reinaさんの映画レビュー・感想・評価

reina

reina

映画(138)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

4.1

「天才を演じよ、されば天才になる」

たくさんのダリが出てくる。不安定で力強くて、華やかで孤独、繊細な奇人。

天才を演じるのに必要不可欠なガラとの関係性が話の主題だけど、その人生はまさに、ダリランド
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.6

色んなジャンルの色んなものが詰め込まれたダンボールを、突然渡されて、じゃあねっと言われた気分。

色々と考えるけれど、浮かんで消えてく言葉たちが「ごめんだめだ苦手だ」とわたしに伝えてくる。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.5

角田光代作品の特徴である「女性の心理描写の鋭さ」に磨きがかかった作品。

主人公を取り巻く、たくさんの女性たち。それぞれの気持ちや想いが、手に取るように伝わる女優さんたちの凄さたるや。

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

「誰かのため」は多くの場合、犠牲を払うし綺麗事だけではない。

ディレッタントとしては複雑な気持ちだけど、この「誰かのため」の許しに関わった人たちの物語は、美しいと思う。

声をあげれば変わり者と言わ
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

公開当時観てたら、と思うと今と価値観が違ってそうでこわい。

みえみえの演技を見るより、ただ多いだけのセリフに埋もれるより、この60分ちょっとの映像美のほうが、心にツンとくる。

ドキュメンタリー 最強のふたり(2011年製作の映画)

4.4

人生とは堅苦しいものではない
本質的に 冗談のようなものだ
だから 思いきり楽しむべきだ
制限なしにね
制約や目的に何の意味がある?


最強のふたりのモデルになった2人と、作品を演じた2人。4人の言
>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーを観て、再鑑賞。

身体的な障がい者と社会的な障がい者。

そのふたりが出会い、かけがえのない日々を過ごす。
身体的に自由になるでも、社会的に優位になるでもなく。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.3

家族とはなにか。
血の繋がりか。過ごした時間か。

この問いは色んなところで色んな形で作品になったり、議論になったりする。

万引きが常態化している家族のことは、優良市民のわたしには分からない世界に暮
>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

1.0

グロテスクさがダメだった。

資本主義、民主主義へのアイロニー。
なだけで、別に何も感じないし学ばないし面白くない。

怪物(2023年製作の映画)

4.4

子供の世界は、大人の世界とは違う。

世界とは、知っていることでのみ構成される。

たしかに、子供の頃の「大人の世界」って何もかも難しかった。
だけど誰もが子供時代を経て大人になった今、大人の世界は子
>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.3

人生は、儚い。
その中には美しいだけではなくて
苦しみ悲しさ悔しさもある。

それでもさいご、
人生を肯定できる思い出があればいい。
そんな思い出を記憶して記録して
自分が居なくなっても思い出してもら
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

歓びも悲しみも苦悩も、人それぞれ。
華子の仕草や言葉が美しくて、ずっとドキドキしてた。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

-

美しいものはある。美しすぎるものはない。胸が張り裂けそうな気持ちだった。

>|