全体的にコメディチックで気軽に観られる映画。狂った大人しか出てこないので、子どもたちがとってもまともに映る。(年相応の迂闊さはあるけどそれも自覚している)
現代劇だが、オペラに落とし込むと途端に寓話の>>続きを読む
トミーとスティーブ、マイサンら大人たちがとっても素敵。子どもへの接し方、こうでありたいと思う。
しかしエッラのイタズラはこう…かわいげが無くて残念。心理はわかるけどホーム・アローンのように悪を懲らし>>続きを読む
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3/5試写会にて。
上映前の北村匡平さんと小川紗良さんのお話で、観るべきポイントや前提を知れたのはすごく良かった。
家父長制の色濃い時代。スチュアートは妻を所有欲・征服欲・支配欲の対象として見ている>>続きを読む
小さい頃に観た映画、こんなにもかわいくて素敵な物語だったのね。
家族もご近所さんも、みんなロッタちゃんを可愛がっているのが微笑ましい。お父さん、良い人なのにタイミングが悪くて切ないけどかわいい。
し>>続きを読む
ウィットに富んでいてだいたい全部面白い。まず画がいい。どの場面もポスターにできちゃうような良さがある。
話としてすきなのはNYとパリかな。どちらもちゃんとオチがついていてわかりやすい。NYはいいコン>>続きを読む
静謐で丁寧な、愛と食の物語。
クマちゃんみたいなドダンと美しいウージェニー、2人の関係は愛しく美しい。彼女は妻である以前に料理人である。2人はしっかりとわかり合っていたと思う。
調理シーンだけでな>>続きを読む
「また山﨑賢人で実写化か〜」と発表時に失望した(役者に罪はないが)人のひとりが私である。
思ったよりも評判がいいぞ?と観ることにしたのだが、これが本当に素晴らしく、当時の自分を恥じた。製作陣に心から謝>>続きを読む
冷たい世の中は現実でうんざりなのだから、物語の中くらいは優しい人で溢れていたらいい。
本当に嫌な人が1人も出ない、穏やかな映画だった。主演のお二人は難しい役どころだと思うが、非常に説得力のある演技だ>>続きを読む
これは最高なSFだ。
まさか最後にこんなにカタルシスのある作品だとは思っていなかった。好き嫌いあると思うが、私は好きな物語だった。
ベラが自我を獲得し、聡明さを発揮していく様は痛快。それに振り回され>>続きを読む
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自分を正しいと信じる母親と世の中を知らなすぎる愚かな息子。理想を押し付け合い、空回りする2人。似たもの同士の2人の世界がようやく交わる(開かれる)までを描いた作品。
母の毒親っぷりがいい意味で気持ち>>続きを読む
ウディ・アレンの映画愛が見える映画だった。
ミッドナイト・イン・パリのような大衆ウケするエンタメ性は無かったので、内容はそこそこ。ところどころでクスリと笑えるのは良かったけど、モートの行動はかなり危う>>続きを読む
評価は付けられない。信じられないくらい最高だった。なぜだかずっと涙が出ていた。
音楽がすばらしい!とりあえずそれだけでも満足。
内容は本当にシンプルなのものだったけれど、ディズニーはこれでいい、と思う。
マグニフィコはディズニーそのものに対するアンチテーゼみたいな存在(夢や願い>>続きを読む
静かに淡々と繰り広げられる中年男女の駆け引き。
今の時代、不便さから生まれるドラマが絶滅しかけている中で、こんなすれ違いを起こせるのか!
時代背景を誤解しそうになるが、ラジオから流れるのは今を映す戦争>>続きを読む
あらすじで結末が予想できたので、その過程を楽しみに観た。(というか予想を裏切られた方が困る)
今を映すラブストーリー。文化や価値観が違う人々が、どうやって一緒になるのか?は時代関係なく永遠の命題だけ>>続きを読む
初見でした。母から「一度は観るべき」と小さい頃から刷り込まれてきた映画を、ようやく。
終始かわいらしいアメリと世界の関わり方。
茶目っ気ある悪戯が良くも悪くも人にささやかな影響を与える意味のある悪戯>>続きを読む
かなり好みの映画。
「映画だとありえない」台詞やシーンを映画として観ている私たちに現実のように魅せる描写が面白く、素敵だった。俳優陣の演技がそれを成り立たせているのだということがよく伝わる。
また「>>続きを読む
小さい頃(それこそマチルダくらいのとき)にDVDで何度も観た映画を映画館で。
大人になったからか、レオンとマチルダの掛け合いの愉快さや切なさを以前より感じられるようになっていた。スタンフィールドのヤ>>続きを読む
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熱い。音と映像の迫力に圧倒された。
話は王道だけど、王道のストーリーになるような人生を送っている人が現実に居るという事実に震える。
事故のシーンは実際はキャリアを重ねてからだったということで、ルーキ>>続きを読む
踊りの美しさが際立つ映画だった。
バレエもコンテンポラリーも、詳しくないけれど美しいと思えて、画面に惹き込まれる。
コンテンポラリーを踊る主人公の振り付けからバレエの動きに近いものを見出せたりするの>>続きを読む
試写会にて。
上映後の監督のお話含めて面白かった。
怒涛の終盤は池松さんのアイデアでもあるとのこと…表現者としての凄みを感じた。
苦いものを苦いと知りつつ摂取していくような映画。
全編を通して静かなシーンが続くことが、より息苦しさを増していくようで。変に飾らないから、こういう世界がすぐそこにあるのかなと怖くなってみたり。
パート>>続きを読む
不思議と引き込まれるヘンテコ映画。
アートワークやカメラワーク、俳優陣が魅力的。
内容は正直難しい(特にモノクロパート)けど、観てよかったと思える謎の満足感がクセになりそう。
親子や家族の関係が素敵な映画。
フランスの婚姻制度のことをうっすら知っていたので、ややこしめな部分もなんとか飲み込めた。
最後は突飛かも、と思ったけれど、シンプルに楽しかったのでOK!
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戦時下の苦難を多感な時期で経験した少年の、生き方を確立するまでの物語だと解釈した。
正直なところわかりづらい部分も多かったが、平和な世界を1人で築き上げる生き方(自死のメタファーにも思える)か、清濁併>>続きを読む