リリさんの映画レビュー・感想・評価

リリ

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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

4.8

カルメンはあのカルメンね、きっと。
ビゼーではなく、劇中ずっとベートーヴェンなのは何故なのか気になる。けど、そこが面白い。

テンポ感が良すぎる。

不思議なことに、少し親近感があった。
理由はわかる
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New York Eye and Ear Control(原題)(1972年製作の映画)

3.8

Spotifyのオススメでこのサントラが流れてきて、調べたらプレイヤー豪華だし、映像作品だったので視聴。

アルバートアイラートリオに衝撃を受け、「30分間の音楽を買いたい」で実現した作品らしい。
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ変な夢を見た。
その夢の中にエルメスのマルジェラ期の写真集が出てきたので、つい視聴。

良い養分映画でした。

「肩と靴を決めてから、間を埋めていく」

余白があることによって、考察だった
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陽暉楼(1983年製作の映画)

4.0

強い女を見たい時は、やっぱり五社作品。

艶もあるのに、強いんだもん。
こうでなくっちゃ。

その成分を五社作品で得ようとしている、なよなよした私が存在している。

汚れた血(1986年製作の映画)

5.0

一方通行、疾走する恋。
速度をもった矢印たち。

楽器を吹く上でずっと忘れられずにいる言葉。 "Air flow is one direction."
全然違うけど、きっとこう。
観てる最中にそんなこ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

5.0

時の流れ。
歩みの速度。
子供の声との距離。
歳をとるにつれて、見えなくなったり、聞こえなくなったりするんだろうな。

忘れないように、無くさないように、
ノートに挟むんだ。

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

5.0

たしか3年前に、冒頭1時間を酔っ払いながら見せてもらった以来、ずっと気になり続けてた作品。
ようやく最後まで見れた!!
嬉しい!!!

とりあえず、めちゃくちゃ綺麗で大きい風呂に入りたい。

縦横無尽
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女っ気なし(2011年製作の映画)

5.0

胸がきゅうっとなる。

人を知ることのこわさ。
人へ触れることのこわさ。
人への優しさ。
心と身体。男と女。
時間の経過。関係の変化。

あー、感想を書きたくない映画。
自分のペラペラさが露呈する気が
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i ai(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

〜メモ〜
相、逢、愛、会、哀、i、ai
ばいばい はっぴーえんど
空の匂い、空から海の匂いがする。
空と海の境界線。生と死の境界線。
境界線を食べる生物あいあい。
寝起きでキスができたら「愛」。
海で
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.2

無駄に濡れ場が多い。
話もふわっふわしてた…というか、絶妙に浅い。だから、このテンポ感でスムーズに見れた感じはある。

ただ瀬戸康史が良い。
古本屋でのシーンは良い。
終わり方も好き。

人のために言
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

ありがとう、バーンスタイン。
指揮はグスターボ・ドゥダメル。
Tp.がね…バージェロンすぎるのよ笑笑

バージェロンモデルのgrのマッピ、全然吹けなかったの思い出す。

さーし!!

追悼のざわめき(1988年製作の映画)

3.9

きっったないけど、すっきりしてた。
フェチやコンプレックス等の過去の蓄積を抱えながら、歪でもみんな人間だった。
だから、すっきり見えたのかも。

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり骨。
骨の愛で方。

鰻の肝の口移しと生気の吸い取り。
山盛りちぎり蒟蒻と積もる女の気持ち。
隠された鱈の子と死の香り。
腐りかけの水蜜桃と汚れた体。
食と性と生。
生々しくて鮮やかなのに、艶
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.8

今まで寝落ちこま切れで何となく全部見た状態でした。

この前、友達が久しぶりに天使のネックレスしてた。しかもyohji着てたので見直すことにした。
今思えば、ニックケイヴを教えてくれたのもこの友達。久
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陽炎座(1981年製作の映画)

