shunskratchさんの映画レビュー・感想・評価

shunskratch

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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.9

一見何不自由なく幸せそうな少し裕福な家庭。バカンスに訪れた島で起きたある出来事をきっかけにいろんな事に巻き込まれていく。
平和ボケして、何も考えず生きてきた人はある状況に置かれると脆く家族も崩壊し生き
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

大人のケンカが悍ましいほどにすれ違うし、ぶつかるし、こんなにも上手くいかない事あるんだな。あるよな。と全体にユーモアと悲劇が散りばめられて気持ちがあちこち揺さぶられる。

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.7

アダムドライバーとグレタガーヴィックの会話劇。サンバイザーの子の生意気さ。
全体にほのめかされる不穏感。
毒雲のあたりのB級ホラー感。
謎のカーチェイス
銃規制は精神規制の車
病院シスターの
信仰を完
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

最初のセリフが出てくるまで何分かある。そこまで耳を澄ます事で周りの音がよく聞こえてくる。
新しいジムの人がわざわざ手話を覚えてコミュニケーションしてくるのに、引いてるケイコを見て最近読んだ"記憶するか
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.1

猟奇的で、危うくて儚くてシュールさに笑える。
中学生のグラグラしてる時期のリアリティ一歩間違えれば取り返しのつかないことになる。
台風の日の変な特別感と、なんか起きないかな〜とどこか期待してる気持ちに
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

北アイルランドの宗派問題。
お爺ちゃんの名言
ー選択を増やせば確率が上がる
ー答えが1つなら紛争など起きんよ
ー長すぎる我慢は心を石に変える
ー人間何かを学ぶには胸の高鳴りが必要
(おばあちゃんあなた
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.7

ナワリヌイ。プーチンに対抗した人。
毒殺未遂。ノビチョク怖い。ノンフィクションだから最後感動のラストシーンとかじゃないのが切ない

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジョーダンピール節に終始ニヤニヤとホラー部分では手はガチガチに力が入って変態的な見方になってました。
O.J、エメラルド、エンジェル、ホルスト
最高のチーム。
エンジェルよく気づいたな〜。
エメラルド
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

初老の男性の老いと、欲と、生と死と。
サルバドール(アントニオバンデラス)の哀愁。
書斎や、部屋のインテリアとか、子供時代の洞窟の感じ。
そこから太陽が降り注ぐ感じキレイ。

The Hand of God(2021年製作の映画)

4.0

神の手といえばマラドーナ
イタリアのキレイな海の景色と愛すべき人たちの映画

ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.6

父ちゃんと母ちゃんの思い出のミックステープにブルーハーツが入ってる

ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ ア・トライブ・コールド・クエストの旅(2011年製作の映画)

4.0

僕らのドライブのドキュメンタリー映画。
ファイフが色々可愛い。
ナップサック欲しくなった❤️
Q-Tip , Phyfe Dawg, Ali Shaheed , Jarobi White .

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

移民差別、貧困とラブ。
ワシントンハイツに住むラテン系移民のミュージカル映画。このコロナと格差と分断の世界にお届けしたいメッセージがたくさん込められてる。人の温かさ、音と場所を共有する事、ブラジル人に
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

タイムループものは途中で訳わからなくなるけど、この作品は最後まで楽しく見れた。ナイルズのお調子者と、サラの冴えない感じがミスマッチそうで惹かれ合うラブコメタイムループ。
色合い、美術、音楽好きでした。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

とにかく映像が綺麗で壮大で、出てくるアイテムや、見えない鎧みたいなのも原作の中で出てきてたとしたらすごい発想。
これだけ文明が進んだ世界で、めちゃめちゃ暑い砂漠にめちゃめちゃ怖いサンドワームがいるとこ
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

ロジャーの圧倒的既得権が胸糞。
録音されてると知った時の、弁護士の離れ具合が、金ではどうしようもない波が来てたんだなと。
そこを消費させられてる男社会もどうしたもんかなと思わされた

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.6

大きなストーリー展開と、細かな演出が全部素晴らしい!!
重い重いテーマではあるけれど、ポップに見せてるところで、本当に届きたいところに届く映画になっていると思う。
キャリーマリガンの絶妙な衣装やメイク
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.0

美容師をしています。
美容院はいろんな人が集うサロンとは言うものの、このお話の中に出てくる人たちはクセが強すぎて、仕事も全然回らないし、自分が働いてたらストレスしかないな〜って、細切れにしか観れなかっ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アマプラ最終日に駆け込みで観たら、ラスト10分のとこで時間切れになってしまった。

全部観てから書けよって話ですが、
ガダニーノ作品に触れた新鮮な気持ちを忠実に書きたくて。

音楽の意外性に心掴まれま
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.3

世紀の大発見をしたのに、認められず話は流されて、それどころかテレビでは笑われて、世間には罵られて、罪まで問われて、変なとこ切り取られて炎上する。
資本主義の闇、民主主義の欠陥をこれでもかと描くコメディ
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.8

ソ連時代、ウクライナ南部で起きた大飢饉ホロモドールについて、決死の思いでイギリス人ジャーナリストが真実に迫る。
最初の小麦畑のシーンから一転、あの惨状は辛すぎる。
音楽がジプシー音楽や、宗教歌で世界に
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

画角があの頃のテレビにすっぽりハマるサイズで、90年代の空気感。音楽pharcydeで上がった。
あだ名のつけられ方、タバコ、酒、ドラッグ、言葉、背伸びする感じ、
アメリカのティーンの映画でよく出てく
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.2

ワンスアポンアタイムインアメリカの時代感、ヤンチャな子供が大人になっても父親を尊敬してるのが良い

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.4

ひとつひとつ完璧な画づくりがウェスアンダーソン節で終始ニヤニヤ。急にアニメーションは何で!?って思ったけど、雑誌の作りという事で納得