Rickyさんの映画レビュー・感想・評価

Ricky

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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かった!上流階級として育ったヤケクソで書いた黒人小説家がステレオタイプな黒人表象の小説がバカ売れする話。
ステレオタイプな黒人表象から外れている生活を送っている、個人のひとりひとりの生活も
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

うまくいきそうだった物も全部ダメになって、唯一好いてくれてる男も一回寝たら興味無くなって、絶望的な状況で全部投げ出してどっかへ行きたくなる。その気持ちめっちゃ分かる。映画ではその方法が謎のバスに乗るこ>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

キャラデザ、VFX、アクションがかなり良く、設定、ストーリーも楽しめたので総合的に面白い作品だった。
同監督のローグワンが元々好きだったのだが、今作も現代的な雰囲気の兵器とSFチックなデザインのいい塩
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本に対するオリエンタリズム的な描写は多かったが、そこに目を瞑れば楽しめる映画だった。
スタイリッシュでテンポが良く、ブラックな笑いがふんだんに含まれていた。
序盤の世界観の説明パートが若干長すぎる気
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.3

別れそうな夫婦の話、漁の許可の話、若いカップルの話。それぞれが交わりそうで交わらない。洗濯物が風で揺れたり猫が多かったり川が綺麗だったりする街で起こるこれらの出来事の映画。

お洒落だけど話がわかりに
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

サイコーだった!ウェスアンダーソン節って感じ。テンポ早すぎて字幕だとキツイけど割り切って雰囲気で楽しむ感じの映画。フレンチディスパッチよりは分かりやすかったかも。

宇宙人のシーンの気まずい間とキモカ
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.4

静かで美しい映画だった。ヨウとリクの落ち着いていて優しい声が最高。セリフも美しくて「嫌いになる程お母さんの事知らない」とか「私はただ誕生日に陸くんと会いたい。」とか、自然な言葉に見せかけて印象的なフッ>>続きを読む

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.0

不思議な映画。シュールだった。清田についてもっと掘り下げてほしかった。

チャッピー(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

昔観たことあったけどまた観た。2015年の映画とは思えないくらいCGが自然だった。最近の数打ちまくってるマーベルとかよりも綺麗かも。
内容に関して言えば、丁寧に描くところと雑に勢いだけで進んでいくとこ
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.9

ジョニーイングリッシュは毎回最高。ミスタービーンで、喋んなくて面白かったのに、喋ってもちゃんと面白いなんてすごい。

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.9

何一つ上手くいかないけどカラッとしててクスッと笑える。ヘンテコな友達とのヘンテコな友情。最後の作戦のシーンはめっちゃ笑えた。既にウェスアンダーソン感の片鱗は感じて、小物の色使いとか、ノートとか絵の可愛>>続きを読む

気まぐれな唇(2002年製作の映画)

4.0

ジワジワといい映画だった。最初の女の人には決して愛してるって言わないのに、ヒロインの女性にはすぐ言うしウジウジしてる感じとか、ヘビの話が最後に効いて来て、ヒロインが戻ってこないとことか良かった。そのシ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

火、水、風といったエレメントとして描いているが、実際はアメリカ国内の人種間、経済格差の問題を描いていて、深みのある作品だった。主人公のエンバーは、火の種族で、両親が移民して来た2世の女性だ。両親は雑貨>>続きを読む

アートのお値段(2018年製作の映画)

4.0

金持ちのコレクター達、コレクターにより高値で作品を売りたいオークション、作品を作るアーティスト、画商といった人々のそれぞれの思惑によってアートの値段が決定づけられていくことがわかった。
アートの価値と
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

愛おしいけど切ないあの夏の記憶って感じの映画。オフビートで観客に対して大きな感情の揺れ動きを強いることもなく進行していく。しかし、父の心に秘めた闇もしっかりと描く。演出が上品すぎるがあまり、分かりにく>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.6

