一緒にいると苛立ちばかり、でもいないとさみしい。そんな夫婦仲をやさしく描いた作品のように見える。雨降って地固まるという感じであった。火遊びの街パリが魅力的に見える。
おもしろかった。チェゲバラのカリスマの源泉がここにあるのだなという。
起伏に富んでいるわけでもなく、何か多幸感に包まれるわけでもない日常を、朴訥とした男性が過ごしてゆく映画であった。「でもこれって、ちょっと詩的でしょ?」という感じ。
おもしろかった。良くできてるなと素直におもった。パンクがすきな変わった女の子が母親になる過程で抱える複雑な感情を、さわやかにコメディタッチで駆け抜けてゆく。そして、最後にすこし大人になったりする。養子>>続きを読む
相変わらず話はめちゃくちゃだし、女優の演技も棒読みそのものでしかないんだけど、場面場面の映像の綺麗さや幻想的な表現はまさしく岩井ワールドであった。
訳もなくしっとりとしてこころに染みてゆく映画だった。安易な挫折や立ち直りではなく、等身大の自分と、それの肯定の仕方について結論を出すような映画であった。