もう何十年振りでしょうか、久しぶりに見ましたが、輝きの色褪せなさが却ってグッと迫ってくる、そんな作品です。そう、輝いているんです、汚い街のそこここで、ちょっと風変わりな恋する主人公たちが、みんな。
み>>続きを読む
久々の鑑賞、安定のウォン・カーウァイ。
ひりつくような愛とそれ故の憎しみ、日々の営み、煙草。この監督の作品は説明的ではないので唐突に思える展開がありつつも、それはつまり剥き出しの感情の表出に過ぎなくて>>続きを読む
重層性・芝居・カメラワーク・モノクローム、どれをとってもいい。美しく、説得的で説教臭くなく、シンパシーの落涙が途中でもしばしば訪れるこの作品は!!
世の中に或いは絶望し、或いはシニカルに向き合う子ども>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とにかく音楽がいい!知らないアーティストでもすごいパワーを感じ、純粋に"いい"と思えます。
そしてファッション。60〜70代の色彩とシルエットの美しさよ!
作品のテーマとしては、公民権運動下でウッド>>続きを読む
まずもって目に美しい秀作です。衣装も建物も食べ物も。
18世紀の舞台設定で1980年代の音楽に乗って踊るアナクロニズムは、後年のグレート・ギャツビー(ディカプリオ主演)に通底し、違和感なくハマってます>>続きを読む
非常にいい作品でした。
子ども・母親・父親それぞれの立から、カトリックとプロテスタントの紛争とその対処が濃やかに描き出されています。
ミクロな視点から時代背景と社会問題を逆照射するのはケン・ローチのア>>続きを読む
最初からノスタルジーを喚起され、ジェッツの歌から早くも涙ぐむ。そして、絶対的な価値としてマリアが非常に可愛い。
また、この時代に敢えて有色人差別的な用語を避けなかったのは称賛に値する。その故に時代背景>>続きを読む
ミニシアターエイド基金のサンクス上映にて、シネマヴェーラ渋谷にて。
映画としてのエンターテインメント性と政治・時代背景、ロマンスとアクションがキレイに混ざり合っている秀作。
分かりやすいけれど、音楽>>続きを読む
有名な俳優ばかりではないが芝居がわりと上手い。
で、やりたいこともわかるんだけど、けど、という感想。
表現力とか、構成とか設定とか、今後詰めていけるといい作品が生まれるのではないでしょうか。
三浦透>>続きを読む
色々な社会的制約の中で生きてるわけですよね、人は。本作では、経済条件や社会的地位のコントラストを際立たせることで、それぞれの立場での制約と制約との向き合い方(闘い方ではなく)を丁寧な描写で描き込みます>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
実話原作のパワーを感じます。
仕事もプライベートも擲って親友夫婦のために(ニコルの死後もだからマットのためなのか?)闘病生活を支えるデインと、原作となった作品にデインの献身を刻んで応えるマット。
ドア>>続きを読む
二階堂ふみを活かし切った作品。浅野忠信と対等に渡り合っているんじゃなかろうか。
登場最初の野暮で引っ込み思案な優しい子どもから、ラストの毒気まで、同じ人がこうも変わるのかという空恐ろしささえ感じる(=>>続きを読む
これも二階堂ふみハマり役
あどけなさと妖艶さがくるくると入れ替わる
文字でしか表せないはずの世界が映像で現出する
二階堂ふみの魅力が全開の作品。
原作の手塚治虫らしい、どこか懐かしい近未来感(そして少し頽廃的なそれ)がしっかり香っている。