反発と羨望で泣きそうになる
大嫌いでありながら、数え切れないほど読み返した、この「教科書」
エイゼンシュテインみたいに、言語的な映画作家だっていいはず…
そう思いながらも、映画というの表現に、ずっと>>続きを読む
残酷さと、美しさ
分かったふりして、感動する自分
誰にも分かりはしないだろう
今では誰にも分かりようがないけれど、無垢な美しさはどんな醜さも消して行く
登場する誰よりも「善き人」だったから、悲しく、そして自身には報われない結末を選んでしまう
けれど、報われなかった行為に最後に贈られた献辞がとても美しい
そして「私のための本だ」と自慢気に言うのが
誰かの悪意よりも、ささいな偶然や思惑のすれ違いから、悲しい結末に繋がる。
それでも、名前じゃなく作品を残そうとした作家2人の芸術への思いが、とても美しいと思った。
舞台背景や衣装デザインが完璧に良い
前にも見ていたけど、ようやく美しさがちゃんと分かるようになった気がする
2人の会話が、それにそのテンポが最高に好き
同窓会に行ってよかったな
創作中の風景は、心から楽しいだろうなと、ちょっと羨ましいと思った。
文にやたらと修辞に修辞を重ねてしまうのは笑えるけど、いざほんのちょっとでも文を書くとなるとすごく良く分かる。
「天使よ故郷をみよ」>>続きを読む
初めから正解を選べないなら、選んだものを正しいふりするより、「あのときああしてたら」って思えた方がいい
誰も幸せにはなってないけど、間違いを正そうとした結末だから、ハッピーエンドだと感じるんだと思う