Paoさんの映画レビュー・感想・評価

Pao

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

初日IMAXで鑑賞。
良くも悪くも現代、より明確に言えば「戦後」の根幹を決めた一場面であり、その当事者の物語。

実はクリストファー・ノーラン監督作品を映画館で観たのは初めて。米国公開前から友人と切望
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

オリエント急行(1作目)よりこちらの方が好み。

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.4

ウォッチパーティで友人たちと鑑賞。まず見やすい。ストーリーに集中して欲しいのか分からないが画角やカット割が広い視野になっているためストーリーに集中しやすかった。

ミステリーは全くの初心者のためラスト
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

スマートに、正確に戦争を伝えることは多くのクリエイターができる。
でもノーランはそこに「重さ」を乗せることができる。

息つく暇も無いほどの緊張感。飛行機が飛ぶ音や船が沈む圧迫感。銃弾が金属に当たり穴
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

娯楽作としての出来は良い。てか、普通に面白い。確かに序盤にもうひと盛り上がりあると良いかもなぁと思わなくもないが深夜に友人と見るには最適。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

恐らく初めて映画のチョイスを友人に委ねた。来月閉まるミニシアターに行った事がないというので誘ったついでに好きなの選んでいいよと言ってみた。友人が選んだのはPERFECT DAYSや哀れなるものたちでは>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.4

アクション映画から現代アートへ
何かと観に行けない理由を付けて映画館に行かなかった自分を殴ってやりたい。素晴らしい!!素晴らしいです。できるなら時間を巻き戻してIMAXシアターに飛び込みたい。
これこ
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意表をつくアホらしい作戦(2018年製作の映画)

3.4

事前に雑誌や主人公について知っていればもっと面白かったはずだし内容も入ってきたはず。何でもありな時代のお話でした!とだけなってないところは良かった。驕らないで生きようと改めて思ったよ。
ともあれラスト
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

結構難解な作品。単に「死」をテーマにした作品かと思いきやアメリカ風刺が効いている。同時に現代社会が持つ得体の知れない恐怖を描き切っている。情報、大衆、メディア、消費社会。特にパンデミックは僕らに降りか>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.7

別の方のコメントにあったがどことなくロイヤルテネンバウムスっぽさはあった。歪な親子関係が歪ながらも前に進む。苦悩も葛藤も憎しみも自分だけのものじゃないんだということを認識できる。
親子って複雑なようで
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

アダムドライバーのダメ男っぷりが最高に良くて。相変わらず辛いときにとても辛そうな顔をするのが本当に好き。
会話劇としての面白さもありながら常に考えさせられる。結婚とは、それは愛なのか、もしかして信頼と
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アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー(2022年製作の映画)

3.2

月面着陸に関する出来事より60年代のアメリカ生活を見ている感じ。
60年代のアメリカ(特にフューストン周辺)の空気感を学ぶ意味でも面白い。しかも子ども目線で。ここから伝わって来るのは未来への希望と科学
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.0

とんでもない豪華俳優陣を出演させたとんでもないバカ映画。狙ってやっているにしても狙いすぎって感じ。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.4

東京がTOKYOに見えた。僕らが映画でニューヨークを観るとき、彼らも映画でこんな風にTOKYOを観ているのかもしれない。ネオン街ってこんなに素っ気なく撮れるんだと思った。
スカーレットヨハンソンが美し
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

10代で観たかった。
そんなに上手に生きられてないよ。なんで周りの人たちは平気な顔して生きていけるのか今でも不思議だ。


予告を見た時点で好きな映画と確信。知り合いに聞くと傑作と言われたので先程劇場
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

11月8日友人と鑑賞。
ゴジラが出ているシーンはすこぶる良かった。全て素晴らしかった。ゴジラの大きさがとても分かりやすく生々しい。特に序盤の水中シーンは緊張感がありとても素晴らしいシーンだった。シンゴ
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5

Netflixウェスアンダーソン短編四部作の中では1番ハマらなかった。とは言え独特の世界観は健在でテンポの良い作品である。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

濃い。濃厚だ。カルピスの原液のように濃いウェスアンダーソン作品を見たいのならば持ってこいの作品。ウェスアンダーソンに理解がある人間ならば嬉々として見れるだろう。そんな私はと言えば・・・嬉々として見てし>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

なるほどそういう視点で描いたかというのが第一印象。チャーチルの決断もさることながら周りの人間の視点をたくさん入れながら葛藤を描く。議会、国民、家族、秘書、そして一個人。誰もが国を想い、自分なりの最善を>>続きを読む

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.0

SFではあるもののアート系のような感覚で鑑賞した。珍しく寝落ちしそうになってしまった。単調かつセリフが少ないので眠くなる。就寝前の鑑賞はオススメしない。むしろ睡眠導入剤としてはアリ。かと言って日中観る>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.2

ロードムービー。開放的な、『自由な』アメリカで自由を追い求めるお話し。激しいカット割りとルート66をクルージングするハーレーのバランスが良く名作である理由は分かった。
この映画、公開が70年ということ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.6

友人たちと鑑賞。初めて見る今敏作品。見よう見ようと思ってタイミングを逃して結局見れなかったためやっと見れたという感じ。予告も見ていないし、ざっくりとしたストーリー(文庫本の裏表紙)くらいの情報量で見た>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

当時映画館で鑑賞。基本的にデイビッドボウイのHeroesが流れる映画は良い映画率が高い。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大学のウェスアンダーソン好きの友人と一緒に鑑賞。

「君の人生に意味はないかもしれない。ん?まぁまぁ落ち着いて。大丈夫だ。問題ない。完璧さ。君はそのまま生きていけば良い。」と最後の最後に言われた感じが
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

あまり前半覚えていないが重たいアクションがとてもいい。BGMがないアクション描写がその重たさをより際立たせている。スタイリッシュさではなくより生々しい戦闘描写が好き。

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