Ssskさんの映画レビュー・感想・評価

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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.1

異国で孤独を感じるなかお互いに寄り添える関係が心地いい。ずっと寝られなかったのに、2人だと眠りにつける。安心感。

2人のプラトニックでロマンチックなシーンもいいけど、ビル・マーレイのコメディシーンが
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

10代の時に観て以来。記憶してたストーリーと全然違ってて驚いた。大人になってから観るとこんなにも見え方が変わるんだな。

学校で変わり者扱いされてた10代の女の子たちが徐々に大人になっていく、ってだけ
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シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

4.8

正直、The Poguesは知ってるバンドの1つにすぎなくて、ガッツリは通ってこなかったけど、11月末に別れを惜しむ人たちのコメントがSNS上を飛び交って、ちゃんと知らないのは勿体無い気がして観た。>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョゼは強い。いつか自分が暗い海に戻って1匹で泳ぐ姿が見えてるのは、彼女なりの覚悟なんだろか。お魚の館でジョゼが恒夫に話すシーンが好き。2人の道は最初から別れてる。怖気付いて逃げた恒夫が泣き崩れる姿に>>続きを読む

青い春(2001年製作の映画)

4.5

おすすめしてもらって観た作品。
こんな学校じゃお先真っ暗な気がして荒れるわな、なんて軽くかまえてたら、この後に社会っていう強敵が待ってることに気づいて痺れた。青木と九條の関係性がなんとも言えない。あん
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.2

君たち、出会うべくして出会ってるんだよ。死ねないし、死なないから。殺し屋の人が好き。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.2

敗者三部作なんて呼ばれてるだけあって、いい事がまったく起こらない。なんとかしてくれよ、て思うけど、そんな中でも2人は力を合わせて生きていて、どこか幸せそうにも見えてくる。最後のシーン凄く好き。敗者なん>>続きを読む

ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃイギリス。ロンドン。金がない!仕事がない!けど、とりあえずパブで酒飲む。『僕』が美男子。監督の経験談らしい。

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.5

かわいかった。結婚相手(?)を見つけたお姉さんが、「仕事もあって貯金もしてて、彼ってちょうどいいけど、ロマンチックすぎるのよね」ってロマンチストなところを唯一の欠点みたいに歌ってるシーンがお気に入り。

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.5

なぜか2回も観てしまった。小学生の頃に世界を席巻した魔法使いたちの世界は刺激的で魅力的だったな。いつか自分にもフクロウが入学書を届けにやってくるって信じてた。

英語に興味を持って、英語が喋れるように
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.9

ヴィヴィアン・ウェストウッド、ネルソン・マンデラ、ホーキンス博士、ミヒャエル・ハネケの言葉が好きだった。そして耀司さんは相変わらず素敵。

レッドライフ(2023年製作の映画)

4.3

タイの貧民街で暮らす若者に焦点を当てた作品。みんな人知れず泣いてて辛かったけど、観客に現実の過酷さを突きつけてる感があってよかった。救いはほぼないけど、最後は夢じゃなくて現実でいいのよね?ソムは少しは>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

普段邦画はほぼ観ないのだけど、なんとなく気になって観てみたら、いい映画だった。

花子が“普通じゃない”と言う家族は、花子も含めてみんな社会不適合者。それが悪いわけじゃない。仕事だから、とか、そういう
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ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

4.3

人間讃美どころか生命の讃美。動物いっぱい出てくるし、共存してる。サバーハとルカの猫がパンを一緒に食べるシーンが好き。大活躍な傷心ロバさん愛しい。エミール・クストリッツァ監督よき。

天使の涙(1995年製作の映画)

4.5

無秩序で刹那的。無頼派好きの私には刺さった。原題がいい。地獄に落とされた天使。殺される人たち麻雀しがちじゃない?賭け麻雀かな。最後の方のシーンは恋する惑星まんまでなんか嬉しかった。先のことなんて考えす>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.6

最悪どころか最高よ。自分の気持ちや感覚を大事にするのは悪いことじゃない。社会で評価されるためとか、他人から共感してもらうために生きてるわけじゃないんだし。何かする度に自分を正当化する必要もない。想像し>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.9

