Yuzoさんの映画レビュー・感想・評価

Yuzo

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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.0

麻薬マフィア一代記。アル・パチーノの人相の悪さが凄いし、ラストの銃撃戦も凄まじい。「アンタッチャブル」と違って下品さを貫き通しているところは潔いが、登場人物が魅力に欠けるので感情移入できない。デ・パー>>続きを読む

コーマ(1977年製作の映画)

4.0

グロシーンがスパイスになっているが、感電している人の眼球に青白い電流が通電している絵はなかなかの代物。後半はサスペンション状態の人体が並ぶ研究所などキワモノ感も増してきて面白いし、主人公の女性のアクシ>>続きを読む

オードリー・ローズ(1977年製作の映画)

4.0

「エクソシスト」と同様の素材で名匠がつくった大真面目なスピリチュアル映画。非常にリスキーな役をマーシャ・メイソンが見事に演じているが、本当にこの人の泣きの演技は素晴らしい。大きな困難に直面した時に、男>>続きを読む

ザ・プロフェッショナル(2001年製作の映画)

2.0

ファンの立場から言わせていただくと、さすがのジーン・ハックマンも現役のプロの強盗団のボスを演じるには衰えを感じざるを得なかった。悪役とヒロイン役は魅力に欠け、ダニー・デビートも何の工夫も感じられない。>>続きを読む

マジェスティック(1974年製作の映画)

5.0

ブロンソン無双。凶暴なアル・レッティエリを笑ってしまうくらい子供扱いにするスイカ農場のオヤジ。刑事同士のわずかな会話で判明するその正体はベトナム戦争の銀星章受勲者。日曜洋画劇場感満載の画面。刑事役のク>>続きを読む

無頼の群(1958年製作の映画)

2.0

「西部劇はアメリカの神話である」そうだが、この話のあんまりな結末には愕然とした。そもそも西部劇を露骨な復讐劇にすること自体を認めていないのではないだろうか。教会が変に立派なのも布石なのか。であれば、グ>>続きを読む

扉の影に誰かいる(1970年製作の映画)

2.0

悪人に利用される記憶喪失の強姦魔をチャールズ・ブロンソンに吹き替えで演じさせるこの扱いはひどいなあ。アンソニー・パーキンスも何の意外性も工夫もなくそのまんま。クレジットは最初も最後もインパクトあったけ>>続きを読む

悲愁(1959年製作の映画)

2.0

グレゴリー・ペックは珍しく不調。酔っ払いの演技はファンの私でもイラっとする。デボラ・カーの魅力もすくい上げられず。全て監督の演出のせいと思いたいし、やっぱ話が平板すぎる。よかったのは何回も出てくる海岸>>続きを読む

地獄の7人(1983年製作の映画)

3.0

「連れ戻しにいく」話は「ディア・ハンター」を思い起こすし、戦争行方不明者の話もディープな題材なのだが、映画自体は普通の娯楽作というところは「ランボー」に通ずる。それでもジャングルやアジア人が出てくると>>続きを読む

或る殺人(1959年製作の映画)

3.0

法廷劇なので見やすく面白いが、若きジョージ・C・スコットのツラ構え以外、特筆すべき点はないかな。スキャンダラスなはずの題材を笑いでごまかそうとしたり中途半端。ジェームズ・スチュワートも熱血なのか飄々な>>続きを読む

ギャンブラー(1971年製作の映画)

3.0

「ポスト西部劇」だから、主人公はグダグダだし、雪景色だし、最後の決闘も逃げまくって火事で誰も気付かない間に終わってしまう。一方、風景は美しく、歌がレナード・コーエンってのも味わい深い。意図的にウォーレ>>続きを読む

チャトズ・ランド(1972年製作の映画)

4.0

クレイジー・パランスが軍服着て暴れまくるかと思いきや、追跡隊が内部崩壊していくのは面白かった。マックイーン作品に出ているサイモン・オークランドが重要な役を演じている。それにしてもチャールズ・ブロンソン>>続きを読む

マジック(1978年製作の映画)

3.0

腹話術のアイデアは素晴らしいが、昔好きだった女性に絡んでいく話は面白みに欠ける。バージェス・メレディスは顔も雰囲気もよく、「テスト」のシーンの緊張感は彼の演技によるところが大きいのでは。あと、アン=マ>>続きを読む

白鯨(1956年製作の映画)

3.0

失敗作と聞いていたが充分面白かった。「で、出たー!」系映画の古典。映像が文芸調で風格があり、未レストアなのもよかった。船員達の丁寧な描写が良く、ハリー・アンドリュースも効いている。グレゴリー・ペックの>>続きを読む

荒鷲の要塞(1968年製作の映画)

3.0

ロープウェイといえば本作と「007ムーンレイカー」だよね。リチャード・鉄仮面・バートン作品では「ロンメル軍団を叩け」がそうだったけど、本作もずっと夜(曇天?白夜?)で外が暗いのはなんで? そりゃ原作の>>続きを読む

真昼の死闘(1970年製作の映画)

3.0

西部劇に尼さんが出てくるキテレツ感とかラストシーンのジョークとか完全にマカロニだけど、なんでドン・シーゲルがこれを? キスシーンで一瞬美メロが流れるところなんか鳥肌ものだけど、モリコーネもイーストウッ>>続きを読む

テキサスの四人(1963年製作の映画)

4.0

アバンタイトルで見事なアクションを観せるのは007の様だ。ジャック・イーラムのアップにも参った。欧州から連れてきた2女優がキョーレツ。チャールズ・ブロンソンの最期も唸った。話は大したことないが、たくさ>>続きを読む

野郎どもと女たち(1955年製作の映画)

