そこはかさんの映画レビュー・感想・評価

そこはか

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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

社会人になって価値観が変わり学生時代の友人や恋人と上手くいかなくなる描写に胃がキリキリしつつも「すべてを捻じ曲げる恋愛」軸に回収されない安心感を抱いていたら、他の追随を許さないミランダの超人性によって>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

ふたりが打ち解けていく様とても柔らかに表現されており、観ていて心地よかった。髪切るシーン好き。

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.8

設定が訳分からないのにまわりまわって王道のストーリーに落とし込まれていて面白かった。惑星に残されたふたりはどうなったんだろう。なかったことになったのだろうか。

正欲(2023年製作の映画)

3.8

人間性愛者のセックスを真似る中で、"普通であること"の滑稽な側面にも気づいて自身のあり方を少し肯定するシーンがとても良かった。

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.0

困窮時のギスギスした人間関係の描写がかなり嫌だった。一方で、ヒロイン一家を愚かな存在として切り捨てるのも雑で嫌だった。
エイリアンの人類芸術に対する態度を見て、文化人類学の講義のエスノセントリズムを思
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

空が狭い演出を見たとき、もう続きを観たくなくなるほどに辛かった。
三上が畳間で過ごす様子を見てヴィム・ヴェンダースは役所広司をキャスティングしたのかな。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終盤で死体を弄びながらも、防犯カメラに臓物を塗りたくって視界を遮断する知性が残っていることが怖かった。性欲は感染者内でも満たせるけど、嗜虐欲は理性のある非感染者でしか満たせないという設定も面白かった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

序盤に平山の最小限で清廉な繰り返される日常を理想として描きながらも、他者の去来を通じて避けようのない変化や孤独を平山に再認させていく様が美しかった。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

生き方としての旅をするノマドに物理的な目的地は無く、他のロードムービーと違って精神的な変化のみに焦点を当てた作品だったので面白かった。その分、人物間の比較もわかりやすかった。映像も音楽もきれいだし時間>>続きを読む

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.8

ずっとうすらかげろうが滲んでいる感じが良かった。平成の夏って感じがした。姿は違えどムロツヨシがムロツヨシだった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで観てよかった!!!
存在感と絶望感が圧倒的。
テーマ曲の使われ方もめちゃくちゃ熱くて好きだった。
最後は蛇足では。
既に訳されてはいたのだろうけど「恐竜」という言葉はそこまで広がっていたのか
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.6

最初の砂漠のシーンがめちゃくちゃ良い。犬かわいい。犬って演技指導とかできないから撮影が犬の機嫌次第になりそうでかわいい。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.8

アディ役の子の表情の機微がすごかった。おじロリロードムービーの元祖的な立ち位置なのでは。おばショタのロードムービーも観てみたい。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.5

クリス・エヴァンスの名前をどこかで聞いたことがあると思っていたらキャプテン・アメリカ役だと知ってびっくりした。
アクションが軽やかで観ていてとても楽しかった。説明もなくゲーム的世界観が取り入れられてい
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生きる(1952年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が胸糞悪い。家族観に諦観持ち過ぎでは。そういうもんなんだろうか。母の想いは息子に届かず、父の思いは息子に届かず。諦観と愚直は違うだろ。渡辺にしても生きた証を残すための社会事業としての公園建設で>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.6

キャプテン・アメリカかわいい。ブラック・ウィドウが対エイリアンの市街地戦に駆り出されるのはかわいそうだと思ったけど、ちゃんと活躍してて良かった。
アイアンマンが死ぬ必然性を感じなかった。

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.5

死因の傷を伴った幽霊が登場する文脈によって恐ろしい幽霊にも可哀想な死人にも映るのが面白い表現だと思った。コールが相手を理解しようと向き合うことで恐ろしい幽霊から未練を残した故人へと見え方が変わってくる>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

「パズドラみたいな恋はしない」という歌詞の意味が少し理解できた気がする。

パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

3.5

倫理観を傍に置いて観る雰囲気映画として最高だった。あのえっちな懺悔室みたいなシステムって何なんだろう。大人と子どもバディの旅の描写が相変わらず素敵過ぎ。

イコライザー(2014年製作の映画)

3.6

安心して見られる必殺仕事人。ちゃんと監視員の(マッコールさんがでかすぎるため)相対的に小さな正義も描かれていてよかった。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.8

主人公が聖人過ぎて報われてほしいと感じる反面で報われないから面白いんだろうなと思った。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

やっぱりくすんだ色合いが綺麗だった。窓越しに話し合うシーンの空間の切り取られ方がきれいで好き。エイリアンのストップモーションも面白い表現だと思った。ストーリーはよくわからん。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.5

カメラワークがきもかった。登場するおじたちに会ったことはないのにどこかリアルに感じてぞわぞわした。服装やら背景に当時の渋谷を感じられるのがめちゃくちゃ良かった。エンディングも好き。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最終レースでの静寂の使い方と間のとり方が最高すぎる。外コーナーから抜くときにすーっと自室へ戻っていくシーンや先行車が駆け抜けたあとに少し静寂を挟んで主人公機が爆音で駆け抜けていくシーンとか。
恋愛要素
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スポットのキャラデザ好き。
続編が決定していることを知らなかったので最後のシーンを見せられてに生殺しにされた気分だった。めちゃくちゃアツかった。絶対に続編出たら観直す。

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