キューブリックは解釈に幅を持たせるのが好きなのだと思う。
「2001年宇宙の旅」でもそうだったし、「時計仕掛けのオレンジ」でもそう感じる。
「バリーリンドン」だって自由な流れが支配していた。
しかし、>>続きを読む
まさしく18世紀の貴族社会を描いた歴史絵巻。
行き当たりバッタリ的なバリーという男の生き様を通して描かれる貴族社会。
キューブリックの描写は絵画のような趣に満ち、繊細で柔らかな光と影が画面いっぱいに広>>続きを読む
冷戦真っ只中、東西の緊張した状況下、まさにいつ核戦争が起きてもおかしくないという現実をブラックコメディとしてシニカルな笑いに昇華する作品。
疑心暗鬼が生む恐怖心が、先制核攻撃に向かって突き進む様は異様>>続きを読む
公開当時は物議を醸した暴力シーンの数々。
なんであんなに大騒ぎをしたのかとも思うが、それも合わせて話題になったのは確か・・・。
若者の暴力衝動とそれを正そうとする側の攻防。
いつの時代も若者のトレンド>>続きを読む
映画館でサンダーバードを見たい!
TVのサンダーバードに熱狂し、少年雑誌の映画版の情報に期待で胸いっぱいになっていたあの頃。
映画に登場したゼロXのプラモデルも作りました。
デカかったなあ・・・
宮崎駿監督のどこか東欧諸国的な衣装やメカデザインの魅力と古典SF的な骨のあるストーリー展開。戦争と環境破壊と友愛のテーマが重なり合って、人間の生きる意味を自然との共生と共に問い直していく。腐海の意味を>>続きを読む
レコードのサントラ盤でバーンスタインの音楽を聴いていたので、リバイバル公開時に機会を得て見ました。
ニューヨークの雰囲気とダンスが音楽と融合して身体に入り込んできた。
70ミリの大画面いっぱいにモダン>>続きを読む
スタローンは上手く作るね。
ボクシングシーンは迫力満点でした。オールドファンにもTVやDVDでロッキーを見た新しいファンにも、ちゃんと満足して貰える作品に仕上げてある。
レイ・ブラッドベリの原作を読んだ者としては、映画化するのは無理だろうと思っていたけど、やっぱりなあと感じた。
今見たらどう感じるかなあ?
ミュージカル映画と言えば、この映画だと思うようになった。
日本語のドレミの歌で作られた学校の音楽の時間的なイメージを良い意味で粉々にしてくれた。
70ミリの大画面を押し付けがましく感じずに目一杯楽しめ>>続きを読む
2001年宇宙の旅の後に見たので、これはこれで分かりやすく入り込めて、最後の衝撃の展開に素直に感動した。
SFマガジンを読み出したのもこの映画の影響だった。
レイ・ブラッドベリを愛読し始めたのは何故だ>>続きを読む
中学生の当時、テアトル東京で6回も見た。
思っていた映画のイメージを粉々に砕かれ、ただただ呆気にとられて映画館の前に飾られていたモノリスを眺めていた。
完璧に近い映像とクラシック音楽と音響にシネラマの>>続きを読む
2016.6/22
第1次大戦の反省を踏まえ、当時世界一民主的なワイマール憲法を掲げていたドイツ国民の圧倒的な支持を受けて登場したヒトラー。
その政策がドイツ国民を再び奈落の底に陥れたといういう皮肉。>>続きを読む