2.0

マーロン・ブランドはスーツも似合って色気があり、歌やダンスも無難にこなしている。ジーン・シモンズも可愛らしく、恋に落ちる救世軍の女性役なんて適役では。ダンスシーンやレビューシーンは今ひとつかな。さすが>>続きを読む

勝利なき戦い(1959年製作の映画)

4.0

この作品のグレゴリー・ペックもいい。本部の指示に従い、毅然とした態度を貫き、部下を叱咤激励する。長身で声が良く、発言は短く明快で感情を表に出さない。生死の掛かった苦難を乗り越えた時、後ろの方で無言で座>>続きを読む

燃える戦場(1970年製作の映画)

5.0

いきなり見たことないABCのクレジットにびっくり。次に英米旗と並んで旭日旗が出てきてびっくり。そして高倉健の英語の長台詞にまたびっくり。お金はかかってないが脚本も俳優も良く、「戦場にかける橋」を彷彿と>>続きを読む

鏡の国の戦争(1968年製作の映画)

3.0

原作は昔々読んだ。折角英国人俳優を配しているのに仏映画のような映像やジャズのような劇伴はミスマッチでは? 若くて美しいニヒリストの主人公役は好演しているがアラン・ドロンみたいでやはり仏風味。ドライなス>>続きを読む

破壊!(1973年製作の映画)

3.0

70s映画のエッセンスが溢れている。風俗描写では、高級娼婦、街娼、ストリップ、ポルノショップ、ゲイバーなどそっち系のオンパレード。カー・スタントは見事なクオリティ。移動撮影のチェイス感も凄い。そしてエ>>続きを読む

拳銃王(1950年製作の映画)

3.0

西部劇はアメリカの神話である、そうだ。本作も要は不法な行いをした者が最後に報いを受けるという話で、まるでギリシャ悲劇や歌舞伎のようだ。最後に少年が「息子です」と毅然と答える所などは昔の映画らしく脚本が>>続きを読む

ザ・パッケージ/暴かれた陰謀(1989年製作の映画)

3.0

サスペンスは印象に残るようなシークエンスがあるかが勝負だけど、「パッケージ」といえばあの場面、というのは残念ながらない。トミー・リー・ジョーンズも特に何もしない。ジーン・ハックマンはハマり役だけど、フ>>続きを読む

ブルベイカー(1980年製作の映画)

3.0

ロバート・レッドフォードはこの頃もまだため息が出るほどのイケメンぶり。ブロンドの御髪も本当に美しい。リベラルな映画にもたくさん出ている人なので本作の反権力の役柄はミスキャストとは言わないけど、刑務所が>>続きを読む

ビッグ・アメリカン(1976年製作の映画)

3.0

ロバート・アルトマンのブラックな作家性はわかるが、自虐的歴史観はどの国でも好き嫌いが分かれるところだろう。ポール・ニューマンは若い頃の反逆児マゾキャラよりも本作のような青い目のおとぼけいいかげんキャラ>>続きを読む

バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)

3.0

サム・ペキンパー往年の作家性は充分発揮されずに終わった。TVやVTRがフィーチャーされており、過度な情報化社会への批判とかなのかもしれないが、ブラウン管が映画全体のチープ感を助長している。出てくる女性>>続きを読む

お気にめすまま(1992年製作の映画)

3.0

ジャック・ニコルソン目当てなのだが、この頃はまだセクシーで余裕綽々って感じ。ラブコメって「いろんなことが起こるけど結局は恋愛願望」っていうところが凄いというか、「人間結局みんなヤりたい」ということなの>>続きを読む

妖精たちの森(1971年製作の映画)

4.0

野卑で性的で知的な怪優マーロン・ブランドの魅力を満喫できる一品。不遇時代を代表する欧州資本の文芸エログロ映画だが、「電車」「タンゴ」にも通底する演技だ。蒸せ返るようなセックスシーンも見事。変顔をするシ>>続きを読む

寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

3.0

アメリカ映画でこれだけ暗いのは、ル・カレのというよりもマーティン・リットの映画だからだろう。リチャード・バートンの表情の乏しさもこの映画に限ったことではない。一度聞いたら忘れない題名の原作も昔々読んだ>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.0

西海岸の頽廃した雰囲気がよく出ているし、犬がまぐわう異界のようにメキシコが描かれているのも面白い。私立探偵なんて個人の秘密を暴くのが仕事で巨悪と戦う訳ではない。調査の過程で様々な人間が現れ、街が描かれ>>続きを読む

フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.0

とてつもない話を映画化したとてつもない監督の映像に様々なイメージが湧き起こる。自然vs文明、「地獄の黙示録」との類似性、パゾリーニ的「野蛮さが持つ神秘性」、見果てぬ夢を追い続けるロマン、壮大な冒険が持>>続きを読む

勝利への旅立ち(1986年製作の映画)

3.0

ジーン・ハックマンなら高校バスケ部の熱血監督役なんてチョロいもんだろう。後に何度も演じる上司役の芸風は既に確立しているわけだ。また、バスケの試合シーンがなかなか美しく、野球やサッカーやアメフトよりバス>>続きを読む

パワープレイ(1978年製作の映画)

3.0

余計な人物描写や過度な演出がなく、ドキュメンタリーのようなリアルさがいい。現実に今行われている野党再編協議も、この映画のように様々な人々が暗躍し思惑が錯綜し最後に勝者と敗者が生まれるのだろう。ピーター>>続きを読む

ある戦慄(1967年製作の映画)

1.0

不幸を背負った様々な人々が乗り合わせた深夜の車両に若者が乗車し暴れ回る。人々は恐怖におののき、尊厳を傷付けられ、互いの信頼関係を失っていく。映画は人間の根源的な感情である恐怖や暴力衝動を様々な手法で表>>続きを読む

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