そーかいさんの映画レビュー・感想・評価

そーかい

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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

脚本・演出・音楽・俳優、
すべてが素晴らしかった。

特に、言葉選び。

複雑な設定が、それぞれの俳優の心と
しっかりリンクし、
理解しやすく、かつ、情緒的な表現。

素晴らしかった。

新幹線の中と
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「刺され、だれかの胸に。」

クレジットまでもが作品として機能する
つくることを辞めない我々に刺さる
作品でした。

孤独とも闘いながら
チーム内外と闘う。

本当に楽しいよね。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.1

作中の名前に、
自分の人生と重複があった。笑

本当に気分が悪くなったが、
ライティングが素敵でした。

拘置所のシーンが多い中、
アクリル板を巧妙に使っていた。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.4

日本という自分が生きている国を、
ここまで主観的に描ける
映画監督が居ることに驚いた。

叙情的ではなく、
淡々と事実が進む映画作品に
自分は興奮しないことに気づいた。

日本を、もっと学びたい。

8 Mile(2002年製作の映画)

3.8

hip hop に恐怖を感じた。

生半可、中途半端な奴は
生きていけない荒い世界。

眼に魂が宿るとは、エミネムのことか。

余命10年(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

涙でマスクがびしょ濡れになる
危険を感じる作品でした。

映画館を出た後まで
心に深く傷を付けられた恋愛映画は、
初めてです。

まつりを取り巻く人々の涙は、
温かく、愛がこもった涙でした。

「可哀
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

越えようが無い壁を
越えるのではなく、壊すのでもなく、
寄り添う家族の美しい話。

・妹を守ろうとする兄
・喉の震えから歌を聴こうとする父
・生まれた時の気持ちを吐露する母

それぞれが、美しかった。
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

現映画界の頂点となる作品である。

MARVELが積み重ねてきた財産を
最新の映像技術で、取りこぼしなく
最高の作品へと昇華させている。

映像というより、もはや体験であった。
MX4Dのような偽りの
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

人を笑わせることの美しさを
教えてくれた映画。

面白いか、面白くない。

自分の行動、果ては生き方まで
面白さを追求していきたい。

「芸人だよ、馬鹿野郎。」

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

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MAPPA、偉大。

「純愛」に対して、「大義」という
言葉を選んだ夏油に人間味を感じた。

人間の顔を正面、少し真上から撮ると
狂気を感じることを学んだ。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.7

自分は、描写が繊細な原作が好きです。

没入させてくれる映画が好きなのですが、
没入させてくれない、
あくまで客観視させてくれる
この映画は逆にトンマナが合っており
好きでした。

明日から逃げたい。

スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

頭の中の言葉を捨てると、
この映画はどのくらいの言葉量になるか
気になると同時に、
「比較すること」の無意味さを感じた。

『東京』は、もはや都市ではなく
生物として扱われているようだ。

誰もいない
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『マスカレードホテル』の脚本さえも
伏線に使ったような展開に痺れた。

テンポ感に合ったカット割が恐ろしい
妙義で、編集監督がすごい。

あと、ホテルという場所が
脚本・撮影環境として優れていることを
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.6

圧巻のアニメーション技術の高さ。

アメコミがアメコミのまま
映画化したような、
テンポ感が特徴的だった。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

正直、前半は少し哀しかった。
想像できる範囲内のクリエイティブと、
想像できる範囲内の構成。

舞台が「高知」であることへの
親和性は興奮を覚えた。

フェスに似た感覚を覚えた。

今回「親子」という
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.5

「リアル」×35 = 学校

企画自体が面白いもので、
映画として面白いかどうかは、
自分には少し分からなかった。

「リアル」が「リアル」過ぎた。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「時代」を丁寧に丁寧に捉えた作品。

人間を人間とし、切り離せなく、
目に見えない、大切な「時間」を
愛を通して観せて頂けた。

令和の任侠映画として、
撮影手法などにも新しさを感じる、
これまでに無
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

圧倒的善のエゴは、こうも美しいものか。

鬼の心情も類を見ず美しかった。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「心は未来の地図、顔は過去の地図。」

人間関係、だけでない
生物関係の尊さを描いている。

憧れる。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

IMAXを駆使した映画は、
もはや体験ということを知った。

また観たいというより、
また乗りたい。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

on-line , off-line

人を隔てるものは何なのだろうか。

social networking service

「社会的」の主語は誰なのだろうか。

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アシタカが村を去るときに、
髪を切ったこと。

村の年長者たちの悔しい表情。

「生きろ。そなたは美しい。」

締めの言葉は、「馬鹿には勝てん。」


発見が止まらない作品だ。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.7

映像表現と、音楽と色。

表情、呼吸の機微を
大切にしているように感じた。

「True Love Waits」が美しかった。


時間が経てば経つほど、
この映画の美しさに惚れている
自分に気付いた
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

コンテンツを愛する者として、
観なければと思い、鑑賞。

音楽が日本的に渋くカッコ良すぎた。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

サマーウォーズのOZの世界のように、
人間の未来はアバター化が描かれているが
その先は何なのだろうか。

アバターとの共存なのかな。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.4

意図を理解するための知識を
持ち合わせていない自分にとっては、
少しハードルが高かった。

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.9

カイジというより、
藤原竜也のための映画のように感じた。

どこでシュリンクしたのかは謎だが、
少し哀しい気持ちになった。

ジョーカー(2019年製作の映画)

2.5

「狂気」というものは、
主観の集合体である客観によって
創り出される。


はっきり言って、
この映画は観たくなかった。

そして、レビューの付けようがない。
だから中間地点の2.5とする。


ここ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.3

子どもの「純愛」も、
大人からすれば歪なものに見える。
年齢のギャップが生み出す、
愛の捉え方の差が綺麗だった。

また、普通の映画と大きく違うのが、
やはり天気。

明るい前向きなセリフに、
軽やか
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

“速度”を感じる作品。
物憂げな世界観が印象的。
自分は絵のクオリティを求めていることを
この作品から知った。
表情の機微を感じ取ることが
好きだからかな。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

これはただのヒーロー映画では無い。
現代社会のリアルを原液で
飲み干すような表現に興奮した。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

靴を作ることは人を知ること。

“雨”に対する感じ方が変わった。

雨が降り続ければ、
君はそばに居てくれるだろうか。

雨なんか降らなくても側にいるよ。

綺麗な言の葉だと、感じた。