りほさんの映画レビュー・感想・評価

りほ

りほ

三度目の殺人(2017年製作の映画)

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「どっちが本当かわからない時は、より役に立つ方を選ぶ」という姿勢は、娘が万引きした際に同居している母親ではなく別居だが弁護士の父親を呼んだことに引き継がれている。

ラスト面会シーンでガラス越しに役所
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

5.0

最高だった!
不器用でも好きなこと追いかけて周りを巻き込めるデューイみたいな大人に憧れる。

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

4.0

真面目な話をしている時に、「茶道の部屋があったらしい、探したい!」と部屋に入ってきて、そのまま居座る奴、リアル。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

映像を撮ることは誰かを傷つける可能性を孕んでいる。プロムでの「おサボりの日」の映像は、同級生2人を別の形で傷つけた。ローガンは小心者故に虚勢を張っている人。例えば足の速さを、周囲は彼の天賦の能力だと捉>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

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エンドロールがウェブ記事風で見飽きない。みんなこれにしてほしい。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

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黒澤明版と話はほとんど変わっていないのに、英国版でも全然違和感ない。それだけ原作の脚本が頑健かつ英国版のリメイクもうまくいっているということか。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

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終盤、グローブの記者たちが、自分たちも長年教会による性被害を看過してきたことを認め、だからこそ記事を書こうと奮起する場面がある。昨年日本で起きた性被害報道とは全く異なるジャーナリズム精神。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭、平次が怪盗キッドに真剣で斬りかかっていたけど、さすがにやりすぎでは?キッドが受けられなかったら大怪我してたと思うぞ?

最後のサプライズのインパクトで誤魔化しているけど、本編の構成はかなりぐちゃ
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

東出昌大うまい。
目まぐるしく発展するIT技術は私たちの価値観を変えてしまう一方、司法や警察などの権力側が知識をアップデートできていないと、権力は正しく行使されない。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

5.0

無条件の特権性に無自覚な男たち、女は嫁いで夫の家庭の手伝いをするもの、学歴は必要ないと考える女たち。夫はジヨンの身を案じているし、姉弟や母、昔の職場の上司や同僚がセーフティネットになっているようにも見>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の気持ちが全然わからなかった。永遠の0のような生への執着もないし、典子や子どもに対する愛情もよくわからなかった。
ゴジラに対する作戦、命を賭けるなら2つじょ足りないと思う…。

同じ内容で90-
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

ずっと観たかったやつ。
二人のような会話ができる人に出会いたいし、自分もそれに耐えうるだけの知識と教養とユーモアを身につけたい。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

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名作としてあちこちで引用されているので観てみた。
クレヨンしんちゃんの映画をTV放送以外で観たことがなかったのだが、カメラワークとか人物の動きの面白さとか、ちゃんとアニメだからできるものになっているん
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正欲(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あんなに目が死んでる新垣結衣を初めて見た。原作を読んでから見たので「映画はこうやって編集したのか」というくらいの感想だけど、未読の人には設定がわかりにくいところもあったと思う。八重子、大也、寺井周りは>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

180分、飽きないか不安だったけど弛まずみれた。
女を武器にした祖母と母のような生き方をしたくなくて東京の大学に行ったのに、結局母親に振り回されて自分もまた女を武器に生きてしまうことを、彼女はどう思っ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「アルコールやドラッグは逃げ方の話で、問題は別にある」というようなセリフが出てくる。依存してしまう心の弱さは自分にも少なからずあって、共感する。なんでも持っていて、一見完璧だからこそ、本人にとってはな>>続きを読む