RSさんの映画レビュー・感想・評価

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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.7

照明、特に影の付け方、すごい勉強になる。
一番明るいところが登場人物の顔じゃない。
今の日本のセンスでこれは作れないだろうな。

もうめちゃくちゃ好きだ。
こんなにムードある映画を久しぶりに見た。
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

良かったんだけど、アカデミー賞作品賞撮るほどの映画かな。
ムーンライトを観終えた後の感覚に近い。

黄金(1948年製作の映画)

4.2

鑑賞後の爽快感が凄い。

金を採掘してからの3人の問答、緊張感。
こりゃ傑作です。
映画館で観られて良かった。

カモとねぎ(1968年製作の映画)

3.8

緑魔子のコミカルな芝居。
結構笑いどころが多くて、気張らずに見られる。

二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.6

戦前〜戦後までの小豆島の分教場での女先生と12人の生徒たちの交流。

いい映画なんだけど、唱歌のシーンがしつこいとも感じてしまった。

美貌に罪あり(1959年製作の映画)

4.4

増村保造の作品の中でも、
落ち着いた作風なんだけど、
これはこれで凄くいい。

室内の盆踊りのシーンこそ、
映画そのものだと思う。
言葉では言い表せない、完璧な何か。
60年前の日本の風景には、今は無
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

脚本、演出、俳優、音楽、たまらなかった。
河瀬直美よりも断然、西川美和派です。

他のレビューにある通り、あらゆるシーンが凄い。挙げるとキリがありません。

でも一つだけ引っかったのは、
ラストカット
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死者からの手紙(1986年製作の映画)

4.0

どこで撮ったんだろう?
鑑賞中にそれが気になってしまうくらい、
凄まじいロケーション。
特に冒頭のシェルターから外界へと出るカット。主人公が美術館らしき出口から出てきて、カメラがぐーっと引いていくと…
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.5

なんの予備知識も無く、映画館に行くべきだったなぁ。
スマホなんかで観て後悔した。

他の3人は勿論だけど、
こんなに素敵なジョン・C・ライリー初めてでした。
あと、デスプラの音楽がすごくいい。

この
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マイ・フーリッシュ・ハート(2018年製作の映画)

4.2

これ映画館で見たかったな。

評価は低いけど、
『ブルーに生まれついて』よりも
ムードがあって好き。

このタイトルがテーマであって、
(大小はあれど)男性が持つ普遍性として描いてる。
ちょっと分かっ
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.2

お金があれば、自分も作れそうな気がしてしまうのは自惚れなのかな。

映像は綺麗なんだけど、芯に響いて来ない。

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.2

映画館のお客さんが、上映中の戦争映画の中に乗り込んで、当時の戦争を止めようともがく。

そんなお話の中に僕も入り込んで、登場人物と一緒になって悲しんだり、客観的に感動したり。

映画の言語として、大林
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ポゼッション(1981年製作の映画)

3.9

エネルギーに漲ってる。

CLIMAXのテレビの場面に積まれてたテープの一本。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

公開初日の朝8:20の回を鑑賞。
朝からのTENETは見終わってからも、
一日持ってかれました。
その日寝る前にもう一回予告編見て寝る。
寝てる時、もう一回TENET見るために
劇場に足を運ぶ夢も見る
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

最後の浮浪者の独白。
そのメッセージ。

ゾンビって、本当にそうだよな。

サーホー(2019年製作の映画)

3.8

てんこ盛り感。

この後に抱き合わせで、ジャームッシュ映画見たら、サーホー疲れで途中爆睡してしまった。

本気が反転しての爆笑。
胸焼け感半端無い。
オススメ‼️

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

この作品はイングマール・ベルイマンが撮った『ウィッカーマン』のようだった。
ひとつひとつのカットの粘度というか、
監督のイメージが凄くて、観た後にじんわりと余韻が残る。指にこびり着いた油のようにネトネ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

キャラクターの人間味に惹かれる。

ジョジョと母親の川べりでの会話が清々しい。
そして、その後の青い蝶からの演出が抜群で、靴紐が結びたくても結べないっていう
ところにグッと来てしまった。

あんなに過
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.3

しまった、途中で寝てしまった。

テリー・ギリアムは昔からどの時代を撮ってもテリー・ギリアムで、あのごちゃごちゃ感とアナログな美術としっちゃかめっちゃかなキャラクター達がスクリーンを所狭しと動き回る。
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.3

体感的には7時間も無かった気がする。
そして150カット以上あったような気もする。

『エレファント』や、『桐島』にスタイルが踏襲された第1部、2部が特に面白くて、ハンガリーの寂れた村の風景がどこを撮
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

アルゼンチンロックがふんだんに使われ、歌詞も字幕される。
親戚のやってるレコ屋で流れていた曲もちらほら。やっぱカッコいい。

しかもカルリートスが刹那的すぎて、
ロックそのものだった。

凄いよく分か
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.4

まさかエピローグであんな展開を見せるとは!

5章までの展開は、今までのラース・フォン・トリアーの作品で耐性が付いていたので、何となしに観ていたんだけど、ブルーノ・ガンツの登場から、ぶっ飛ばしてくる。
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アス(2019年製作の映画)

3.5

『ゲット・アウト』の、催眠術で身体が沈んで行く描写には大変驚かされたのだけど、ジョーダン・ピールの今作にそこまでの驚嘆は無かった。

なんか惜しい!のひと言。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.2

観る人を選ぶこういう映画が本当に好きでたまらない。

タイツに両手を入れてパニックになるソフィア・ブテラがもう最高。

あとあの字幕の入れ方。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

テーマが重厚で、今の日本政府にメスを入れた製作サイドの熱意が伝わって来た。

パキッとした照明がテレビドラマっぽく感じてしまうが、それを上回るメッセージ。

『ペンタゴン・ベーパーズ』、『スポットライ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

こんなに笑えるコメディだとは思ってなかった。
『母なる証明』が僕はポン・ジュノ作のベストなんだけど、それよりも観やすい作りになっている。
最後までテンポ良く、この人しか考えつかない展開で、コメディーか
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

手に汗握る映画。本当に汗ばんでた。

マット・デイモンもいいんだが、
やっぱりクリスチャン・ベールが
『ファイター』超えの名演を見せてくれる。

息子とコースに座って語るシーンとか
泣かされる。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

IMAXで鑑賞。

貧富の差が広がった世界が、現実とタブって見える。観ている間は、ゴッサムシティーはどこにでもあるんだ、って思える。

毎度ホアキン・フェニックスを見る度にどんどん好きになっていく。こ
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