登場人物一人一人の感情が痛いほど伝わってくる作品。50年代のアイルランドとアメリカの雰囲気、ファッション、時代背景が美しい映像とともに楽しめます。
街や風景、出会った人、たくさんの思い出。愛おしいと>>続きを読む
大都会ロンドンでひとりぼっち。誰かと一緒にいてもどこか寂しく、満たされない。この映画では、そんな誰しもが抱える「孤独」に焦点が当てられていて、淡くノスタルジックな雰囲気が特徴的。
個人的には音楽がズ>>続きを読む
人が生まれてから死ぬまでに見る景色、出会う人、抱く感情の全てが描かれているのではないか。そしてそれらに、過去の自分も今の自分も未来の自分も、はたまた親しい人たちの陰をも投影してしまう。繊細なモノクロの>>続きを読む
圧倒的な臨場感と没入感、映像美によってまるで自分自身が戦争の渦中にいるように感じた。
劇中の任務は遂行しても遂行できなくてもありきたりなハッピーエンドで終わることは絶対にないだろう。なぜなら戦争によ>>続きを読む
ダイアンがスティーブの未来を空想するシーンで流れる不穏なBGM。現実なのか空想なのか、希望なのか絶望なのか。ただただ圧倒された。
グザヴィエ・ドランの作品は行間を読ませるような描写が多く、決して分か>>続きを読む
何となく展開が読めてしまったとしても、気づけば胸の高鳴りが抑えられなくなっている。それって最高だ。
映画館には年配の方も多くいて、40年という途方もない年月の尊さを感じずにはいられなかった。あの場に>>続きを読む
ポップスターとして常にキラキラしているイメージだったテイラースウィフト。だけどここにいるのは苦悩や葛藤を感じながらも、愛する人たちとそれらを乗り越え、喜びや悲しみを分かち合い、音楽に昇華しながら強く懸>>続きを読む
うーん、難しかった。たぶん主人公にあまり感情移入できなかったからだと思う。27歳になって見返してみたら感じ方も変わってるのかもしれない。
特別なことは起こらないし淡々としてるけどそういう日々の積み重>>続きを読む
戦争という重いテーマを扱っていながらこれほどまでに優しい愛の物語として幕を閉じるとは思わなかった。自分でも驚くほど泣いた。
スカーレットヨハンソンの衣装やリルケの詩の引用など個人的な好き要素ばかりで>>続きを読む
ブラックコメディ要素とサスペンス要素が絶妙に合わさってそれが一つの作品として成り立っているのが見事。細かい部分も丁寧に作り込まれている感じ。
タイトルになっているパラサイト(寄生虫)は映画を観たあと>>続きを読む
これほどまでに感情移入の難しい作品はなかなかない。だが、ほんの一瞬だけ主人公の心情が垣間見える瞬間が訪れる。大袈裟な展開などではなく、繊細かつ巧みな映像表現によって心の機微を見事に描いた作品。ラストシ>>続きを読む
ありきたりなラブストーリーだけど個人的には好きな作品。着メロをBoys Don’t Cryにするセンスが最高。ブルックリンに住みたい。
「イヴはこれから輝かしい世界に入るが、僕はこの夏に輝けた。この夏こそ最高傑作だ。」
レトロな雰囲気に可愛らしいファッション、そして良質なポップス。心躍る軽やかな魅力に包まれた作品。
観終わった後は>>続きを読む
シリアスな展開が予感される中、心温まる物語として締めくくる伏線の張り方が見事。そしてこの90分弱のストーリーの中に「人生とは何か」という永遠の命題が浮かび上がる。
人は皆何かを抱えて生きていて、複雑だ>>続きを読む
東京の街で孤独を感じる若い女と初老の男。この2人が出会うことで物語は動き出す。といってもそれほど大きな動きは無い。だが、それこそがこの映画の良さである。東京の夜景を眺め、物思いにふけってみたり、ホテル>>続きを読む