shun1021さんの映画レビュー・感想・評価

shun1021

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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.3

岡田斗司夫の解説込みで自分の解釈をを十分に腑に落とすことができた。
観た直後は何が何だか分からなかったがゆっくりと考察して行くうちにいかに優れた作品かに気づけた。直接的な表現ではなく、登場人物の立ち振
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

最後の友達が家をノックするシーンでグッと来た。
ちょうど主人公と年齢が同じくらいなので色々と考えさせられた。自分は引っ込み思案な性格をしているので境遇は全く違うものの踏み出す勇気をなかなか持てない点な
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

会話少なめ、自然音多めに意図的にされていて視聴者と耳の聞こえないケイコの差異的な物を強く感じさせる構成となっていた。話の流れとしてはケイコを耳の聞こえない人として強く取り上げるのではなく、あくまで日常>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


最後の、常世で過去の自分と向き合って「行ってきます」と言って扉を閉めた後にタイトルロゴが浮かんでくるシーンでタイトルに込められた意味に気づける構造になっていた。それまではすずめが厄災の元である後ろ戸
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

大学生(第二話と三話の間の年齢)の自分の心にこの上なく響いた。
中学一年の冬から止まったままの主人公と心の中に主人公の事は残りつつも前に進んでいくヒロインの対比が台詞や立場、映像表現などで表現されてい
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『目を見る』ことが監督の伝えたいメッセージを含蓄した象徴的な行為になっていると感じた。猿のシーンで大人は殺された一方で子役は理解し合って心を通じることができたという描写は、営利目的で猿を使用していた大>>続きを読む