4.9

最近の会話が詰まってた。
墓地、線香花火etc…
夢か現か…
陽炎座ごっこしたい。

「一生醒めなければ、夢は夢でなくなる」

綺麗、面白い、バランス。
松田家、私のタイプすぎ。

寺山の草迷宮といい
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.9

とってもかわいい。
観ていて心地よい、心地よい。

他人への関心と軽やかさ、
犯罪とポップさ、
全てのバランスが良い。

沈黙のあとは、ブルースで踊りましょう
美術館は走りましょう

足にダンスを!
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

3.4

結局、嫌いになることなんてないんだよな。心の残留物。

ただ、ずっと、そっと、あたたかい光を送りたい。常々そう思う。

Love Letter(1995年製作の映画)

4.1

韓国の方から、北海道出身なのに観てないのは勿体無いと言われたので視聴。

まず、この豊川悦司のビジュが好…

そっと本を閉じよう。
何かの拍子で開いてしまった時、
挟まっていた思い出たちは、いつのまに
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.8

ビール購入基金にご協力を…

ファニーな映画なこと。
終始、他人に見せられない顔して観てたんだろうな。

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

3.6

シュールレアリスムと見世物小屋。
なーんつって。

感想でこんなことあんまり書きたくないけど、なんか寺山ぽかった。「田園に死す」感あった。
フラクタル3部作の1本目だから、自伝的な色味が1番強いと思っ
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.4

ださいけど、かっこいい。
音楽と雰囲気、たまらない。

個人的には、先月にクロコダイルでライブしたので、ライブする前に見たかった。
もっと熱くなれた気がする。

ひとりで生きる(1991年製作の映画)

4.7

私にもジプシーダンスを!

かわいいは作れる🖕って
叫んで走りたい。

暗くて、重くて、鈍くて、淡い。
この中でスキップする方法を考えたんだろうな。

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

むふふふふ。
「壊れてます。」だってさ。

試しては成り立たない様を見せてくれて、「同じ人間なんだな」なんて思った。

くっきーのお笑い見てる感じ。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.8

感性を信頼できるニキ×2からの
「ビクトルエリセ見な!」というお達し。

幼い頃に絵本を見た時のような気持ちになった。
その気持ちもこの歳になって忘れ去られたものかもしれないけれど…
そんな気がした。
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アキレスと亀(2008年製作の映画)

3.5

自己満足、他人からの評価…
何を持って芸術に価値や意味をつけるのか、そもそも必要なのかと問われる。

精神的エグさがあって、再び見ることは無さそう。

ぼくら、20世紀の子供たち(1993年製作の映画)

4.8

見る順番を教えてもらってたのに、直感でこれから見てしまった。

その生活を、自ら選んだのか、そうならざるを得なかったのか…

自分が育った環境がフラッシュバックしてきた。

「都会での自殺が1番の大罪
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.9

画が強すぎ。「人の目を見て話しなさい」なんて、小さい頃言われてたけど、しばらく人の目が見れなくなりそう。

玉ネギ、ニンニク、木苺、ヤギ、
ぐるぐる回るよ〜

映画の雰囲気を壊さない絶妙なポップさ。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

気づかない間に縛られていた心を、適切な方法で解いてもらった。

嫌いになりかけていた東京を、少し許せた。

みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

3.4

まさかの、北海盆唄で激アツ。
酔っ払い&睡眠不足で脳死の私には、心地良かった。

ヘラヘラできたので、寝ることにします。
ありがと。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

父のサングラス。
渋いシーンが多くて父が好きな映画であることに納得。

座頭市(2003年製作の映画)

3.7

テンポ感良くて、見やすい。
あーー、スッキリ!

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.8

浅野忠信かっこよすぎる。
おもしろソナチネでした。

NEW HAL&BONS(2006年製作の映画)

4.9

幼少期からずっと見てきた作品。
私の拗らせの原因のひとつ。
偶然U-NEXTで発見。

最高。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

『枯れ葉』からの鑑賞。

「w」でもなく、「笑笑」「ww」「草」というわけでもなく、「笑」って感じ。

アダムドライバーに、ケイレブランドリージョーンズで個人的にハッピー。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

こうでいい。こうでありたい。
辛くても、苦しくても、どんな状況下でも小さな幸せを見つけて、ユーモアのある人でいたい。
この温度を忘れてはならない。

(こういう映画が見たかったんだな自分)

吉原炎上(1987年製作の映画)

4.3

綺麗。
印象的なシーンがたくさん。
女性の強さや危うさみたいなのがパキッと描かれてる。
人を想うことの難しさ。

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