おからさんの映画レビュー・感想・評価

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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.5

ピエタってそういうことか……展開は途中で読めちゃったけど、なんとも残酷で哀しい結末を選んでしまうの…

愛を知らずに30年生きた男が、母の愛に触れてコロッとマザコンになってしまう流れか急過ぎて違和感あ
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アジョシ(2010年製作の映画)

3.2

髪ボサボサ片目しか見えない黒スーツで殺しまくるウォンビンかっこいい。もち短髪ウォンビンの殺伐した面持ちと純粋な瞳のアンバランスとか、最早かわいい。

ヒロインの女の子とどんな関係かと聞かれて
「隣のお
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薬指の標本(2004年製作の映画)

4.0

薬指の標本……まるで標本箱の中身のような空気が漂う。湿っぽくて、仄かな死の予感と、白い官能的な雰囲気。如何にもおフランスって感じ…トレボン‼︎
足を侵食する赤い靴に地下室の密会、音の標本、静かな林の中
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.1

あまり評価高くないから油断して観たんですけどこりゃすごい…美しく鬱くしい……タルコフスキーのような詩的な映像
鬱の描写がとてつもなくリアル…鬱を理解できない人への入門編としてもいいのでは。
キルスティ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.3

最高にクレイジィ〜な映画…
ファンタジーなようで現実世界にあり得そうな気味の悪い現実味。
結局人間じゃなくて犬だったんだなみんな…

草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

観るだけじゃなくて想像する映画…忘れられた幸せ。台詞もお父さんのブーーーンくらいしかない。草原、太陽、月…自然と溶け込む人間の生活。タルコフスキー的な空気を感じる。いい感じの眠気。

ラストはなんとな
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

4.2

すごい映画を観た……

畳み掛ける絶望、吐きたくなるほどの不安や焦り……心理描写…時間軸や空間をとびとび、一人一人の感情を描いてラストシーンに持ち込む手腕にもってかれる
イーサン・ホークの不安に怯えて
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.8

まるで飛び出す絵本!次は何がくるのかとワクワクした…3Dで観てみたかった
賢い子供が狡い大人を撒き散らす系の話かと思ってたけど、T.S.くんの寂しさや不安や孤独も描かれてて人間味溢れてて全体的にほっこ
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クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

3.8

キャバレー文化の芸術化。想像力と表現力と曲線美の静かなる爆発って感じ。パリ行きたい。

エロとエロスは違うから…違うから…

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

SF×タイムトラベル×精神病院×世界滅亡
ブラピがイカれてる。演技素晴らしい。コミカルでスチームパンクな現実世界と現代的な非現実世界…そこらへんごっちゃになって不安的な気持ちになる。しかし世界はかくも
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.2

盛り上がりはないけど、料理好きなら観ていて楽しい

エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.6

波の音。少年と女。潰れたヒトデ。無表情の看護師。シュールレアリズム的な建物。緑の靄のかかった病室……
気ッ持ち悪い、でも妙に心地よい悪夢の映像化って感じ。
難解というか、理解する必要はないんじゃないか
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.6

ラストの、夜が明けて希望の朝…ってよりは、夜が明けても地獄は地獄、生き延びて迎える絶望の朝って感じだった、個人的に。

暗い日曜日(1999年製作の映画)

4.1

男は女に、女は時代に翻弄され…てやつ
ラストが衝撃で変な声出ました。イロナさん美しい。飾らない美しさ。歌声も甘くて素敵。


Gloomy Sunday聞くとたまに死にたくなるから気をつけよ

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.8

芸術が倫理を越えた…頽廃的で狂気的て前衛的な何か。愛?依存?的な何か。
支配に安堵する男と支配されて安堵する女。ダダイスムの映画。
とにかくシャーロット・ランプリングが美しい…ヒィー…上半身裸にサスペ
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