たまには砂でも吐きたくなった、のだけど、やっぱり吐かなくていいかも。
痛々しさを生まない強さみたいなのももっと見たかった印象。短編のほうが良かった気もする。
観て、一週間くらい我慢して、また観て、でもまた観たい。そういうの。
あ、もちろんエンドロールまで。
あのド分厚い原作からどう2時間に収めるのかと観る前は心配だったが、ストーリー構成にも尽力されていて途中で投げ出すことなく観れた。
奏者としての可能性をガチで潰しにかかるラスト手前の容赦の無さ。素で引いた。
だからこそ、最後の『わふー!』感が半端じゃない。
一番欲しいのに一番否定してる加奈子。それを『殺す』ことで証明したかった昭和。
勝手ながら、そんな解釈じゃだめですかね。
じゃないとポップな気狂いストーリーだ。いや、さすがの映像だったけども。
とくに>>続きを読む
キャストの演技とは思えないその在りよう、音と映像の生々しさから伝わるのは、なんて言えばいいのか。もう、魂だ。
作品を追求する点において、ハッピーエンドに安っぽくなんて決して終われなかったろう、ことは>>続きを読む
途中棄権をしそうな人は、ちゃんとラストまで我慢したらいい。
残る後味の悪さがいい味してる、いいエンタメになる。かな。
とりあえず、井上真央さんの表情筋が絶妙だと思うよ心底。
このレビューはネタバレを含みます
こんなに祈った映画はない。
横転したときは深夜にも関わらず大きな声をあげてしまった。しかも変なやつを。
9回も出場とか、そりゃ確かにとんでもないイカレヤローだ。
あらあらなんとまあ、などと映画から逸れて思うほど、岡田くんの美形っぷりが遺憾無く発揮。
とりあえず、ここのレビューを見て原作に少し興味が湧いた、気がする。
擦れてない。切れそうで絶対に切れない。
一生懸命にヒキョーな嘘も、なんだかこっちが恥ずかしくなるくらい初心。
見終わったあとも、これからの何気ない日々を見ていたくなった。
なんだろな、すんごいインパクトかましてもらった。昼前に観るべきじゃない。
嫌いじゃないんだけど高評価をつけたくないのは、自分がグロ苦手という安っぽい理由でいいよもう。
そもやることすら放棄してたよう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
笑っているようにもそうでないようにも見える美しい油絵に、もしこんなストーリーがあったなら。
想いを振り切るように居酒屋へ行くシーンが静かに切ない。
その後『少女』も描き終わってからの真珠贈答だったん>>続きを読む
ストーリーであったり演技であったりキャストであったり、挙げ出したら仕方ないからもうまるっと纏めるけど、とにかく他にも色々。なんというか、何度も観ちゃう理由に事欠かない。
でも正直なところ、こんなサイ>>続きを読む
薄々予測づけてはいても、やっぱりあの表情には
や ら れ た
ってなる。何度観てもなる。
このレビューはネタバレを含みます
my friend.
求めるように繰り返されるのに、そのまま同じく返せない。苛みが透けて見える、けど、それすらメリックが許していたのなら。
奇抜っぷりよりも、情緒の機敏に胸が苦しい。白黒でこんなに見入>>続きを読む
「え、そこまで?」って下品っぷりがそりゃもう随所に。
アメリカ文化をもっと知ってれば、より一層ネタを理解できたのにと思う。分からなかった部分があることに、残念なような安心したような絶妙な気持ちさせるく>>続きを読む