啓蒙的だな、と思ったら実話に基づいていた。エンドロール前で説明流れるまで気づかなかった。両親がなんとか諦めずに息子を救い出そうとする姿は感動的だけど辛い。過剰摂取で命を落とさなかったのが奇跡。ケミカル>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

ママと娘の関係性が素敵だった。クリステン・ウィグっていつも良い役するよなあ。

ミスティック・ピザ(1988年製作の映画)

4.0

ジュリア・ロバーツがかわいすぎる。ミスティック・ピザで働く3人の関係性いいな〜。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.5

好きな映画『RENT』の元になったブロードウェイミュージカルの作者ジョナサン・ラーソンの半生を描いた作品。30歳手前の焦燥感、自分が情熱を注ぐもので成功したくて周りが見えなくなる気持ち、ひしひしと伝わ>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.7

インシンクのBye Bye Byeが頭に残る。
元ポルノスターのダメダメ中年男と太陽みたいに輝いててカラフル(しかも性的に奔放)な高校生ストロベリーのコントラストよ。ストロベリーは男性にとったら夢のよ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.9

ガイ・リッチーの作品ひさびさに観たけど、彼の技法は健在だった!後半にかけてどんどん回収されて解明されていく感じが面白い。なんだかんだで義理堅いストリート出身な奴らが危機を救うのもよかった。

マシュー
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ストリートギャング セサミストリートにたどり着くまで(2021年製作の映画)

4.3

小さい頃に教育テレビでなんとなく観てたセサミストリートが、こんなにも革新的な番組だったとは認識してなかった。番組で社会を変えられると信念を持った人たちが集まってたんだな。番組を作っている人たちが子供を>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.7

元祖ゴーストバスターズが出てる時点で観る価値あった。エンドロール入る前のオマケ(?)映像が好き。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

前半は不穏な空気が流れててずっと気持ちが落ち着かなかった。エミリーとルークが出会ってから徐々に治癒していく感じ。それぞれが自分たちの方法で現実と向き合って今を生きていこうとしてて、画面から温かさがこぼ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.2

ただただ楽しかった。殺し屋が大集合の新幹線。コロナ禍でよく撮れたな〜。レモンとタンジェリンのコンビが最高!過去の仕事の華麗な捌き具合がよかった。2人のスピンオフ作品求めてる声が多いの納得。ガイ・リッチ>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.2

かわいい。フェイのやってることは結構やばいしぶっ飛んでる。愛情表現が独特。部屋が知らないうちに模様替えされてても気づかないなんて、警官663はよほど元カノのことが忘れられなかったんだな。フェイに気持ち>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

フィリッパの努力が正当に評価されてよかった。自分を信じ続けるのって難しいけど大事!家族のサポートは心強かっただろな。

メメント(2000年製作の映画)

4.2

久々に観返したけどやっぱり面白い。最後の10分くらいでこれまで観てきたストーリーの発端が分かって気持ちいい。人間の脳って、嘘を言い続けるとそれが事実だと思い込むことがあるらしい。記憶って曖昧。

初め
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0

ママが悲しすぎる。ネガティブな感情が全方位から押し寄せてきて大変だ。家族の愛に恵まれない人たちが、孤独や寂しさを紛らわすために何かにすがってる。合法違法関係なく、中毒は一種の癒しで破滅のきっかけなんだ>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

2.0

フェティッシュ映画。時が経てばやってくる飽き、老い、死が怖かったのかな。薄情な私には理解が難しかった。「髪結いの亭主」は、妻の稼ぎで養ってもらう夫を指すってことが知れてよかった。

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.1

大学生の頃くらいに観た気がする。実話が基になってるからより重く感じた。アメリカの裕福な家庭に生まれたからこその窮屈さに辟易したのかな。自由ってなんなんだろう、って考えさせられた作品。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

辛いし胸くそ悪いけど、たくさんの人に観てほしい。男女で受け取り方が全く違う作品かもしれない。

男と女で闘っても意味がない。男に生まれたらよかったなんて思わない。女に生まれてよかったとも思わない。性
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