さっさんの映画レビュー・感想・評価

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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

是枝作品で主人公をはっきり殺したのは初めてのはず。遺された人たちじゃなくて遺して行く人に眼目が移ったのは画期的、かも。田中裕子の致死性。水商売への偏見はどこかで掬って欲しかった気も。

誓いの休暇(1959年製作の映画)

4.5

ソ連映画のクロースアップは古典ハリウッドより一歩近い。
直球のボーイミーツガールで刺さった。宮崎駿が好きらしいけど女の子がおさげ髪で黒ワンピで彼氏の外套と軍帽着て兵士に変装したりするあたりがすごくそれ
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ひとりで生きる(1991年製作の映画)

5.0

超絶傑作。天使に見放された少年の地獄堕ち。火だるまで逃げ惑う鼠たち。ロシア極東の対人関係ぶっ壊れてて最高。

マリア・ブラウンの結婚(1979年製作の映画)

5.0

ハンナ・シグラ様が無茶苦茶カッコいい。爆発の中で結婚して爆発で終わる。

(1926年製作の映画)

4.5

エイゼンシュテインもだけど官憲の市民に対するオーバーキルがもの凄い

新座頭市物語 折れた杖(1972年製作の映画)

4.5

老婆が吊り橋から突然落下するオープニングからして凄い。つげ義春感のある夏の大気。画面=人間たちの側をただ走り抜けていく子犬。『続・荒野の用心棒』な手の損壊。◯精もショッキング

ドクトル・マブゼ(1922年製作の映画)

4.5

4時間ずっと催眠術と謀略で頑張ってたのにラストは完全に『暗黒街の顔役』な大火力戦になっててとても良かった。

カビリア(1914年製作の映画)

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ポエニ戦争。マッチョ。モロク神の神殿とかアルキメデスの反射鏡とかがすごい。グリフィスに比べるとデクパージュがない。夢の光景さえ寝姿と同じ画面に映る。

シャドー(1982年製作の映画)

4.5

偏見だけど最近の映画の登場人物は罪悪感とか責任感を背負いすぎなのでアルジェントの映画みたいに友人が惨殺されても「何だって⁉︎」くらいのリアクション(むしろ嬉しそう)で済ませていきたい。

あと玄関に変
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雪之丞変化(1963年製作の映画)

4.5

完璧紙芝居。べらんめえ口調の山本富士子が好き

ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年製作の映画)

4.5

やはりフライシャーはおっさんの願いを叶えてはくれないのか(シーゲルはわりと叶えてくれる印象)

結婚(1993年製作の映画)

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清順編のみ。三階建てのセットが二棟あったりして技術的にはものすごいけどバブリーな無神経さの残滓みたいなノリがキツかった。楽屋の鏡トリックはたぶんターミネーター2の応用

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