演技にしては堂々たる立ち姿。
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