老さんの映画レビュー・感想・評価

老

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ピンポン(2002年製作の映画)

3.7

コミック映画化の最高峰。キャラクター再現度、カット割り、テンポ、原作からの取捨選択も素晴らしかった。
氾濫するコミック原作映画の制作者はこの映画を見て欲しい。

シングルス(1992年製作の映画)

3.3

90年代、グランジ、古着、ジェネレーションX。
ブームは商業に消費されてしまったけど、80年代とも2000年以降とも全く違う、気だるいが心地良い空間がこの映画にはあった。偽エディ・ヴェダーみたいなマッ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

インド映画って、やたら長くていきなり踊りだしたりするんでしょ?に対する回答。実際その通りなのですがこれが非常に面白い。インドでは映画が現代でも最強の娯楽として君臨しているだけのことはあります。3時間近>>続きを読む

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.6

ロビン・ウィリアムズやジェフ・ブリッジス主演の奇妙な縁で結ばれた友情物語。
テリー・ギリアムらしさ全開のファンタジーと現実の境目を幻覚として表現。
特に駅のダンスシーンを初めて観た時は映画がまだ終わっ
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ラストデイズ(2005年製作の映画)

2.5

話の内容はどう見てもあの人の事。遠くからのショットもあの人。近くで見るとコスプレした別の人。やりたい事はわかるが元信者としては複雑な気持ちで観たなあ。

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.9

それなりの数のロードムービーを観てきたがこれはかなり好きな作品。医学生が若さに任せて自由に旅をしつつ、自分の見た各国の真実の姿などからマルクス主義に傾倒していったであろう物語。美しい景色、心に残る音楽>>続きを読む

新Mr.Boo!アヒルの警備保障(1981年製作の映画)

3.6

やはり広川太一郎さんの吹き替えに尽きます。マイケル・ホイの口が動いてない時もずっと喋ってます。話は殆ど記憶に残ってませんが他のシリーズよりは面白かった気がします。その面白かった話がこの映画かどうかは分>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

3.7

年老いて馬に乗ることも出来ないのに絵になる男。それを撮ることを最初にやったのはやはり監督クリント・イーストウッドだった。この映画ぐらいから監督としても巨匠感出てきたよね

父の祈りを(1993年製作の映画)

3.6

実在の冤罪事件をモチーフにした映画。
イギリスとアイルランドの根深い問題をテーマにしてあるので重く暗い物語が続く。 少し雑な展開も見え隠れするがダニエル・デイ=ルイスとピート・ポスルスウェイト親子の胃
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.2

キレるマイケル・ダグラスの絵面だけで2時間引っ張る映画。公開当時もっとバカっぽい映画と思い楽しみに観に行ったが全然違いビックリした思い出。境遇が可哀想なのに可哀想にならない脚本は今思うと深い。
あとこ
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンを知るきっかけとなった映画。風変わりな登場人物達の家族愛の物語。今の作品よりはわかり易くて観やすいのだが何が恐ろしいってこの映画もう20年以上前なんだということ。

ユメノ銀河(1997年製作の映画)

3.7

夢野久作の少女地獄の中の一遍をほぼイメージ通りに(少し柔らかめ)に再現。浅野忠信と小嶺麗奈をキャスティングしたのは素晴らしいと思う、二人とも眼で表現するのが抜群に上手い。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.1

とりとめないというか噛み合わない会話、計算しつくされているのだろうが一見適当なカメラワーク、何もかもがお洒落すぎてコメディーで無くなってしまった映画。映画館で観た時と家庭で観た時の印象が物凄く違う事に>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

4.0

三谷幸喜脚本作品、お得意の笑わせて笑わせて最後にちょっと泣ける展開は何度観ても心地良い。「舞台でいいよね?」は確かにそうなんだけどお手軽安価に良い作品が観られるのだから、これは全然アリかなと思う。
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ザ・スパイダースの大進撃(1968年製作の映画)

3.0

WOWOWで昔やってたのを視聴、何作品かスパイダースの映画をやってましたがストーリーの違いは無かった印象。コメディの出来るアイドルといえばやはり順とマチャアキなんですね。

妹の恋人(1993年製作の映画)

