「天才を演じよ、されば天才になる」
たくさんのダリが出てくる。不安定で力強くて、華やかで孤独、繊細な奇人。
天才を演じるのに必要不可欠なガラとの関係性が話の主題だけど、その人生はまさに、ダリランド>>続きを読む
色んなジャンルの色んなものが詰め込まれたダンボールを、突然渡されて、じゃあねっと言われた気分。
色々と考えるけれど、浮かんで消えてく言葉たちが「ごめんだめだ苦手だ」とわたしに伝えてくる。
角田光代作品の特徴である「女性の心理描写の鋭さ」に磨きがかかった作品。
主人公を取り巻く、たくさんの女性たち。それぞれの気持ちや想いが、手に取るように伝わる女優さんたちの凄さたるや。
「誰かのため」は多くの場合、犠牲を払うし綺麗事だけではない。
ディレッタントとしては複雑な気持ちだけど、この「誰かのため」の許しに関わった人たちの物語は、美しいと思う。
声をあげれば変わり者と言わ>>続きを読む
公開当時観てたら、と思うと今と価値観が違ってそうでこわい。
みえみえの演技を見るより、ただ多いだけのセリフに埋もれるより、この60分ちょっとの映像美のほうが、心にツンとくる。
人生とは堅苦しいものではない
本質的に 冗談のようなものだ
だから 思いきり楽しむべきだ
制限なしにね
制約や目的に何の意味がある?
最強のふたりのモデルになった2人と、作品を演じた2人。4人の言>>続きを読む
ドキュメンタリーを観て、再鑑賞。
身体的な障がい者と社会的な障がい者。
そのふたりが出会い、かけがえのない日々を過ごす。
身体的に自由になるでも、社会的に優位になるでもなく。
家族とはなにか。
血の繋がりか。過ごした時間か。
この問いは色んなところで色んな形で作品になったり、議論になったりする。
万引きが常態化している家族のことは、優良市民のわたしには分からない世界に暮>>続きを読む
グロテスクさがダメだった。
資本主義、民主主義へのアイロニー。
なだけで、別に何も感じないし学ばないし面白くない。
子供の世界は、大人の世界とは違う。
世界とは、知っていることでのみ構成される。
たしかに、子供の頃の「大人の世界」って何もかも難しかった。
だけど誰もが子供時代を経て大人になった今、大人の世界は子>>続きを読む
人生は、儚い。
その中には美しいだけではなくて
苦しみ悲しさ悔しさもある。
それでもさいご、
人生を肯定できる思い出があればいい。
そんな思い出を記憶して記録して
自分が居なくなっても思い出してもら>>続きを読む
歓びも悲しみも苦悩も、人それぞれ。
華子の仕草や言葉が美しくて、ずっとドキドキしてた。
美しいものはある。美しすぎるものはない。胸が張り裂けそうな気持ちだった。