宮戸フィルムさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

宮戸フィルム

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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

もはや予告に全身全霊スタントトムを使う潔き人気スパイアクションシリーズ最新作。

あんな予告やプロモをやるもんだからもはや観客の中でトム・クルーズとイーサン・ハントの境界線が薄まり放題なんだよな。良く
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

ワクワクしすぎて泣いた。

無情報で宮崎駿の新作を見るなんて経験は人生で1度きりだろうな。

その経験をさせてくれただけで殿堂入り5.0点満点を差し出さざるを得ない。

できる限り情報が出る前に見たほ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

インディにそこまで思い入れはないので普通に楽しんだ。あとラストの行く末がぶっ飛んでいて良かった。

途中竹槍みたいなのに敵が突っ込んで「ドカッ」で終わってたのが漫画すぎて少し没入感を削がれた。インディ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

おンもしれえええええええええええええええええええええええええ!!!!!
1秒でも早く次回作みてえええええええ!!!!!

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

DCユニバースがジェームズ・ガンを迎えいよいよ本格始動する寸前の、時空の歪みのような作品。

「後先どうでもいいやフラッシュでめちゃくちゃやったらァ」という気概すら感じるハッピー感。

例のヒーローを
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

初監督作だと?天才かい?

11歳の娘と31歳になる若い父親の一夏のバカンスを描く。要所要所に差し込まれる真っ暗なクラブで踊る父とそれを悲しげに見つめる大人になった娘。しかしそれがなにを意味するは明確
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

ちょっ、良すぎィ!

尊厳を守る為に人はどのように怪物になってしまうのか?
それを観るものも怪物にさせる意地悪さは最高です。

それぞれの視点で描かれる3章構成は「最後の決闘裁判」を彷彿とさせるが、今
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.9

ムキムキカーアクション大喜利シリーズ(主観)も最終章へ!!!

もう誰の兄弟が敵で誰の家族が生きているのかスパンとは思い出せないけど、ずっと見てはきてるし劇場で鑑賞。

ロンドンでの爆弾回避カーアクシ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

天才指揮者TARの狂気と苦悩を描く。

冒頭からエンドロールが流れる本作。
「え?終わった?あれ?今見始めたばかりだよな?」と不安なるほどの尺のガチエンドロールから物語は歩き出す。さらにそのあとにTA
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

MCUをここまでの人気に押し上げ、ファン層の窓口をガッと広げた彼らの物語が完結する。

ガン監督が創造した80sミュージックとスペースオペラの最高リミックスは映画史に残るだろう。

今作もその雰囲気は
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

満を持してマリオが映画化。マリオという国民的キャラクターの映画といえばカルト的人気の実写版「魔界帝国の女神」のみだった。その事実のおかしさを塗り替えるだけでなく、興行収入的にも他作品を塗り替えようとし>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.9

うほーこえ〜、ラストシーンよ。
殺人鬼サスペンスにおいて、観客がやっと恐怖から解放されるその時、この作品の地獄が始まる。善悪を混ぜられる。「ボーダー」に続き鑑賞後どっと身体が重くなる感じ。最高でした。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

正直撮る人が撮ったらかなり退屈な内容になるはずのNIKEがジョーダンと契約するまでを描いたお仕事ムービー。冒頭から当時のカルチャーの羅列をOPに差し込み、観客を一気に80年代に連れてく演出がテンション>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.2

ここ近年の「ヴィジット」や「OLD」でスリラークリエイターとしてまた再評価されていたシャマラン最新作。予告からビシバシと受ける「つまり…どうなっちゃうんだよ!?」感は今回はあまり解消されず。突如家族の>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.1

やっぱ好きですダーレンアロノフスキー。狭いスクリーンサイズの中で窮屈に暮らす270kgの男と、彼の部屋、そして人々が飛び出していく扉、雨、窓にくる鳥。またなんか散りばめてそうだなあ〜とか思いながらこの>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.8

当時のWinny関連の騒動を微かに思い出しつつ、映画を通して補完していく感じが楽しかった。
裁判ものとしてもネット犯罪ドラマとしても、平均点以上でした。東出氏、よかったです。

