くろーぜっと11さんの映画レビュー・感想・評価

くろーぜっと11

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フレンジー(1972年製作の映画)

4.4

ヒッチコックの映画はとても好きでトーキー以降の作品はわりと見てる方だけど、これは今回初めて観た。
非常にショッキングだった。

ヒッチコック作品を初めて観るという人は、この作品は避けた方がいいだろう。
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

4.0

名匠ヒッチコックの遺作。
サイレント期からの監督で50数本、ほぼサスペンス映画ばかりを撮ってきてあまりにも有名な監督だけど、その遺作がこの作品であることは結構衝撃的である。

もちろんすごくおもしろい
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.7

世界的ベストセラーミステリーの映画化。
キリスト教を題材にした大ベストセラーといえばダヴィンチコードだけどそれより20年くらい前にもすごいヒットがあった、
映画も大ヒット。
それより前は知らないけど、
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東京画(1985年製作の映画)

3.5

80年代の東京の本質が見られる貴重な映像ではないだろうか。

小津安二郎を敬愛してやまないドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダースが、80年代の東京の姿に眩暈を覚えながら、小津の墓や小津映画の関係者にインタビ
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.6

10年ぶり(本当はいつぶりかわからない)に観たが、だいぶ感想がアップデートできて嬉しい。

以前見た感覚を思い出すと、ヤバい時代にヤバい奴らが殺されないようにしのぎを削ってる、というのがイーストウッド
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インフェルノ(2016年製作の映画)

4.3

ラングドンシリーズの3作目。
前作天使と悪魔は趣が変わった印象を持ったが、3作目はまたダヴィンチコードのあの面白さが戻った感じ。

あの面白さとは。
主人公たちが難解な謎を巡る思考の流れと、建物の隠し
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.3

ラングドンシリーズの中では一番はなしの展開がわかりやすく観やすい。
言い換えると理解の難易度が高いミステリー作品である他の2作とは趣が違うと言える。監督もこの作だけ別である。

タイムリミットが数時間
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.0

2回目だけどほとんど覚えてないとはいえ、今回も展開早すぎて思考が追いつかなった。
リーがシオン修道会に匿名の手紙出してたみたいなセリフとか一瞬すぎて記憶に残らなく、導師の正体だったってこと?はてな?
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スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)

3.9

蛇拳の動きが見ていて一番カッコ良くて好き。
腕から手首、指先をクネクネとまさに蛇の如くくねらせる妖艶な動き。

残念なのは、終盤に師匠が残していった秘伝書が猫の悪戯で破られてしまったこと。
個人的には
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.8

全編がとにかく驚異的にかっこいい画、カットで作られている!!!
かっこいい画面、全編絵画みたいな映画。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

フォーシーズンズの伝記映画。
原作のミュージカルでフォーシーズンズの4人のメンバーがそれぞれの視点で心境や解説を視聴者に語りかける演出を映画でも踏襲していておもしろい作りになっている。

アメリカのポ
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目撃(1997年製作の映画)

4.5

シリアスなんだけどなぜかシリアスさを感じない痛快サスペンス。シンプルに面白い。
ローラリニーが良い。イーストウッド作ではミスティックリバーやハドソン川でも良い味を加える存在感。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

イーストウッドの近年の実話事件もの(ハドソン川、15時17分、リチャードジュエル)三部作と仮に名付けるとして、あと何本も撮れない年齢にあって今これらを撮ってる意味を考えないわけにはいかないだろう。
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赤毛のアン(2015年製作の映画)

3.1

結構な駆け足で物語が進んでくので全体的な雰囲気を楽しむのにはいいけど、やっぱりネトフリの『アンという名の少女』を観てしまうとあまりにも物足りない感じ。
アン役の子はとても良いです。

トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

4.2

イーストウッドといえばこういうキャラ。
つまはじき者なんだけど正義、いや正義感とかを超越して鬼の形相で突撃する感じ。

ストーリーとしてはあんまり印象に残らない作品だけどとにかく車をぶっ放して煙吹いて
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グロリア(1980年製作の映画)

4.9

久しぶりに見返した。
最高としか言いようがない。
シンプルに面白い、かっこいい。

チャップリンのキッド、イーストウッドのパーフェクトワールドとクライマッチョ、あとレオンなんかと比べて観ても興味深いと
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.5

初めて完全版観た。

200分越えだけど長さを感じない面白さ
(終盤以外は。目的地についてからはさすがにちょっと)

問題のフランス兵の残党が暮らす村の場面、かなり好きだった。
観て良かった。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

見返した。
おもしろいけど一点思うところあり。
主役たち3人への疑問。
まずガイピアースの役に魅力を感じずらいこと。
ラッセルクロウの役はいいが、相棒に対してずっと疑問はなかったのか。
結局一番魅力的
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.9

最終的に乗れなかった
不必要な長さのせいだと思った。
ショッキングでありつつ深い物語の重要性が長尺によって減衰していないだろうか。ミステリーを煽るための長尺ということを途中で思わせてしまっていると感じ
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.2

本格ミステリ映画という感じ。ヒッチコック感もある。
相当おもしろいんだけど、ヒッチコックならさらにもっと復讐の恐ろしさを際立たせるのではないかと思った。どうだろうか。

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

2.5

インビジブルゲストの韓国版リメイクがあると知って観た。
かなり改変がある。良くなかった。違いを見せたかったのだろう。こっちの方がスマートだろうと。しかし失敗している。

北のカナリアたち(2012年製作の映画)

4.0

元の小説のままで充分おもしろい映画になったと思うけど、吉永小百合と北海道という縛りの中でよくここまで出来上がったなと感心しました。とても面白かった。

真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.9

三部作で一番好きな映画だ。
違う監督で違う主演で撮り直したらさらにもっとすごい作品になりそうな映画向きの原作だと思った。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.2

犯行手口を推理する飛躍のあり得なさについていけない。天才だからわかっちゃうの?原作の描かれ方はもっと違うと期待したい。
三部作では一番乗れなかった。

天空の蜂(2015年製作の映画)

1.2

苦痛がすごかった。
特にヘリコプターからの子供脱出シーンでテレビのワイドショーが実況してるのをそのまま流してる演出。
頭が痛くてゲボを吐きそうになった。

東野圭吾作は監督に恵まれてないのがほとんどだ
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告白(2010年製作の映画)

4.3

改めてちゃんと観た。
公開当時も面白く観たけど、クラス全員(主要人物以外)同じような感覚の生徒ばかりで、つまりみんなが英語教師の先導でヒップホップなダンス踊ってる感じがねーだろと思って冷める印象があっ
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北の零年(2004年製作の映画)

3.0

吉永小百合さんがものすごい権威みたいな存在だという雰囲気は当然知っているので、昔の若い時のは好意的に見れるけどなんとなく今のは観たいと思わない、だけど、どうしても観たい題材、北海道開拓の物語なので観た>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

3.9

ミステリ小説およびミステリ映画の傑作として特に有名なのでこれまで2.3回視聴を試みたけど、冒頭の東北地方における聞き込みのシーンでほとんどセリフが聞き取れないことのイライラと森田健作(元千葉県知事)さ>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

3.0

当時1回目の見た時はおもろかったけど、2回目がこんなに冷めるとは、、、。
2回見るものじゃなかった

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