好きな人を手放したくなった映画。
好きとか好きじゃないとか、そんなこと言えなくなってしまった。
うまく行かないときのことを思い出させてくれる映画。
ぼくの"一番"を、ぼくは口に出せなくなってきている。
原作が好き。
烏丸くんの女々しくて、サイコパスで、一途なところが好きで、映画だといまいちその良さが切り取れていないのが惜しかった。
けれど、漫画を映画に変換する作業がすごく上手だった。
原作が好きだ。
なんども読んで、やっとちょっとだけわかった気になる。
原作のそのくらい"日常"みたいな雰囲気が好きだ。
いろんな人の愛し方を切り取った映画。
愛している理由だけではなくて、方法も人数もいろんな形があるんだと思わせる。
どれも正解だけど、ぼくは一人だけを愛しているのがちょうど良さそうだ。