サムさんの映画レビュー・感想・評価

サム

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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.4

むずかしい
人間の心の動きは普通、膜の向こうに動く影のように描写されるが、そうではなくて内臓のように脈打つ心の実体を掌に持っている感覚を伝えたいんだろうなと思った。

観音崎は、馬鹿にされる存在かもし
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.8

すべてが嫌味の無い、人間の温かみを感じる物語で、すごくよかったんだけれど、なにかがひっかかっている。なぜか手放しで絶賛できない。

サンチョー(2021年製作の映画)

3.1

コントとしては面白いし、舞台挨拶も見れて満足だけど、どんな映画にもある「哀愁」は一切感じなかった。コントの詰め合わせという感じ。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

前半では、「無を見て有を想う、死を見て生を想う」という普遍的なテーマを強く感じそれだけでも非常に面白いと感じたが、後半での内的世界への視線、そして痛みへの意識の描写に息を飲んだ。とんでもない深みを持っ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.6

見終わったあとはあまりよくわからなかったなあという感じだったけど、勧めてくれた友達と話したり、ネットでの感想を見たりすると、だんだんとわかってきた。
たけしの最後の表情ときれいな瞳は記憶に強く残る。ま
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.1

撮り方の不自然な間や遠さが、キューブリックの作品に似ているなと思った。海の音や草原の色が、村川の精神世界のように、死を彷彿とさせる蒼さをたたえていたと思った。女の子は村川の子供みたいな純粋な部分の象徴>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

佳作かな。「俺もお前も、自分を見て欲しいばかりで、相手を見てなかった。相手をよく見ると、世界が始まる」はぐっときた。題材も流れも面白そうだったから、予めハードル上げすぎちゃったな

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.1

頭がもじゃもじゃの博士や、過去への旅、そして両親の恋愛の甘酸っぱさも、全てがワクワクするというか、どうしようもない、手が伸びずにはいられない蠱惑的魅力を放っている。1.2.3全部見たけどここにまとめと>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.5

最初はびっくりさせるばっかりで、ただのアトラクションかと思っていたけど、話の筋もなかなか斬新で面白く、ホラー映画としてきちんとできているなと思った。ドントブリーズ1の方でも現れた派手な怖さはもちろん豊>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とにかくリアル。確かに、片腕無くして、色んなものを失って、それで急に戦争という非日常から日常へ戻されても、それでどう生きていけというのか。むしろ自分が死ぬまで、もっとめちゃくちゃになるまで続け、と当事>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ところどころのシーンは映像として美しく、曲も素晴らしい。しかし話の筋がどうにもご都合主義、鈴は初見の竜のオリジンをどうして知りたくなったのか?竜が最初、再起不能なほどasをボコボコにしていたのは何故?>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

3.2

これは面白い。が、映画を見て面白い!という感覚ではなく、テレビやYouTubeを見て面白い!という感じに似ている。優劣とかそういうことではなくて、要は単なるエンタメに感じたということです

回路(2000年製作の映画)

3.2

生きている人間と死んでいる人間、その魂の居場所の区別が無くなって…それでどうなるんだろう。難しかった。
勿論敢えてなのだろうけど、撮影技術の稚拙さ、俳優の演技の雑さが不気味の枠を越えて興醒めの感を与え
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

心に残る映像と音楽。中身はシンプルなSFだが、視聴体験として面白かった。いちから世界観を作り上げるというのは簡単では無いだろう。

さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.7

定点カメラのみで撮影された映像。ヨーロッパ系の映画特有の、生活感なく綺麗すぎて無機質に感じるということがあったけれど、見終わった後は謎のあたたかさが残るような映画だった。人間をどこか、好きになろうとい>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

良作ですね
難解かと思いきや伏線の量がちょうどよく、お伽話や昔話のような雰囲気がありました。
凝った演出や細かな質感に感心が止まらない良い映画ですね、次作も見ます

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.1

流石に作り物くさいかな笑 こういう映画は公開から数年しか意味がないのが惜しい

万引き家族(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

前評判が良すぎてハードルが上がりまくったせいか、あまりピンと来なかった。血の繋がりがあるかないか、家族とは何か、というのは何となく、ありふれたテーマに感じてしまう。ただ安藤サクラの泣くシーンは、こんな>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.7

良い。矮小で卑しい主人公が、それでも繊細な子供っぽい心を持って、どうにかこうにか、存在しない幸せを求めてもがく。
自分の手から離れた幸せ、あるいは元からそこにない幸せ。
正しく強く生きられない卑しい主
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

メチャクチャ良かった。反抗するのがロック。校長先生も彼女なりの闇を抱えていて、はっきりした悪者がいないのが良かった。最後に保護者含めたみんなが熱狂するのは流石にリアリティないかと思ったが、そんな些細な>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

どうせあんたたち飛行艇乗りは、女を桟橋の金具くらいにしか考えてないんでしょ!

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.2

良い。この映画を見てから、「映画に良いストーリーというものは必ずしも必要ではないのかもしれない」と思うようになった。筋書きははっきり言ってメチャクチャなんだけど、この映画を見て、バグダッドカフェの砂を>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.6

最強の2人かよ!と思ってたら最後はちょっと違ったな
意外と悪くなかったです

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.3

アニメ映画としての完成度は確かに高かったけど、千と千尋抜いたのは悲しかった、、流石にどう考えても千と千尋の方が上じゃないか。。
日本人はみんなが見ているものを見るから、雪だるま式に興行収入が増えたんだ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

よかったな。邦画の良さが良く出ている。日本人は自己犠牲が好きだ。僕もその例に漏れない。あまりよくない価値観かもしれないが、そういうものに浸りたいときもある。。

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.2

良い話だったし、非の打ち所も特に見当たらないんだけど、僕は捻くれた人間なので「あーそうなんだ、良かったねー」って感じです

シザーハンズ(1990年製作の映画)

2.0

嫌な感じだな。ヒロインの行動に全く共感できないし、「なんとなく良い感じ」の場面のパッチワークでできた映画という印象。なによりも続きが気にならなくて、途中で完全に飽きた。なぜこれが評価されているのだろう>>続きを読む

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.8

イイ。でも、日本のおっさんがこれ見て良いな〜とか言ってるのが想像できてなんとなく不快だった。これはなかなか説明できない感覚

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.6

まあまあいい。記憶を無くす恋人、というのはありきたりなテーマだが、どう対応すれば独善的でないかというのを突き詰めて考えたのだと思う。腑に落ちるエンド。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.6

キムタクかっこいい。ジブリでは上位にはいる好きな作品

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良い。神様を閉じ込めておくんだよ、という最後の椎名のアクションがなければ物語にピリオドは打たれず、彼も傍観者でしかなかった。仙台のコインロッカーの中で、1人きりで歌っているボブディランを想像すると可笑>>続きを読む

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