しらたま太郎さんの映画レビュー・感想・評価

しらたま太郎

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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

あのマクドナルドも、最初は「質」「健康」「クオリティ」などにこだわっていたんだなとびっくりした。巨大なシステムを作り上げる裏で、失ったものも多かった。「成功」ってなんだろう、と改めて考えさせられた。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

お互い同じだけ愛していても、「過去」と捉えるか「未来」と捉えるかで、こんなにも切ない結末になってしまうのか。仕事でいくら成功しても、愛する人を忘れられず、心がずっと欠けているようでは、本当の意味で幸せ>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

キャストを見た時,門脇麦さんと水原希子さんの配役が逆のほうがいいんじゃないかと感じたけれど,実際に映画を見ると何故この配役なのかが理解できた.地元の富山の風景や,富山弁が出てきて,親近感が湧いた.山内>>続きを読む

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

5.0


「オカンは二人暮らしの家で毎晩5合の米を炊いた」


オカンの飯を食べに来るボクのともだちが,あったかくて,涙が出た.

ボクの卒業証書を綺麗に拭いてるオカンの後ろ姿が愛おしくて,その後ろ姿を眺める
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そして父になる(2013年製作の映画)

5.0

号泣.

生みの親か,育ての親か.
どっちが大切とか,どっちが引きとるべきかとか,そんな単純な話じゃない.簡単に答えを出すことが出来ない一人一人の複雑な心情が,とても生々しく描き出されていた.正解なん
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.4

これは成田凌と大倉くんのBL作品. でも彼らの関係を”BL”という一言におさめるのは少し言葉足らずな気がする. 肌率が多いのでそういうのに抵抗がある人は無理しないほうが良いが, あの独特な雰囲気をよく>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「別れよう」

という言葉を使わない別れ方.
素敵だと思った.
理想的だと思った.

付き合う時はゆっくりと時間をかけるのに,別れる時は,たった一つの言葉で、もう二度と会えなくなることが多い.それがな
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

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青春って本当に難しい。何者かになりたくて、でもそれが何なのか分かんないまま生きていかなきゃいけないから。何者かになることで、安心感は得られる。けれどそれで良いのだろうかとふと考える。

始まって、終わ
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

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見慣れた景色がたくさん出てきて,懐かしい気持ちになった.北陸のどんよりとした曇り空が,この映画が醸す雰囲気に合っていた.私も,都会に憧れている時期があった.でも,退屈かどうかは自分次第なんじゃないかと>>続きを読む

人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

こんなふうに生きて,こんなふうに死んでいきたいと思った.

最近,自分の死に方について考えることが増えた.別に病んでいるわけでなく,生き方を考えるのと同じくらい,死に方についても考えるべきだとぼくは思
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