れーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

3.5

また箱が開かれて、今度は父を探して向こうの世界を駆け回る。とにかく造形が素晴らしい。1988年の作品ながらよくもまぁそんな…😅と舌を巻く不気味さ。そして魔導士達にチラッと垣間見える人間味に妙にグッとき>>続きを読む

ジャンプ、ダーリン(2020年製作の映画)

3.7

独り暮らしの祖母宅へ転がり込むドラァグクイーン。家族だからこその無遠慮さや、何より世間の善し悪しなんかでは到底推し量れない彼らだけの愛がしかと伝わる。トーマスデュプレシの色っぽさはもちろん、老婆の老い>>続きを読む

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.4

粗暴な夫に愛想をつかし夜ごとレストランで中座し浮気する妻。赤・白・緑と印象的なセットとゴルチエの衣装は演出含めさながら舞台のよう。絢爛なレストランの裏で食べ物が腐っていたり、暴力と食欲と性欲、美と醜悪>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.2

夏休みに7人の少女が訪れたオバチャマの家で次々と怪奇現象が…というホラーでありながら、当時は最先端だったであろう映像加工のオンパレードでなんだかホップで摩訶不思議な仕上がりに。いや、結構笑っちゃうんだ>>続きを読む

ヘルレイザー3(1992年製作の映画)

3.4

今度の主役は特ダネを狙う女性リポーター。回を追うごとにだんだん出番が増えるピンヘッドくん、今回は過去と目的が明らかに。殺戮量も火薬量もちょっと笑っちゃうくらい鬼盛りで、新たなセノバイト達のバリエーショ>>続きを読む

ヘルレイザー4(1996年製作の映画)

3.3

そもそもあの箱なんなの問題と、まさかのピンヘッド宇宙へ。急にSF(笑)!?と戸惑いつつも話の筋的にはわりと好み。85分というコンパクトさにギュギュッと納めて笑えるくらいサクッと終わるし、ヘルレイザーを>>続きを読む

エレクション 黒社会(2005年製作の映画)

3.7

香港ヤクザの会長の座に推される2人の対称的な後継者候補。見たことあるよなないような?いや、私が見たのは2作目?と己のポンコツ記憶力を憂いながらもニックチョンのカッコよさに悶絶。THE☆漢!って感じのシ>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

おお!想像以上にめっちゃ金カム。舘さん土方のかっこよさにうち震え、タマキン鶴見中尉に歓喜し、もうキャスト全員大満足。熊やレタラの迫力も、アクションシーンの速さや重量感もちゃんとあって、何より原作の持ち>>続きを読む

エグザイル/絆(2006年製作の映画)

3.8

組織に追われる男、男を殺しに来た者、男を守ろうとする者、かつての盟友だった5人の旅路の果て。切なくアツい漢の友情は、刹那的なのにあまりにも眩しくて泣いた。死が迫っていても少年のように笑いあう姿は、なん>>続きを読む

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

3.5

前作から2年後、香港マフィアの会長の座を巡りまた血で血を洗う争いが。掟を重んじ義があったようでも、上り詰めるにはやはり手を汚さずにはいられないのか。因果応報、こんなことの繰り返しに虚しさすら感じるのに>>続きを読む

ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

3.4

ジョニー•トー監督の麻薬潜入捜査モノ。韓国のリメイク版は観たような気がしなくもないけど、ゴリゴリに骨太で、イイモノもワルモノも多くの者が撃たれそこで命が尽きていく。見応えあるなぁ。聾者の兄弟がかっけー>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

2.3

人の死にたち会ったことのある男女7人が集められ、あの世と繋がる実験が行われる。前半、一人一人が語る恐怖体験と何かが起こりそうな空気感は怖いが、実際はそうでもなく、ごめん、私にはなんだかよくわからなかっ>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

荒廃した世界から過去へ送られる男 。1962年の仏製SFで、モノクロの静止画がスライドショーのように流れ、吹替版は大塚明夫さんの語りが心地よい。ほとんどが日常のスナップのようでありながら、全てが美しく>>続きを読む

犬人間(2022年製作の映画)

2.8

お金持ちのイケメンとイイカンジになって家に行ったら犬の着ぐるみを着て犬として飼われてる男がいた、という未体験らしい一本。お仕置きとか後半はもうちょいヤバさがひと捻り欲しいし尻窄み感はあるけれど、逆に前>>続きを読む

プッシーケーキ(2021年製作の映画)

2.3

ガールズバンドがツアーで行った街ではゾンビが跋扈していた。ボーカルの過去とか怪人とか、たぶん元々は設定いっぱい考えたんだろうな〜というのが予算なのか時間なのかいろいろと中途半端になっちゃってるのが惜し>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

実在した90歳のヤクの運び屋をイーストウッド久々の主演&監督で描く。老人の悲哀と茶目っ気と面倒くささ、そういう諸々を本当に丁寧に、だけど余計な演出はなく描いているので、例えとしてあってるかはわからんが>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

5.0

傷ついたスタントマンが病院のベッドで少女に聞かせる不思議なお話。圧倒的世界観やこの世のものとは思えない石岡瑛子さんの衣装はもちろん、なにげに冒頭のモノクロシーンから隙のない美しさに貫かれてドキドキした>>続きを読む

アンコントロール(2020年製作の映画)

4.5

警察への怒りが頂点に達した移民街から脱出をはかる2人の警官を追ったデンマーク映画。クライムサスペンスでありながら、民族の分断や様々な立場や考え方など考えさせられる部分も多く、とことん血の通ったアツい作>>続きを読む

マクベス(2021年製作の映画)

4.5

ジョエルコーエン監督作。ぶっちゃけ私シェイクスピアの言い回し苦手なんだけど(笑)、全カット震えるほど美しくてぶったまげた。これ以上はないくらい完璧に切り取られた画にモノクロで際立つ光と影が本当に素晴ら>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.5

(9:25〜だけどw)午前十時の映画祭の町山智浩氏解説映像付上映。ずっと観てみたかったんだ、これ。ベルトルッチ1970年の作品で、時代の波に流されまくりファシストの主人公は恩師を暗殺することに。己を持>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

ニコラスケイジが本人役でスペインマフィアのボス宅を探るスパイに。よかった、これは軽薄なイジリじゃなくて愛あるリスペクトだ!とヒシヒシ伝わるニコニコ映画。やっぱりニコラスケイジは最高!そして我らがペドロ>>続きを読む

ICE ふたりのプログラム(2018年製作の映画)

3.0

歩けなくなったフィギュアスケート選手が粗野なホッケー選手と出会い復帰を目指す。普段あまり観ない感じだが、サーシャが出るなら話は別よ。忘れかけていたトキメキに脳汁噴出。てか、思い出したようにミュージカル>>続きを読む

屋根の上のバイオリン弾き物語(2022年製作の映画)

3.0

1964年に初上演のミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』が映画化されるまで。私、ミュージカルも映画も観てないんだけど(笑)こういうドキュメンタリー好きっす。名作を生み出ささんとするあくなき情熱と工>>続きを読む

ヒトラーの死体を奪え!(2022年製作の映画)

4.5

秘密裏にヒトラーの遺体をスターリンの元へ運ぶロシアの女将校。スリリングな導入部からもうグイグイと惹き込まれ、襲ってくるドイツ兵のオカルティックな怖さや、魅力的な仲間達の活躍も相まって息もつかせぬ94分>>続きを読む

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