とりとめのない映画。こういう無駄の多い映画もたまにはいい。
有能だがアイデンティティの希薄な官僚である夫と、やはりアイデンティティの希薄な妻が、「ファシスト」が罵倒の言葉として使えた時代からファシズ>>続きを読む
繰り返し描かれてきたテーマではあるが、多分、それなりに現代的な描かれ方はされているのだろう。役者は皆、良かった。
「元気付けようと思って」した行為については、ちょっと迂闊というか間抜け過ぎやしないか>>続きを読む
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スティーブン・キングも絶賛、と宣伝されているが、キングの短編っぽい作品だった。
親の方も「子供」の方も、ただ生きてただ死ぬ。カッコウは卵を他の鳥の巣に産むが、この映画の「子供」は、親を自分の巣に連れ>>続きを読む
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BS12「シン・ゴールデンサメ劇場」を録画して鑑賞。
楽しかった。サメ映画版少林サッカーという感じ。
なんでサメが浮上してくる場所が分かるんだよとか、なんで底に穴が空いたプールから水が抜けないんだ>>続きを読む
BS12の「シン·ゴールデンサメ劇場」で放送していたものを録画で鑑賞。
時間の無駄を恐れないサメ映画もしくは軍事アクションもののファンにはおすすめしたい。本格派巨大サメ映画「MEGザ·モンスター」と>>続きを読む
正直、何を描きたいのか理解に苦しむ映画だった。
数々の「猥雑な」なシーンや「悪ふざけ」も、おそらく50年前の公開時には何らかの意味があったのだろうが、当時の文脈に触れていない私などが観ても、単にリア>>続きを読む
良い人だけど愚かな人(=ごく普通の若者、というか人)という主人公の設定は、人治主義の恐ろしさを描くのに理にかなっている。アミンやその周辺の暴力団が恐ろしいのは当たり前。迂闊な告げ口や迂闊なセックスで、>>続きを読む
クリーチャーの造形が最高。時代的にリドリー・スコット「エイリアン」の影響を受けているのだろうか。隔絶された空間という舞台設定がいい。期待通りにキャラが濃い。家族愛だとか友情だとか余計な人間描写なし。と>>続きを読む