ぽんさくさんの映画レビュー・感想・評価

ぽんさく

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27年後(2005年製作の映画)

3.5

One way boogie woogie を見たつもりが27年後も一緒になっていて、思いがけず素晴らしい鑑賞体験ができた。
One way boogie woogieは構造映画、でもこれは違うと感じ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.5

勧められて鑑賞。瞳をとじてを先に見たので少し混乱した。家の中がミツバチの巣を表している事は分かったけれど、起こっている事件や出来事とミツバチがどの様な関係にあるのかは理解できなかった。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

勧められて鑑賞。思っていたよりもストーリーがはっきりしていて理解できた。主体と眼差しの問題について考えたりなどした。

骸骨の踊り(1929年製作の映画)

3.5

友人に教えてもらって鑑賞。
silly symphonyシリーズの1作目で、限られた条件の中で、様々な工夫が見れて面白かった。背景の達者な描写なども素晴らしい。

フィルム(1966年製作の映画)

3.5

現代の演劇?の参考に視聴。戯曲と映像の関係が素晴らしいと感じた。また見るものと見られるものの関係や、レンズ(網膜)の表現などもとても参考になった。キートンの顔が最後のシーンでしか見る事ができないのも良>>続きを読む

*Corpus Callosum(原題)(2002年製作の映画)

3.5

友人に勧められて鑑賞。
波長や中央地帯と同じ作者の作品とは思えなかった。この作品が何を言わんとしているのか聞いてみたいところ。
個人的には寒天人間のような表現が気に入った。昨年亡くなったようだけれど、
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波長(1967年製作の映画)

3.5

友人に勧められて鑑賞。
中央地帯を見終わった後に構造映画の説明を読んだので、なるほどと思いながら鑑賞した。
個人的に、何に向かっているか分かってからが楽しめた。また特に何かが起こっている訳ではないのに
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中央地帯(1971年製作の映画)

3.5

友人に勧められて鑑賞。
半分くらいまでは作品が表現しようとしている意味を考えながら鑑賞していたけれど、後半で構造映画というものがどういうものかなんとなく分かった。
カメラを固定している動く三脚?のよう
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幸せな人生からの拾遺集(2012年製作の映画)

3.5

友人と一緒に鑑賞。
見たことはないけれど走馬灯のような映像だと思った。編集中のメカスの様子が見れて、今とはかかる労力が全く違うし、フィルムも元に戻せないのだということが分かった。
色々な時代の作品を鑑
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歩みつつ垣間見た美しい時の数々(2000年製作の映画)

3.5

友人と鑑賞。
美しい日々と細かなカットを繋げた編集に(良い意味で)クラクラした。あれだけの量の素材をあの時代に撮り溜める事と編集にかける時間を思うと、尊敬せずにはいられない。

ランドスケープ・スーサイド(1986年製作の映画)

3.5

友人にすすめられて鑑賞。
言われた通り「略称・連続射殺魔」の洋画版だった。2つの違いとしては犯人役の人物が出てくる点だと思うのだけれど、この犯人役の2名を見ていると演技とは何かと考えざるを得ない。
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日本の悲劇(1953年製作の映画)

3.5

何かの本で登場して気になっていたので視聴。
登場人物達の人間的な「嫌」な部分が随所に見えた。日本もたかだか80-70年ほど前はこのような生活だったのだと知って驚くと同時に、本質的な人間性はあまり変わら
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めまい(1958年製作の映画)

3.5

友人に勧められて視聴。
見ることと見られることとイメージの関係がとても巧みに表現されていると感じた。
セットも作り込まれているしエキストラも人件費が心配になるくらい使われている。特に主人公とマデリンが
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なみのおと(2011年製作の映画)

3.5

講義で紹介されたので視聴。
対話形式のドキュメンタリーで東日本大震災の、特に津波を扱ったものだった。対話部分をどのように撮影しているか気になる。
監督自身も登場する部分など、完全なドキュメンタリーとも
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監獄の情景(2000年製作の映画)

