おかもんもんさんの映画レビュー・感想・評価

おかもんもん

おかもんもん

映画(56)
ドラマ(2)
アニメ(0)

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

公開より遅れてIMAX Laserのプレミアムシートにて鑑賞。というのも、先日同作の先行上映で起きた、鑑賞中のスマホ操作に関する揉め事と、自分にも同様の出来事が起きたことから課金すればまだリスク回避は>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まるで高熱の時に見る悪い夢を永遠に見せられているような映画でした。しかし、おとぎの国の話と割り切ってみることでまだ平然を保っていられた気がします。

あまりにも現代の世の中への解像度が高いので、映画館
>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

事前知識なしで観たので、学園ものから様変わりしていく展開の早さに着いていくことが出来ずに最終局面を迎えてしまった。

『プロミシング・ヤングウーマン』のテイストが好きならば、観るのもよしかな。自分は9
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

カナダで生活していた際、「ファースト・ネイションズ」「メティス」「イヌイット」という言葉とそれらのコミュニティに触れました。

初めて彼らの住む居留地について聞いた時は信じがたかったが、そこでの生活が
>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

機械学習分野ではお馴染みと聞く数学者であり、後のコンピューター科学者の祖と呼ばれるアラン・チューリングの話。

彼がもし自死することなく”クリストファー“を学習させ続けることができたのであれば、また同
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.3

序盤のダイナーの台詞回し、終盤の時系列バラバラの演出。こんなに早い段階で確立していたなんて…

控えめに言って最高

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

サイレント映画のようにセリフは少ないが、静寂の中脈々と緊張感が漂う1時間半だった。これ以上続いたらぐったりしていたであろう。

結末は把握はしていたものの、ここまでも最後まで目が離せないのはその静寂と
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何者でもない、むしろ寄せ集めのような集団が、各々誰かにとって大事な存在であったということを再認識し最高のチームとして宇宙を救う物語。

今作品は告知映像にあった、
ロケットの“I’m done run
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

相変わらず終始何も起きないのだが、起きてしまったらを想像してヒヤヒヤし続ける。

集中していなくて、誰がどの結末を迎えようと、あまり気にしなくても良い、それがこの映画なのかもしれない。

むしろそれで
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

ジョーダン・ピールが一貫して描いているテーマが、今回はとても分かりやすくかつポップでシュールに描かれていた。

「黒人として生きていて、もし白人で保守的な田舎の家庭出身の女の子とデートしたら…」という
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

マイアミの郊外に住む、黒人の男の子。名前はシャロン。肉親は母親1人、それも麻薬中毒。
そんな彼を育ててくれたのは母親をシャブ漬けにした売人の男。また、シャロンのジェンダーアイデンティティを受け入れた数
>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.2

マーベル作品の延長として捉えるのは良くないんだろうけど、こんなキルモンガーが観たかった…!と思ってしまいました笑

ビアンカ役のテッサ・トンプソンの演技も力強く、また儚げでとても良い。

ロッキーは観
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.9

闇堕ちキャップに、ライアン・ゴズリング、そしてアナ・デ・アルマスの妖艶。

Netflix作品のバジェットに度肝を抜かれます。CG含め、アクションものとしてはかなりいいのでは?

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

ワンスも良かったけど、これはもう文句なしにいい作品。

若かりしブラピに酔いしれましょう!

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

IMAXレーザーで鑑賞して大正解。あのシーンで心底震えました。

多くは語れないけど、「見る(観る)」と「見られる(観られる)」をここまで徹底的に描いた作品はそうないのではないのでしょうか?

鑑賞後
>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

まとめるのは良くないんだろうけど、「フランス映画」があまり得意でない私でも楽しめた作品。

劇中漂う閉塞感が一気にぶっ飛ぶ結末には拍手しかないです。

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

人生はスーパーマーケットのようだ。会計の先に待つものは不可逆的な死である。

抗うのではなく、隣で寝ている人と手を繋いで己の運命を受け入れなければならない。

で、合ってる?ビジュアルと俳優らの名演技
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

“Coda”という言葉をこの作品で知りました。色々な意見があるようですが、健聴者である私がまず彼らの存在を知れたことだけでも大きな収穫でした。

主人公が手話を使い感情を届けたシーンはあまりにも美しく
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

冴えない10代だったけど、ひたすら何かに没頭していたことを最後のシーンで思い出す。閉塞感、不安や焦りがありつつも、なんやかんやであの頃は楽しかったんだな〜って思わせてくれる、90年代版「スタンドバイミ>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.1

映画だから何か大袈裟なアクションが欲しいし、不穏な瞬間では何かが起こる予感でドキドキしたいし、誰かの名言によって感動したくもなる。

でもきっと誰かの日常はそうも映画通りにはならないけど、きっと切り取
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

公開初日、池袋のグランドシネマサンシャインで鑑賞。

終始その場にいた500人以上の観客と心は一つ。共に伝説を目の当たりにしているような気持ちになっていた。

映画の内容云々、「みんなこんなスパイディ
>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

豪華特盛海鮮丼のような作品。

基本コメディーだけど、痺れるグルーブに、迫力満点の爆破シーンの連続。

お腹がいっぱいです!(ちょっと盛りだくさん)

踊り出したくなるそんな作品です。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

2度鑑賞してもまだ覚めやらないこの興奮。2021年の恋愛映画はこう来るかと、えぐめのカウンターを食らいました。

趣味嗜好が一緒で、運命の出会いを果たした2人の5年間。

これは誰かの物語ではなく、あ
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

ファイトクラブのブラピが最強だったけど、更新しました。

艶のある筋肉と渋みが増したブラピがあなたを翻弄します。きっと男が惚れる男なのでしょう。語彙が追いつきません。

金曜の夜に、ホップの香りの強い
>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

最初のテロップから少し設定に置いていかれそうになり、ナレーションがないのに大丈夫かな…?と悩んだのも束の間、

ストーリーが分かりやすく、気がつけば世界観に没入していました。少しばかりのグロさと、キャ
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

もし幽霊がこの世にいたとしたら、正体は何だろう?
もし人類が宇宙に移住できたとしたら?
重力のみが超越できる、五次元空間(ワームホール)があったとしたら?

監督は誰しもが一度は考えたことのある問いを
>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.9

クリスヘムズワースとナタリーポートマンって、いいんですか?(褒めてる)

ソーの成長記録

アイアンマン2(2010年製作の映画)

4.0

スカーレットヨハンソンの名演技に惚れ惚れする作品…リアルタイムで観たな〜

コンタクト(1997年製作の映画)

3.8

天文学(実証主義)と神学を体現したような男女の交わりと共にストーリーが進む。

ホーキンス博士が提唱しているように、神など存在しないのかもしれない。
ただ両者は方法は違えど“真理を追求する”という目的
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.7

登場人物のアイルランド訛りが、絶妙なまでに垢抜けなさを助長させてた。

“Riddle Of The Model”のシティポップ感と映像のエッジー感がたまらない!!

デュラン・デュラン、フィルコリン
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

事前知識を入れずに頭を空っぽにして観るのが一番いいと思います!
冒頭30分は(?)ってなりましたが、それ以降の鮮やかな布線回収っぷりには驚かされ&笑いっぱなしでした。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

随分前に観たけれど、ずっと記憶に残る作品。

どんな境遇で亡くなった人も、あんな素敵な花道を通って死者の国にいけるんだね。メキシコの人たちは「今頃上でパーティでもやってるのかな!」って笑い合いながら死
>>続きを読む

>|