もりさんの映画レビュー・感想・評価

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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

5.0

この夏の終わりに見れてよかった
寝顔は少し死んでいるからすごく可愛いけど、寝顔で始まって、眠り方を教えてる。
花火の舞う中で拳銃打ちたい。
川に2人で飛び込んで、たまたま来た船と川の流れに任せて橋から
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バービー(2023年製作の映画)

4.1

男性社会の根源に男の弱さをみるのはすごくいいけどなんか足りない気がするんだよね

X エックス(2022年製作の映画)

4.7

最初の殺しの理想と現実が交わる地点感は良かった
音楽最高
スターをめざす

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

火の中で溶けてく世界の中で白く輝いて特別だと思ってた僕は別に特別ではなくて、知らないところで世界は僕のことなんて無視するように変わっていってしまうけど、どこかの世界にはそんな僕のことをも特別に思ってく>>続きを読む

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

4.3

アメリカの国旗掲げた白のオープンで砂漠の中をイギリスのストーンズかけて走る倒錯ぶりと快楽一点主義な感じがすんごい好き

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.9

続きを見せてくれ。
ほんとなんか世代的な感覚あって突き刺さる系映画の代表っしょ。泣いちゃう。
マスク被ってるときの人とのやんわりとした関わり(SNSなど)とマスクを脱いだ時の半端じゃない孤独感。社会的
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.3

走り出す瞬間気持ちいい系映画の金字塔(リコリスピザ、きみの鳥は歌える系の)
海行きてー夏がやってくるぞ‼︎
映画館家族で行くシーンが最高だったけど、僕は家族で行ったことないなぁ
行きたかった

ショーガール(1995年製作の映画)

4.5

City of Lightsの光の中でグチャグチャ観ながら疲れてたら、最後めっちゃ爽快に終わった。主人公のノリ結構さいこう

4匹の蝿(1971年製作の映画)

5.0

やばおもしろすぎ‼︎
人間が死んだ時初めて網膜がカメラとして記憶するのおもろい。
最初スピード感のあるビートから始まり、加速して、最後死ぬ瞬間がスローモーションで永遠を感じさせて、残るビートはキックひ
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.9

霧、川、池。決して海は出てこない水世界で目指す完璧な調和。トリュフォー初めてみたけどえぐい人だ

はなればなれに(1964年製作の映画)

4.9

劇場でゴダール見れた喜びが大きい。
沈黙が時空超えて、光によって再びゴダール亡き時代の渋谷に甦った感動はえぐかったよ
映画の枠を常に燻らす前半と、後半のぐだぐだノワール、どっちも想像するゴダール像って
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冬物語(1992年製作の映画)

4.4

感情で喋ってます。
トランス状態の思考が、考えるというより見えるに近いのはおもろい。
男という内化した吊り上げ点によって、色々なところに動き回りまくる最強女。
メリーゴーランドのモチーフがたくさんだっ
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ダークグラス(2021年製作の映画)

4.6

気持ち良くていいね
ホラーって倒錯した自然の論理抜きの暴力の発露みたいなところあるけど、ジャッロ映画においてそれは人間の狂気という抑圧的な人間社会と大きく結びついた存在になっている。そのジャッロ映画に
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

4.4

疲れすぎてて寝ちゃったのマジで悔しい。起きてる時間最高だったし、寝心地も良かった。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.7

強調されるレンズフレアは、モノとしてのカメラ、対象との隔たり、孤独を想起させ、それは男がガラスに衝突することにも置き換えられる。透明に世界に繋がれていると幻視させる現代社会(クーポン、マイルなどの消費>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

台本の存在を強調して描く本作において、台本で画定される直線的な感情表現は極限まで抑えられて、それが故に生むことができる笑いとアンバランスな展開は、論理の不可能制への諦念を感じるし、それに対するラストは>>続きを読む

10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002年製作の映画)

4.3

再生時間が10分に統一された作品を続けて観ることによって提示されるのは、時間が量的ではなくて質的に捉えられるというベルクソン的世界観だけど、映画は歴とした再生時間という量としての時間と常に隣り合わせだ>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.7

良すぎ
今の時代に物質性の美学、距離の美学を高々と謳ってて最高に気持ちいい。
絶えず挟まれる闇を錯覚で忘れられるのは人間の原初の生存戦略で、光の中に希望を見出す。現実に対して、一筋の光を照らして問題提
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.3

個人的なケチャップ的人間2トップスピさんとトムが一緒になって宇宙戦争をやっているだけで熱いんだ
キャッチボールのシーンが1番いい

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

インターネット世代の過剰性、インターネットはリゾームの再現ではなかったこと、ポストモダン社会に謳われる多重人格的な生の理想論的な故の齟齬を、家族という小宇宙の愛で乗り越える。このことを語らなければいけ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.4

人生を振り返って自らの芸術を省みたときに、仲間でなく家族のことが中心としてあることにスピさんの心地よさがあるし、ライオンおじは最高だし、映画人生の始まりが母親と交わした2人だけの秘密っていうのも重グロ>>続きを読む

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