gingerprinceさんの映画レビュー・感想・評価

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バトル・オブ・ポイントマン(2018年製作の映画)

4.5

簡単なようでいて、実は戦勝国の罪は深い。そんな点をはっきり出してくれた映画。見て得したなあ、と思わせられた。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.5

あまり売れた映画としての記憶はないが、とてもよくできている映画。どんでん返しも、ありきたりなサスペンス、推理ものをはるかに超える。ジェイク・ギレンホール、ヒュー・ジャックマン、テレンス・ハワードら、俳>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.0

長い。ひたすら長い。その長さが必要だったかと問われれば、それは否と答えざるを得ない映画。ただ贅沢な映画を作ることができた時代である、というだけで、贅沢な映画と言えるかもしれない。ジェニファー・コネリー>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

見るべき映画。個人的には、高校生のときにデートで見た「愛は静けさの中に」のマーリー・マトリンとこんなところで再会、しかも予告編も見ているのに、知り合いに指摘されるまで気づかなかったことを恥じている。個>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

だいぶ前に見たのに、書いていなかったことをニュース見て思い出した。ホアキン・フェニックスの怪演。彼は二枚目より、こうした突き抜けた役ができる素晴らしい俳優。終わり方はともかく、途中にはスッとさせられる>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.5

痛快。シルベスター・スタローンやブルース・ウィリスが主役を張ってたら陳腐なお話になってしまうところ、謎のおっさん、ボブ・オデンカークが主人公で、話がどちらに転ぶのか分からなくなる。格闘シーンは非常にリ>>続きを読む

ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

4.0

彼の正体は善人なのか、悪人なのか。誰が生き残るのか。二度、三度と裏切られるところ、不安定なところはよくできていた。終わり方がフツーだったのが残念。

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.5

トップガン旧作を見たついでに、久しぶりに見た。ニコール・キッドマンが初々しい。もちろんトム・クルーズも。ロバート・デュヴァルは既におじいさん然としていたが、ラストシーンのダッシュは速い!w NASCA>>続きを読む

INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

4.2

期待感ゼロで見て、意外によかった。女性の強さがほぼ無理なく描かれている。あえて言えば、片腕のダメージがちょっと都合良すぎるくらいかな、不自然なのは。ヘルムワース、意外にちゃんとしてるじゃんという驚きも>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

前作を初日に映画館で見た。その記憶が曖昧なまま、封切り数日後に今作を映画館で見た。よかった。最初の音楽と、ロールの文字にやられる。ジェニファー・コネリーは前作に出ていたのか?メグ・ライアンは出てこない>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

頭空っぽで見ることができ、勧善懲悪で、ちょっとドロドロ・バラバラ。時々見たくなる映画のタイプ。マーゴット・ロビーの純粋なヒロイン役はあまりよくないけど、ハーレイ・クインは前作からハマり役だと思う。キン>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

後味の悪い、しかしいい映画だった。日本にどれくらい、このような子供がいるのか。本当に救われなければいけない対象だと思った。周平役の奥平大兼はうまい。似たテーマの映画の柳楽優弥以上かもしれない。長澤まさ>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

古いけど、古くない。昔はワルだったとしても、その周りの悪意が凄まじく、意図しない方向へ連れ去られていくストーリーは今も色褪せない。最近はお爺さん役ばかりになってしまったが、アル・パチーノは脂の乗った頃>>続きを読む

愛の部屋、裸の2日間/朝までの二夜(2015年製作の映画)

4.5

タイトルから、あーん、という映画かと思いきや、精神的に、比喩的に、徐々に互いの素性が明らかになるという意味で、とてもよかった。ともに知らない俳優で、ストーリーがどちらに転ぶのかも全く想像させない不思議>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

瀧内公美は眼力があっていい俳優だと思う。「火口のふたり」で知り、この映画に出ると聞いてすぐ見たかったけど、地元でやってなくて結局、2021年最後の映画になった。余談はさておき、映画はよかったと思う。結>>続きを読む

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.0

どこまでが実験で、どこまでがリアルなのか?シリーズものの第一作を見ただけでは、この後、どこに向かおうとしているのか全く分からない。スターリン時代の怖さだけは伝わってくるけれど。第二作を見る機会が果たし>>続きを読む

はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

政務調査費の使い道のデタラメを暴いたのはもちろん意味があること。ただ富山では、未だにこんなことが許されていたのかと。東京を始め、こんなに分かりやすくて杜撰な不正は10年以上前になくなっており、富山にい>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

4.5

史実の重さ、凄さがもちろん前提としてあるのだけど、ハラハラドキドキが最後まで維持されていて、いい映画だった。高評価を事前に聞いていて、それでも裏切られなかったのは久しぶりだったかも。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