良すぎた、、、、色んな感情でぐっちゃぐちゃになる映画。
SFでありアクションでありコメディであり、ドラマでもある。でも結局は家族とか大切な人との愛に着陸していて、結果大号泣だった!
愛に必要なのは対話
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ良かったけど、後半の交通事故のとこだけありきたり過ぎて微妙だった、、、上原ひろみも石若駿も元々好きで今回も最高の演奏だった。サックスの馬場智章は初めて知ったけどめちゃくちゃ良かった、、、
リア
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

2.8

なんとも言えねえ、、、山本舞香が可愛い、、、レコード屋がフラッシュディスクランチだった。

緑の光線(1986年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

何処へ行っても、誰といても感じる孤独と、最後に感じる希望を描いた作品。主人公程ではないにせよ誰もが感じている孤独がリアルに描かれていて良かった。前半、中盤部分が淡々と、悲しみを持って描かれているのに対>>続きを読む

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.6

編集が若い!トレインスポッティングっぽい!絶妙なコメディーセンス!
主人公2人の関係性が良かった!どんなクソな人生でも一緒にいればなんとかなるって感じ。

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

4.0

脚本が素晴らしい過ぎるし、カットの割り方とか編集のテンポも演技の自然さも良かった。ただ全体的に映像のチープさを感じたのと、病院のシーンの急なメタな感じは嫌だった。あと最後のパーティのシーンもコントすぎ>>続きを読む

バウンド(1996年製作の映画)

4.2

死ぬほどハラハラした。
前半の盛り上がんない感じとか、絶妙に洗練されてない音楽の使い方、時代を感じさせるビジュアルとかは微妙だった。しかし中盤以降のどんどん盛り上がってくる展開、サスペンス、マトリック
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フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

面白かった。低予算でもちゃんとノーランだった。
時間軸を弄っていたけど、メメントやテネットなどと違って、物語の設定とは関係のない弄り方をしていた。
時間をいじったことによって物語が複雑化していたが、最
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.2

日の丸構図や一点透視図法をはじめとする、異様なまでに細部にこだわった画作りは小津安二郎やキューブリックを感じた。そのこだわられた画作りによってモダニズム建築の美しさを、見事に映像に落とし込んでいた。落>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

やっと見れた!
ただただ美しい映画。ティモシーシャラメがめちゃくちゃ可愛い。ティーンエイジャー特有の不安定さとか大人と子供のどちらでもない感じが繊細に描かれていて良かった。
映像に関していうとイタリア
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.2

クソカッコいいスタイリッシュ荒映画。カメラワークが画になるカットばかりでテンポのいい編集でスタイリッシュだった。一方で重要なシーンもめちゃくちゃカット割り早い+不意に来るので何が何だか分かりづらいのと>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.3

多分初めてのフランス映画。今泉力哉監督が影響を受けているらしいから見た。良い画とテンポの落ち着いた編集、上品で知的かつ情熱的な脚本で構成されたお洒落な映画だった。

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.6

脚本も演出も最高!交わりそうにない登場人物たちが実は密接に絡み合ってて最高。ロングカットで本筋に関係あるのかないのか分からないような会話を続ける見せ方も良かった。淡々とかつ繊細な演技をしてる役者陣も最>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

ジム・ジャームッシュによる悪趣味ゾンビ映画!資本主義的な物質主義への批判も入っていたけどあっさりしていてあくまで娯楽映画って感じだった。演者が豪華で、イギーポップがゾンビになってるシーンは笑った。ジム>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

3.6

古い価値観の映画だった。細かな心理描写や演技は良かった

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ジャームッシュ節炸裂。何とも言えない微妙な時間が過ぎていく映画。コーヒー&シガレッツのプロトタイプみたいな映画(?)タクシーの車内は登場人物全員の会話をワンショットで撮れるし、目的地に着くまで同じ空間>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

美しい詩的な映画だった。ヤンが死んだ(故障)した後になって、彼の記憶を辿ることによって、ヤンの本当の人間性が見えてくる様な構成になっていた。無駄を極限まで削ぎ落として、ヤンの記憶を詩的な短い動画を通し>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.3

スケボー好きの3人の青年の生活にフォーカスすることによって、ロックフォードという街やアメリカ全体の抱える問題を映し出していく作品だった。ドキュメンタリーという手法を取りながら、題材が監督ビンの生活とも>>続きを読む

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