周りの環境の影響力を怖く思ったと同時に、話が進むにつれ、自分の価値観を自分で決めていくトニーにグッときた。
シュールすぎて困惑するが、いつの間にか引き込まれて夢中で観てしまう。森田が凄くいい。
何もかも分からない状態の子供を搾取する大人たち。話が進むにつれ、怒りや苦しみから動悸がおさまらなかった。
最初は初恋の彼を観るぐらいのつもりだったが、あまりにも壮絶で言葉が出ない。どうかこれからの彼の>>続きを読む
常に光の立場であるべき修道院に闇を合わせた感覚がとても好きだった。スリルもありグッと見てしまう。また、建築美も見どころかと。
個人的には圧倒的ハッピーエンドだった。また、美しさとグロテスクさの塩梅が絶妙。
この映画の感想は近場だけでも感想がバラけていた。恐怖を感じる人、気持ち悪さを感じる人、清々しさを感じる人、何も感じない人>>続きを読む
おじさんは甥のことを子供だと見ておらず、人間として見ている・接している感じが凄くいい。気が合う2人の絶妙な空気感を遠くから眺めている心地よさがある。
「美しい」という表現が多く出てくるが、その美しさを目指す故、美しくない部分や人間の矛盾的な部分がしっかり描かれている。決して美談にしない。
それが美しいと思った。
全てを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない。リルケの言葉を端端から感じる映画だった。
母の聡明さ・強さ、子の純粋さ・無知さ。の対比。聡明な判断は、経験からなし得ると感じた。
映像、カメラワークが美しい。
エディの体の使い方が凄すぎて、心底驚く。どうなっているんだろうか。
思春期を丁寧に描いている。家族の複雑さも。おばあちゃんの包容力がグッと沁みてくる感じ。梅雨の時期にゆったり観るのにちょうどいいかも。
悲しいけど、現実を描いている。ドラマチックな感じじゃない点がよかった。
初めて見た時に、来世は男の子になりたいな、って思った映画。特にクリスのNot if I see you firstの翻訳は、歳を重ねるごとにジーンとくる。
温かく泣ける。人が覚悟を決めて行動する過程を一緒に追っていく感じがいい。
小説とは違った目線で見れるため、両方手に取るとなおよし。
オードリーヘプバーンの視線、仕草から生み出されるアン王女は、気高くお茶目で凛とした理想の女性像。心が弱った時に繰り返し観る。