生さんの映画レビュー・感想・評価

生

映画(76)
ドラマ(1)
アニメ(0)

コットンテール(2022年製作の映画)

4.2

感情の変化の起伏が本当に静かで微々たるもので、だけど確かにそれぞれの感情は各々変わっていっていて、一瞬でも目を離したら何かを見逃すのではないかって一つ一つの台詞、表情、空間を噛み締めるように作品を観た>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

自分の生よりも娘の人生。間違った選択も多い人生だったかもしれないけどその中で貫き通したひとつの選択に愛情を感じた。
ストレスに身を任せて食事してるシーン、自傷行為をみているようで辛かった。今回観ていて
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

愛は身勝手だし話の中で出てくる思いも行動もエゴの塊だったのかもしれないけど、このストーリーをエゴの一言で片付けるにはあまりにもそれぞれの思いが重すぎる。
愛の伝え方も捉え方も深さも人それぞれで愛とはな
>>続きを読む

恋のいばら(2023年製作の映画)

3.7

密かに感じていた百合感をあそこで出てきたの狂気的だったけどストーカーのような事を普通にやる彼女ならこの場所で言う方がしっくり来た。

もっと別の出会い方をと思う反面、親友になれるかなって2人で一夜を明
>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.8

なんかすいません。って謝る理由が明確に言えなくて、でも謝らなくちゃって思ってて。今まで散々逃げてきた人間性を含めてすごく人間味の強い人物でそこで素直に謝れない、謝らせないのが個人的に好きだった。

>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

恋愛の形の多様性が認められつつあるけど、それはあくまで他人事だからいいんじゃない?の一言で片付けられること。いざ家族の中に恋愛感情が抱けない、好きが分からないって人がいたらきっとその人のその感情や悩み>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

この作品に多くの人が触れて、たくさんの記憶の中で生き続けて欲しい。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

世界観が作り込まれているのも最後の伏線回収も良かった。シンプルに面白い作品。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

主題歌なし、挿入歌なし、seなしのとても静かな映画。
でも目の前にいるケイコから感じる静かながらに燃えるような熱さから目を離すことが出来なかった。今一瞬でも瞬きをしたら何かを見逃す気がして小さな生活音
>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.0

周り泣いてる方いたけど背中がゾワゾワする違和感がずっとある作品だった。大泉さんの周りの人が生まれ変わりを当たり前に信じて話が進んでて気味悪いなぁって感じで世にも奇妙な物語で出てきそうな話。

母性(2022年製作の映画)

3.7

様々な母性の形が現れたけど一般的な家族の形はなくて救われない物語が広がっているように感じた。ただ最後の「女には二種類ある。母か娘か。」この言葉がこの物語の全てでこの物語の救いだった。

私はどっちだろ
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

地元が福島で原発の被害を受けた。津波の影響も受けた。すずめが震災の被災者ってことがターニングポイントになってるからあまり震災関係の注意を促せないのも分かるけどもう少しセンシティブに扱うべき題材では?と>>続きを読む

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.7

僕愛▶︎君愛からみたけど個人的には僕愛が好きだったかな?見る順番はもしかしたら逆の方がわかりやすいと思う。
僕愛は、タイムシフトをすると君は君じゃなくなるけどそれでも全ての君を愛するっていう話の軸を上
>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.5

映画を映画で終わらせない、もっと先に、もっとその先に、超越したところに。題名がこれでもかってほど当てはまる作品。
舞台を原作にしているっていうのを知って納得。散らかっているように見えるかもしれないけど
>>続きを読む

耳をすませば(2020年製作の映画)

4.1

大学4年。夢や希望がわからなくなって、これでいいのかな?これが人生なのかな?って密かに抱いていた気持ちがポロポロと出てきて苦しかった。でも足掻いてもがいて、この先の景色を見てみたくなった。来年、私はど>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.2

最後の手紙を見せない、読ませない美学、好きだったな。きっと観客一人一人の中にその人なりのマリコがいて、なんて手紙書いたかなって観客側に考えさせる作品。好きだった。

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

3.7

幼い頃何度も何度も観た作品。映画館の大きいスクリーンで見れて嬉しかったな。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

怖いってより気味が悪いが正確な気がする。ミッドサマーの監督さんって知って納得した。

TANG タング(2022年製作の映画)

4.0

すごく綺麗な脚本。ダメダメでトラウマを抱えた健が終盤でトラウマを克服して少しずつ前を進むって感じ。綺麗すぎたけどこのくらいの話にはこのくらい分かりやすくて綺麗な脚本の方が万人受けしそう。
あとシンプル
>>続きを読む

コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.3

ホラーとも言えないしサスペンスとも言えないどっちつかずの映画。これなら振り切った方がいいし、たまにぶっ込んでくる変なお笑い要素?が邪魔しちゃう。色々ともったいない映画。

東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

3.4

多くのものに触れすぎて結局中途半端な印象を受けた。結局、世論の賛成を得る為に奮闘した今までとは違うオリンピックにフォーカスを当てたかったのか、伝統についてなのか、イマイチ分からないままあっちこっちに言>>続きを読む

希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

3.5

東京ドームへの道のりって点では、コロナのことも含めて一連の流れが見れてよかった。
ただ、メンバーの疲労、トップアイドルの重圧って点ではもう少し運営さんが上手く分配すればいいのにってしか思えなかった。復
>>続きを読む

IDOL-あゝ無情-(2019年製作の映画)

3.3

秋元さんの正統派アイドルグループが好きで真逆とも言えるWACKのオーディション見たけど凄まじいとしか言えなかった。
私が求めるアイドル像はそこになかったな。

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

3.6

この映画はきっとsideA•Bって両方を見ることで成立するんだと思う。
Bの方だけ見るとコロナ禍で実施した東京オリンピックって部分にしか目がいかなくなっちゃうと思うから、Aで感動とか選手一人1人の
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

原作と同じで地獄だったなぁ。マジョリティとか偏見とかそんな言葉じゃひっくるめられない枠に囲まれて「もうやめて」の一言の重み辛かった。150分なんて彼らを語るにはみじかすぎる。

>|