3.6

登場人物みな優しい。この平和な世界に憧れて過去何度も鑑賞した思い出。ジョニー・デップは大作よりこれぐらいのスケールの映画に出てるのが1番好みかな。

変な家(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読、前情報一切無しの完全初見です。ミステリーを期待して観に行ったら出来の悪いホラーテイスト。驚かせりゃあいいんだろ的なお化け屋敷的手法。ご都合主義のストーリー展開、説明的すぎる場面転換の流れ、柚>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.4

ケビン・コスナー全盛期、この頃までは無敵感が凄かった。長尺の作品を作れる技量があるのは素直に凄いと思う。この作品でオスカー取りまくってからのポストマンは趣き深い。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

伏線回収といえばこの映画!だんだんパズルのピースがハマっていく感じが気持ちいいですね。ガイ・リッチーの出世作というか代表作!

裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.7

延々とボケを見続ける至福の時間。世代的に分かりづらいネタとかも多いですが、何も考えずに観られる映画は貴重。ヒロインがプレスリーの奥さんだとかレスリー・ニールセンの相棒がO.Jシンプソン等、色々な意味で>>続きを読む

愛が微笑む時(1993年製作の映画)

3.7

心温まるお話、優しい気持ちになれますね。RDJこの頃から演技上手すぎます。
日本のことはあまり好きでは無いみたいだけど日本人はあなたの事好きだよ。

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

説明不要の古典的名作。反骨精神旺盛だった若い頃ですら全てが完璧すぎて平伏した記憶が蘇る。プロパガンダ映画と揶揄されることもあるが、ただただイングリット・バーグマンは美しいしボギーは格好いい。

ブラス!(1996年製作の映画)

3.6

イギリス映画特有の暗さ。だからこそ音楽による高揚感が引き立つ。
よくあるストーリーだけどきちんと着地地点には問題提起も置いてくる。良作。

パワー・オブ・ワン(1992年製作の映画)

3.9

アパルトヘイト問題を真正面から取り組もうとしつつ青春物の側面を持たせようとして噛み合わなかった印象。素材は重めで展開はあっさり。若い頃のダニクレが観れる特典付き。
映像、音楽は水準以上で個人的には良作
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マン・オン・ザ・ムーン(1999年製作の映画)

3.6

炎上系YouTuberの元祖みたいなアンディ・カウフマンの映画ですが、憑依型ジム・キャリーの演技力の凄みとマイケル・スタイプの歌声で何故かちょっと泣ける感じの映画に仕上がっています。
関係性は不明です
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0

タランティーノの脚本とトニー・スコットの演出で魅せてくれる娯楽作品。
デニス・ホッパーとクリストファー・ウォーケンの絡みがあるのもポイント高し。噂されてるもう一つのラストシーンだったら+0.5点。

ライムライト(1952年製作の映画)

4.2

だんだんメッセージ性が強くなっていったチャップリンの後期作品だけど、この人の本領は切なさの表現の上手さなんだろうなと。
そう思うのは自分が歳をとったって事なのかな。

デッドマン(1995年製作の映画)

4.2

死生観を変えられてしまった作品、ニール・ヤングのギターがとにかく染みる。

天使の涙(1995年製作の映画)

3.4

ミッシェル・リーは本当にクリストファー・ドイルのカメラワークに映える。オムニバス系のストーリーも良い。恋する惑星よりはこっちが好み。

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

2.3

あの頃は良かったと言う人に見せたい、当時もこんなもんでしたよという映画。クロエ・セヴィニーいいよね。

Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

最近、手紙を書く機会があり思い出した作品。久々に観てみようかな、

三国志 完結編 遙なる大地(1994年製作の映画)

2.5

三國志の大まかな流れを知るには良い三部作、蜀贔屓過ぎるのはご愛嬌。

スティル・クレイジー(1998年製作の映画)

4.0

グラムロック版フル・モンティ。個人的こういう話の展開は好物なので高得点で。ビル・ナイ格好いいなやっぱり。

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.2

ダニー・ボイルとユアン・マクレガーの組み合わせではこの映画が一番好き。
良い意味で「らしく無い」です。

エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

ミニシアターの雰囲気がとにかく合う映画。この映画を観たためにエド・ウッドの映画を見漁った時期がありましたが、その時間だけは返して欲しい。

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