しぶけんさんの映画レビュー・感想・評価

しぶけん

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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.8

1人の女性のために自分を作り、世界観を醸成する。その真っ直ぐさといい執着さともいえるものを備えた男性は彼を除いて他にいるだろうか。改めて何かのために努力することのかっこよさを感じた。

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

ストーリーとしては単純ではあったが、極限状況に置かれた場合の人間の在り方や叡智を結集した取り組み、人を信じる気持ち等大切なことを改めて考えさせられる映画だった。

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.8

小さい頃から自分にとって何が正しくて何が正しくないのかを考えることの重要性を主張した作品であった。どの年代層においてもこの作品を見る見応えはあると思った。一方で作品の延長線として、保護者との対立や子ど>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.7

学校社会で起こり得る問題を鮮明に描いた作品であった。正義と嘘の混在、しかしそれらは誰かが悪いわけではない。組織としてどのように円滑かつ良好に進めていくために必要な各々の意見である。

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.8

主役の思想にフォーカスした作品で面白かった。一方で、最初の囲碁の話などちょっと長すぎた気もした。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

自然と人間、組織と地域、上司と部下のように二項対立の構図で描かれていて非常に面白かった。最後の終わり方だけ分かりにくい部分があった。

関心領域(2023年製作の映画)

2.0

ストーリーや場面がコロコロ変わり、最終的に伝えたいことが何なのか分かりにくかった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

エンターテイメントとして面白かった。伏線の張り方から展開、そして最後のオチまで含めて。

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

笑いあり、想いあり多様性が叫ばれる昨今の世論において改めて考えさせられる作品であった。一般的な民主主義のもとではマイノリティは排斥される。しかし、民主主義の形が変容してきた近年においてはその主張が覆る>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

鈴木亮平の演技が素晴らしかった。愛とは何か、人のために尽くすとはどういうことなのか、そしてそれはエゴであるのか、劇中常に考えさせられた。仮にそれがエゴであったとしてもそれは自分の信念であり、いわゆる一>>続きを読む

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.7

1人の少年の目の前の不条理と向き合う葛藤を描いた作品。自分の考えを捨てきれない若い少年の姿と過去の自分の姿を投影してみると面白いかもしれない。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグの過去と家族の人間関係像を描いた作品。心温まる一方で家庭の中のいざこざが巧妙に垣間見られる非常に面白い作品である。

神回(2023年製作の映画)

4.0

同じシーンの繰り返しの中で一人一人の人間の異なる感情を読み取ることができる非常に面白い作品である。タイムワープという一見ありきたりな内容をここまで広げた意味を持たせることができる作品は稀であるように感>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

話の構造が前半と後半で異なり、映画を2回みた気分になった。また、バトンの意味が最後にわかるというロマンチックな展開で面白かった。

キネマの神様(2021年製作の映画)

4.0

一言で、本気で惚れた人間に対しては、どんなことをしてでも手助けをしたいという心情が素敵だと感じた。また、登場人物の個性がそれぞれ際立った作品であり、情けないけど人間味のある主人公、誠実に自分の夢を叶え>>続きを読む

昼顔(2017年製作の映画)

4.0

よくある不倫映画の一つだと思う。しかし、その時の感情を克明に描き、どうにもならない溢れる気持ちを海汗やホタルなどを利用して繊細に描いているところが素晴らしいと思った。人を好きになってしまった以上、どう>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

ちょっと思い出しただけ。まさに、題名通りの映画であった。人それぞれ異なる思い出、それがなんであろうとかけがえのない生きた証であると感じた。

怪物(2023年製作の映画)

4.2

一言でいい意味で裏切られた。ごくありふれたシングルマザーの家庭と小学校の関係性についた物語だと思っていたが、親や学校の事情とは別に自分たちで喜びを見つけ出そうとする純粋な小学生の好奇心が最後に読み取る>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

高齢者の政策的自決を取り扱う政府が存在する世の中が仮に生まれるとするのであればゾッとする話であり、しかし一方で高齢まで生きる目的は果たしてあるのかと問うたら必ずしもはい、とは言い難いと多くの人が思うか>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.8

俳優陣の豪華さ、演技力が素晴らしかった。内容として一貫性があり、面白かったが幸せなことに自分は差別されうる環境に身を置いたことがないため、想像力を働かすのが難しかった。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.7

職場関係、男女関係、日常の楽しみ等淡々と日常の風景が描かれた作品である一方で、最後に感情を発露させ視聴者に判断を委ねる作品であり、面白かった。