しゅーとさんの映画レビュー・感想・評価

しゅーと

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パプリカ(2006年製作の映画)

3.4

眠いときに見てたので、理解はあんまり。
刑事の持つトラウマってそこまで重度のものなのか‥?
精神治療のを受けた人間が治療者に惹かれてしまうというのは、フロイトのエピソードを想起させられた、ナイチンゲー
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羅生門(1950年製作の映画)

3.7

作業しながら鑑賞。
殺人事件に関する証言が噛み合わない。何故なら人は都合の悪い事実を隠し、都合の良い嘘なら自分の嘘も信じるからである。
太宰治が恋愛の話を嫌う理由に、「人は恋の話を自分に都合が良いよう
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

作業しながら鑑賞。
社会的地位が低い・養う家族がいない・恋人もいないせいで生きる意味を見出だせない弱者男性が女に縋ることで救いを求めようとする。しかし拒絶され、憎しみや孤独感から暴力行為によって自己を
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

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前作の構成が『エヴァ序』のテンションだったから『破』を予想して見に行ったら、『Q』&アニメ版最終話を提供された気分。

幾原、あれはどういう意味だったの‥?まだまだ自分の啓蒙が足りてないなぁと思いまし
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トップガン(1986年製作の映画)

3.3

21世紀生まれのクソガキには良さが分かりませんでした。

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.8

和製マクベスこと『蜘蛛巣城』。
A24の『マクベス』は白黒だし、この作品をだいぶ意識しているように感じる。

マクベスと違う点として、最後は味方から矢を射掛けられるという展開だが、安全性を無視して本当
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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前半はエンジンかかる段階だから評価し難いけど、「ノルニル」を映画館で聞けるだけで満足。

後半はこどもブロイラーの描写がとにかく楽しみ、多蕗の幼少期エピソードがピンドラの中で1番好き。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

良くも悪くもオタク向け映画、オマージュの元ネタ知ってると物凄く楽しめる。ウルトラQの怪獣とかチョップで手を痛めるウルトラマンとかヒロインの巨大化とか、竹野内豊とか。

山本耕史のメフィラスがとにかくハ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.3

高野麻里佳いるし、主題歌ジェニーハイで、アニメがテーマだからそれだけでも及第点だったが、期待値を大きく越える内容だった。

アニメが誰かの孤独を癒やし、理解者になってくれるような作品になるため製作陣が
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.6

拗らせ女性研究員に理想のパートナーを模したアンドロイドが届けられる話。
主人公の考えに一貫性がない&変化しないのが気になった。

既存のパラダイム(子を産まないと幸せになれない、アンドロイドに人格は
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マクベス(2021年製作の映画)

4.0

記念すべき初映画、新年から見る主君殺し、政治闘争たまらなく良い。

やっぱり中世を舞台にした作品って、身内同士の骨肉の争い(父殺しだとなお良い)、主君殺し、裏切りがあってナンボだよなーって気付かされた
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.1

超優良なエヴァの2次創作、エンタメ化に成功したエヴァという印象、つまらない訳がない。さすがに寄せすぎ感は否めないが‥。(「死んじゃダメだ」は反則でしょ)

乙骨くんも真希ちゃんも過去に対してトラウマな
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.3

まず前提となるのは、この話は感動ミュージカルでは決してないということである。

「僕は人のできる最も最低なことをした」と最後にエヴァンが言ったくらいだし、最終的にコナーの遺族も被害を受けているので、「
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

4.0

孝心、教養がない「ゆたぼん」が人形劇の一座に拉致られ、怪しいビジネスに騙され、木に吊るされ、ロバにされ、サメに食われた後に「真人間」になる話。

「学がなく、親に背く子は悪い子になる」というコオロギの
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

『千と千尋の神隠し』に奴隷制の血生臭さを混ぜたような話。
現代まで続く黒人差別がメインテーマとなっていながらも説教臭さがあまり無く、エンターテイメントに昇華出来ている点は良かった。

まあただ焼却炉や
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.1

横溝正史作品の見どころは発見遺体のバリエーションの豊かさなんだけど、有名な湖で逆さに刺さってる死体が芸術点高すぎる。

色彩やカメラワークが今の邦画よりも優れているように感じる。

金田一は謎を解くこ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.2

ニセ字幕動画で有名なやつ。

善悪二元論が受け付けられないせいか、バットマンの行動の正当性が一ミリも見出だせなかった。エゴや偏った正義観で行動しておいて、「ダークナイト(笑)」を名乗るのは中学2年生ま
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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.2