4.0

分かりやすく、かつとんでもないルールであるのにもかかわらず、今の銃社会の米国でこんなルールがあってもおかしくない怖さがあった。単なる風刺、アクションものというだけでなく、ラストまできちんとストーリーを>>続きを読む

燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版(1973年製作の映画)

4.0

傑作。子供の頃、テレビで見たのが最初で、今まで3、4回は見たかもしれない。古い映画だけにいろいろな粗さはあるけれど、ブルース・リーの存在感と悲しい顔は、アジア人の凄さを世界に知らしめてくれたのだと思う>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

信頼できる目利きから勧められ、しかも「半地下の家族」を見た直後とあって、ふだんあまり見ない韓国映画をまた見てしまった。面白い。半地下にも出ているソン・ガンホがいい味を出している。彼の国では、本当につい>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

本当によくできた映画。ストーリー展開からエンディングまで全く読めず、とても楽しめた。韓国の超富裕層の住宅と、貧しい人々の街との対比が素晴らしい。韓国映画をわざわざ選んで見ることはないが、この映画はとて>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.5

よかったなあ。実話をベースにしながらも、映画としての面白さを維持できている。米国での真の権威、その犯罪に立ち向かうボストン・グローブの調査報道は、ほかのどの「調査報道もの」の映画を上回る。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

何度見ても素晴らしい。アメリカより欧州が遠かった時代、これでイギリスの雰囲気を掴んだつもりになっていた。我慢できないほど汚いシーンがあるが、それを割り引いても、自分の青春時代を代表する作品だし、より多>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

1.0

原作とは全然違うし、リアリティが全くないし、それでいて、望月某や前川某が画面に出てきてリアリティを出そうとしてる。どんな角度から見ても最低の映画なのに、何でこんな作品が賞を取るのか全く意味が分からない>>続きを読む

実験室KR-13(2008年製作の映画)

3.0

実話なら本当に怖い、という1点だけ。あとは何だかなあ、という感じでした。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.0

奇跡的なラグビーワールドカップの話。期待値が高かっただけに、ちょっと単純すぎてがっかりするところも。2010年南アフリカワールドカップの直前に公開されたのはタイミング良かったよね。サッカー版インビクタ>>続きを読む

マイナス21℃(2017年製作の映画)

3.0

シチュエーション・スリラー。誰でも陥りかねない恐怖、そんな条件をそろえて、しかも主演はジョシュ・ハートネット。主人公が最後まで生きているかどうかドキドキする。いろんな好条件をそろえながらも、何となくも>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.0

幸運にもロードショー前の試写会で見ることができた。豪華俳優陣、調査報道ものの期待は高かったが、ぼんやりとしたストーリー展開。この映画を見ていた友人は絶賛していたが、内情を知っているとそんなに感動できな>>続きを読む

フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.5

タランティーノ人気が全盛の時に見て、マドンナが出ていたりしてそこそこ楽しんだ記憶があったのだけど、今見るとイマイチ。そもそも難しいオムニバス形式で、それぞれが食い足りないまま終わる感じ。

ズールー戦争/野望の大陸(1979年製作の映画)

3.5

英国がボロ負けした史実を元にした映画。結末を知らなかっただけに面白さを感じた。ついでに恐怖も。ブラックホークダウンの古典のようでもある。近代戦ではありえないが、中途半端な重火器レベルでは太刀打ちできな>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

3.5

この映画が大好きで、自らをキャメロンと呼ばせる人の勧めで見てみた。おもしろい。単純なストーリーはお約束で、ドリュー・バルモアのプルンプルンなカンフーがより笑える。ET時代は想像もしなかった姿。ボスレー>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

マンチェスターと聞き、ユナイテッド、イギリスの都市を想像してしまったのはご愛嬌。アメリカの片田舎にどこでもある話を淡々と描いていく。ケイシー・アフレックはこういう役が向いているんだろうなあ。さえない日>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

コーエン兄弟らしい、グロテスクな笑いとほのぼのさを交えた造り。さすがに妊婦の幹部警官はないんじゃないかとか、いろいろ思うが、出演者がそれぞれの味を出し切っている。スティーブ・ブシェミは向こうの人の誰が>>続きを読む

マンデラの名もなき看守(2007年製作の映画)

3.0

有名な話でもあって、ゆっくりと見せた感じ。映画だけ単独ではちょっときついかも。あくまでも実エピソードの重さがあってこそ、という感じ。

マルタの鷹(1941年製作の映画)

3.5

「探偵はBARにいる」など、私立探偵ものはいくつもあるが、これがベースだったのでは、と思わせられる。捜査当局が私立探偵に頼ることなど実際にはあるわけないのだが、それを割り引いても、テンポの良さ、かっこ>>続きを読む

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