りんさんの映画レビュー・感想・評価

りん

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

ここまで とてつもない余韻に襲われる映画はいつぶりだろう?

トイレ清掃員平山の日常を、平山の所作、目線、揺れ動いた感受性で繊細に丁寧に圧がなく訴えてくれるから、どのシーンも脳が疲れず残る ほんとちゃ
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(2023年製作の映画)

4.0

北野武監督作品、なんと劇場鑑賞初!
まず思ったより画像が明るく鮮明だった(勝手に薄暗く淡色イメージ)
何故か男色も、ぶっ飛び信長設定にもそんなに衝撃はなく面白い!ただただ面白い!と思いながら観れた
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.0

空き時間優先、事前情報無しでの鑑賞
危害は加えない惑星難民「X」の受け入れという設定から始まる

淡々と感情をあまり出さない上野樹里さん演じる柏木良子のX要素を期待してしまうが、伝えたい事はそうではな
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コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)

4.5

私には、たまに必要とする要素大な映画だなぁ
淡々と観せてくれるけど、ある意味、突如究極の揺さぶり効果のあるハートフルな作品。

住人1人々背景に闇はあるものの、互いのいい距離感で想いやる声掛けや、気遣
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.5

安藤サクラさん
👏👏👏👏👏
ネリがとことん伝わり沁みる
ネリの抱いてきた痛み、怒りに心臓が締め付けられる
毎回、自身の脳と感受性が揺さぶられる俳優さん

イカれた情の残るサイコパスなジョーを演じる山田
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

知るべきだな
と思い足を運んだ作品

無実の黒人が白人警官に殺害された衝撃の実話をモーガン・フリーマン制作総指揮によるリアルタイム進行型サスペンス

偏見を持つ人間が権力を持つと、任務が私欲にしか見え
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Gメン(2023年製作の映画)

4.8

岸優太を全力で応援する母子は公開日にきちんと鑑賞♡笑

なーんにも考えず、小気味いい展開を脳が感じて久々に劇場で笑ったな〜観終わる時はほんわかした気分♡
岸くんはやっぱりいい!
「考えるな、感じろ!」
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

自分の中の感受性の深さを試されたような作品。
心な中にあるしこりをほぐしながら、生きるか、糧として生きるか問われた気がした。
そう思えた事が、貴重。

圧倒的に持っていかれるあの世界は、事前情報公開無
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.8

時空を超えて DC ヒーローたちが交錯するタイムループ・アドベンチャー。
過去へ戻りたい理由は悲しく重めな内容だが、完全リセット出来ない部分もあえてよかった。

序盤のエズラ・ミラー演じるフラッシュが
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怪物(2023年製作の映画)

4.8

えぐられた。
深い々想いが広がる作品。

最初から依里くんの振る舞いが、何故か辛くて心がざわつく。
この子の心を決めてしまった周りの怪物達…気付かぬうちに怪物になっている怪物達。
親として、子供と関わ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.5

劇場で観たかった〜!
せっかくのアングルが…

自業自得やら、リサーチ不足やら…そんな想いはチラつく程度のサバイバルホラーだった!

地上600mの高さという恐怖に、とにかくずーーーっと襲われる!味わ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.5

韓国版は未視聴でしたが、相当見応えがありすぎて!
ジェットコースターエンタメ!
とても面白い!
あんなにコメディ要素が入っているとは😅
岡田准一さんの表情にどんどん感情が引っ張られ、そこへ綾野剛さんの
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.5

眉間に皺寄せながら、なんとかオダギリ氏登場まで耐えた!
目的をそこに絞って鑑賞を試みた作品。
タイトルは唆られるのに残念。
耳障りな品の無い台詞の応酬も、あえてなのだろうと自分を納得させたが、オダギリ
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.8

溢れる愛と優しさに触れて出る涙は本当に脳内に何とも言えない泉みたいなものが湧き出るようだ。

宮沢賢治のピュアさが、私の様な燻んだ神経の塊の私には眩しすぎたが、全く置いていかれた感がないのは、菅田将暉
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.6

映像美にまず引き込まれる。
自分の中の「映え」にどの画も唆られる。美しくて強くて儚い色合いに内容と心情が自然と入り込むようだった。

島国根性ならぬ集落根性
同じ顔の能面を付けて、村人達が列を成して歩
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.8

介護経験があるので、観るまで自分の中で相当覚悟をした。
凶悪犯人という予告だが、あの眼差しからきっと何かを貫いたのであろうから。
それが観たくて足を運んだ。
あそこまでの切り込んだリアル描写だとは…凄
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

2.8

どれだけ超えてくるかなぁ〜?って期待したが、心臓も脳もさほど暴れませんでした笑

面白いは面白い、が前作のあの衝撃的な感じ?
わ!わ!わ!わぁーー!
おぉーーー!えぇーーー!?
みたいなのが無かった〜
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零落(2023年製作の映画)

4.0

これは、決めつけや括り、数値化に対する作り手の根深い想いが海よりも深く深く深く…とことんとにかく深いんだぞ!って竹中直人監督が笑いながら、泣きながら怒ってる作品に思えた😵