前からずっと見ようと思っていた作品、自爆テロ実行を命じられたパレスチナの二人の若者の話。

自爆テロと特攻はやはり同じであるという結論に至った。覆せない状況の中で敵に一矢を報いるためには捨て身の殺人し
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.8

世界チャンピオンと試合するチャンスを得た途端、周りがその栄光にたかろうと「協力する」と言い出すのに対し、ロッキーがブチ切れるシーンが良かった。
自分では大したことを成し遂げられないがために、他人の挑戦
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.8

今はなき清水富美加を拝めるという意味でも有意義な作品、マーベル作品よりは好き。

とくに書くことが無いほど内容はない。

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.9

ウィル・スミスがゾンビ相手に無双する話。

愛犬のくだりが泣ける。小1の頃見てめちゃくちゃ怖かった記憶。

アメリカのワクチン陰謀論の元ネタの一つがこれなの面白い。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

自治が盛んであることや男子校であることなど、母校と似ている点がそこそこあったので親近感を感じつつ楽しめた。

内容とはあまり関係ないが、制限選挙から自由選挙に移行したのは本当に失策だと思う、普選運動を
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リング(1998年製作の映画)

3.6

貞子より殺された人の顔のほうが怖い、びっくりさせてくる系のホラー要素がないのはありがたい。

やっぱホラーは人が死んでナンボだね。

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

3.7

綾野剛演じる戌亥が好きで、喋り方真似てた時期ある。

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

2.7

台湾原作の恋愛青春ものを日本化した作品だが、上手く移植出来なかった感が否めない。主人公の山田裕貴がとにかく全裸になろうとするのが不快だった。

第一志望落ち私文進学の主人公が、医学部進学のヒロインと結
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.0

北アフリカ戦線で隻眼、隻腕になったナチス将校が、ヒトラー暗殺を企てる話。

人物がマイナーすぎるし、裏切り者を英雄化するのは無理があるし、なんでトム・クルーズ起用した?

賞狙いの作品なので好きじゃな
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.0

劣化版かつ聴覚版『ドント・ブリーズ』。登場人物全員のアホさにイライラしていたが、ギャグ映画として捉えると寛大な心で楽しむことができた。

ターゲット側に聴覚障害というハンデがあるのに、あそこまで殺しそ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

こちらも大衆受け作品であることには変わらないが、○海誠とは違いマーケティング特化していないので、そこまで嫌悪感を感じなかった。
映倫対策なのか、テレビ放送よりグロ描写少なめ、こちらの方が見やすい。
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.6

アホ過ぎて半分も理解出来なかった。

他者からのイメージで作られた虚像の「私」と現実の「私」に齟齬が生じることで、自己認識が狂っていく。
これまでの職場(居場所)を失い、仕事仲間を失い、家も落ち着ける
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

なんか最近エヴァ観てた自分に不快感というか嫌悪感を感じるので、もうあまり観ないと思う。

解釈巡って喧嘩になったの、今思えばアホだったね。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

『gta』の世界観を踏襲しただけかと思っていたが、実際に見てみると『フォートナイト』や『シムシティ』等色んなゲームがオマージュされていて制作陣のゲームに対する愛を感じた。
創造主に都合良く扱われていた
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ユメ十夜(2007年製作の映画)

2.6

夏目漱石の短編小説『夢十夜』を映像化したものなのだが‥、意味不明。

夢ごとに担当している監督が好き勝手に作っているので、一貫性がない。
夢を見た主体は漱石であるのだから、10個の夢にはある程度の統一
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.2

同じufotable制作の鬼滅の刃を見てたら思い出したので記録。

三部作のこの作品だが、中編の良さがオチで消されてしまった感が否めない。そもそもこの「桜ルート」というのは他のルートとは異なり、救いの
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BUNGO 日本文学シネマ(2010年製作の映画)

4.0

『富美子の足』のみ鑑賞、足フェチの金持ち爺が加藤ローサに顔を踏まれて息を引き取るシーンは涙なしには見られなかった。

純文学の映像化という珍しい作品だが、原作の良さが残っていて楽しめた、高校で観た記憶
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鬼滅の刃 兄妹の絆(2019年製作の映画)

3.7

トレンド作品を見ずにオタクを名乗るのは老害な気がするのでやむを得ず視聴。スト缶と倍速を用いてようやく見ることが出来た。

初め一家皆殺しされた時、クマの話みたいだなーと思った、三毛別羆事件みたいじゃな
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