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.7

9.11を題材にした映画に対して抱くのは「おもしろい」という感想でいいものか、いやよくないだろうし、言葉を変えて興味深いと言っても何かしっくりとこないのでこの日命を落とした人々に最大の哀悼の意を表し、>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

仮面ライダーへの思い入れは深いわけではなく、平成ライダー初期作品(クウガ、アギト、龍騎など)を少年期に楽しんでいたぐらいの自分としては敬愛する庵野秀明作品として受け取るしか出来ず、仮面ライダーへの偏愛>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

コインランドリーを経営するおばちゃんが多元宇宙(マルチバース)を行き来し覚醒!!
まあもうその設定だけで100点だけど、さらにそこにオリジナルルールを設けて世界観に厚みを持たせるアイデア至上主義の徹底
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグ、本当に映画撮るのが上手い。なにか抜群なセンスが光ってるわけでもないし、ベタっちゃベタなのになぜなのか?その理由がまさかこの映画で明かされるとは。粋すぎる自伝映画に感服しました。これは予想>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.1

映画3本見たぐらいの満腹感。前監督作「ザ・スクエア」で惚れた作家性が此度も爆発。個人的には予告編等で前面に押し出されてる、遭難して清掃員がイニシアチブを握るとこにいくまでの船上のシーケンスがたまらなく>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

「クライムサスペンスの天才だ!」と思って好きになったパク・チャヌク監督だったが、それよりも、〝好きになったら人生狂わされる女性〟を画くのに長けすぎていることにやっと気付かされた。よかった、パク・チャヌ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

原作大好きです。原作が良すぎるので愛を持って映画化していただけたら良いなという親目線で鑑賞。とにかく上原ひろみさんの楽曲が素晴らしかった。アニメーションも一部を除いて良かった。ええ、あの3Dモデリング>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

まあ、MCUはもうキャラが出て話が進めばある程度は面白く見れちゃうので評価が難しいところではあるが、量子世界のおかげで、アントマンシリーズの良さがほぼ消えてたのが残念。

トーマスのおもちゃが巨大にな
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バビロン(2021年製作の映画)

4.3

ジェットコースタームービーならぬ、ムービージェットコースター!夢と魔法と死が渦巻くハリウッド黄金期を駆け抜ける三時間!個人的には「RRR」よりあっという間だった。チャゼ兄チームお得意のオリジナルスコア>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.1

M.M監督前作「スリービルボード」はかな〜り好きだったので大期待で鑑賞。いや〜これは見終わった後ジワジワジワジワくる映画だ。時代がいつだろうが退屈ってのは人を蝕む。それに抗うか、身を任せるか、人によっ>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

北欧史モノは結構好きなので様々なコンテンツ(※ゲームならGOW、アサクリ、漫画ならヴィンサガ)で触れてきてるので、これといった新鮮な感動はなくヴァイキングものとしては及第点かなと。決して悪くはない。>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

性質上、不謹慎にとられてしまう感想になってしまうが、実話社会派モノ好きとしてはとても良かった。ワインスタインの件については、なんだかんだ日本にいるとうっすら「やっぱ権力者は腐敗してんだな」と思って終わ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

007を走り切ったダニエル・クレイグの飄々探偵シリーズ2作目。
安定した面白さ。突き抜けこそしないが今後も追いかけていきたいノリがある。人にめちゃ勧めはしないけど、「ナイブズアウトシリーズ結構好きで」
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

VFXの凄さでストーリーの荒を吹き飛ばしてくるとは。10年前連れてかれたあの世界の胸騒ぎをまた与えてくれるキャメロンはやはり凄い。

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.7

ノア・バームバックとアダム・ドライバーは最高すぎますねで鑑賞。

思ったよりも複雑だった。死生観を扱う作品はかなり色が出る為(※イニャリトゥのバルドも解りにくかった〜笑)こっちのスタンスでいくらでも刺
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

妻夫木聡の凄みにやられた。
凄夫木聡やで。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

最高すぎました。スラダンとかの前に井上雄彦タッチのキャラがこの時代にアニメとして動いてるのに感動。試合演出の引き算に感動。そしてラスト。200点。先生、ありがとうございました。