理解されなきゃ傷つく
理解
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.7

藤枝梅安演じる豊川悦司さんのただならぬあの色気、男臭さにやられた!
時代劇の静かさ建物や外の草木までも佇まいと合ってた。
そして善と悪の矛盾が滲み出てるあの表情、素敵すぎた。

天海祐希さん演じたおみ
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.8

重く重くのしかかる。
観終わる頃にはちょっと立てなかった。
もう22年も経ったの?
覚悟して観たが、やはり当時の映像とジェット機の音に胸が張り裂けそう。
緊張しながらも、どこか集中力を切らすまいと観さ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.9

友人の薦めで原作は読んでいたが、正直素晴らし過ぎてアニメ化には抵抗があり、迷ったが映画館でジャズが聴けるのは貴重な気がして鑑賞。

結果 相当しっかり打ちのめされました!
こっちの方が内蔵ひっくり返っ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7

池井戸作品では、主人公西木が異質なキャラである事は演じた阿部サダヲさんも仰っていた。
自身も八方塞がりの中、社内での不祥事の真相を暴こうとする姿勢を演じれるのは他に思いつかないほどハマっていた。信念を
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.1

こちらも娘に連れられ鑑賞。懐かしんでのレビュー。
WOWOWで鑑賞済みだったが、2時間にはやはり根底の擦れとか悲しみは収めきれず物足りなさはあった。向井理さん斎藤工さん賀来賢人さんの味ある演技で映画版
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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

4.0

懐かしんでのレビュー
娘と観た作品
良かったのはひたすらリアル漕ぎ。
漕いで漕いで漕いで漕ぎまくる
突き動かされて出る火事場ならぬ坂場の底力に思わぬ感動を生み出した!弱々アニメヲタク君をキラキラアイド
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

2の予告を見て、WOWOWで観た子達だ!となった。
凄すぎるアクションとゆるゆるな等身大?と思える演技のギャップが強烈に残っている。
そして面白い!何が面白いのか上手く表せないが、あのまとまり具合が確
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.8

なんて目にも心にも優しい映画なんでしょ!
柔らかくて温かいタッチと色彩、素敵な「心」に自然と涙が溢れてきます。

このご時世に求めてしまう要素が詰め込まれている。
2つの国が対峙する要因を、お互いの足
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

4.7

久しぶりに堪能。
変わらずヒーリング度が凄い。
一昨年、あの川がどうしても見たくなり、撮影場所(新潟県阿賀町)まで行ったのは逆にコロナ禍のおかげかも。
ゴツゴツの岩や石だらけの川岸にどうやって機材を運
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.7

日々の仕事、家事、介護に追われる主人公ジャンの毎日は、観ている主婦はほぼ頷く。
興味も好奇心もあるけど、「その気」になるってすごく勇気と労力がいる。ましてや感動や夢を見る事を仲間達と共有する方法を実践
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

4.7

大切な人をどう見送るか、思いやる気持ちに、心が切ないほど温まる素敵なロードムービー作品。笑いも涙も自然に出ていました。

普通の基準みたいなものが、常に2つある生き方というか、自分の中の普通と周囲の多
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.7

イ・ビョンホンとソン・ガンホ共演に裏切られる事はあるまいと鑑賞。超えて来ましたね!
かなり超えて来ました!
劇場鑑賞すべきシーンの連続でした。さすがとことんの韓国クオリティ。かなり分かりやすい伏線です
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近江商人、走る!(2022年製作の映画)

4.6

近江商人の三方よしにどう切り込んだ感じなのかなと鑑賞。
裁定取引を主人公(銀次)のひらめきで、組合員(これも発足人は銀次)と共に痛快に解決。
テンポ良し、展開良し、♡ハート良しでした👏
銀次役の上村侑
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ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実(2018年製作の映画)

3.5

レア中のレアという内容。
ジョンのカリスマ性が、幼少期から青年期に芽生えていたのでは?と友人達からのインタビューから見える。彼らの中に生き続けるジョン.レノン。細かく親しく話す様子が貴重過ぎた。
パン
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ある男(2022年製作の映画)

4.2

凄まじい演技力に圧倒され1ヶ月。
小説も鑑賞後拝読し、思う事も色々。
なりすまし的な困惑劇とはかけ離れた想像出来ない展開にハマった。

屈辱感を抱える弁護士の城戸演じる妻夫木聡さん。調べていくうちに知
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

4.9

ドラマのファンとしては、予告に妄想が膨らみ過ぎた笑
はぁ〜泣けるなんてもんじゃない!ドラマファンは登場人物の背景が入っている懐かしさと、時を経ている空気を味わえ、ドラマ未視聴の方は新キャストの生田絵梨
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.5

あの過酷な極限状態を 60万人もの人が経験した事実。でも目を逸らす事はしたくないと思える、思わせてしまう演技力。あの場に居たら自分はどの人だろう。山本さんに励まされて果たして気力が生まれるほど残ってい>>続きを読む