3.5

ユベルマンの書籍に登場したので鑑賞。
淡々としたナレーションと監獄のイメージのモンタージュ。
囚人たちは体しか持っていないという言葉にハッとさせられる。それと同時に権力と暴力とイメージについても考えさ
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この世界を覗く――戦争の資料から/世界の映像と戦争の刻銘/世界の映像と戦争の刻印(1988年製作の映画)

3.5

ユベルマンの書籍に登場したので鑑賞。
淡々とした映像とナレーション。
イメージと暴力について考えさせられる。
今作者が生きていたら、現代の戦争に対して何を思うだろうか。

ヴェネツィアについて(2014年製作の映画)

3.5

最後にアンナ・マグダレーナ・バッハの日記からカンタータが差し込まれる。
この違いを観れたのが非常に良かった。内容はもちろん全く違う。私には残酷な違いに見えた。

コルネイユ=ブレヒト(2009年製作の映画)

3.5

何が起こっているかは分かるけれど、それが何を意味しているかが分からない。
デジタルへの移行期なのか2010年ぐらいまではホームビデオの様な質感。

魔女 女だけで(2009年製作の映画)

3.5

上映会にて鑑賞。
前情報なしで鑑賞したので原作を知ってからの方が良かったと思う。どの作品も声がとても鮮明に録れていて、後で当てているようには見えないのだけれどすごいなと思う。

消せない火(燃え尽きない火焔)(1969年製作の映画)

3.5

ユベルマンの書籍に登場したので視聴。
淡々とした語りとストレートな映像。
グロテスクな映像はないが、それがかえって鑑賞者を没入させない効果があると感じた。ガラス越し、モニター越しのイメージもその理由か
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ジャン・ブリカールの道程(2008年製作の映画)

3.5

上映会にて鑑賞。
場所が持っている記憶について考えさせられる。ユベルマンの本を読んでいるからか、過去に起こった事象をどのように現すかという事について考えた。
船からのロングショットはエンジン音と共に魅
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アルテミスの膝(2007年製作の映画)

3.5

あの彼らの出会いの出演者の語りによる。
対話形式だからかこちらの方が集中して観れた。

ヨーロッパ2005年、10月27日(2006年製作の映画)

3.5

上映会にて鑑賞。
前情報なしで鑑賞した。ヨーロッパにおける「電気」について、とても暗喩的な作品だと感じた。また、繰り返し何かを見せることと何かを伝えることについて考えさせられる。

あの彼らの出会い(2006年製作の映画)

3.5

上映会で鑑賞。
難しいなと思いつついくつか作品を鑑賞していたが、これに関しては最近アンティゴネを観たので構造がなんとなくわかったような気もした。
原作の詩篇を読んでみたくなる。

ゴダールの探偵(1985年製作の映画)

3.5

明確なストーリーがあるようでよく分からず、急に女性が裸になったり、急に劇的な音楽に変わったり、文字が挿入されるなどの演出が施されている。
何を食べているかは分からないけど、とにかく美味しくて満腹になれ
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アンティゴネ~ソポクレスの《アンティゴネ》のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版1948年(1992年製作の映画)

3.5

全作品上映会にて鑑賞。
ブレヒトの異化の概念が映画を通して体感できる素晴らしい作品。
最後に差し込まれたブレヒトの言葉に胸を打たれる。
戦争の時代となってしまった現代にこそ見るべき作品。

セザンヌ(1990年製作の映画)

3.5

全作品上映会にて鑑賞。
写されたスライド的な図版とナレーションと風景と登場する役者の関係が不思議な作品だった。

ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)

3.5

ペドロ・コスタ監督の長編作品初鑑賞。
何の前情報もなく鑑賞したためか、初めは普通の劇映画かと思ってしまった。
注射器、アルミ箔、汚れた室内、壊される家々…こんなに絵に描いたような風景があるのかと驚いた
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