何度観ても心打たれる。結末を知ると、作中のアンディの表情の意味が読み取れる気がする。
引いてしまうほどの俳優陣の演技力。現代の作品でありながら昭和・平成の匂いも感じてやくざ映画ファンとしてはたまらなかった。
福山雅治さんがギターを構えてバキュンとするシーンがすき。リリーフランキーさんはどこか憎めない底辺層を演じさせたら天下一品だと思う…
追い詰められた兄が妹を傷つけなかったところが唯一の救いというか、とにかくほっとした。
前半の、田舎のひとたちに食事をもてなされて「うめえ」「うんめえ」と言いながらもりもりごはんを食べるシーンがすごくすき。ふとしたときに何回でも観たくなります。坊はええ子じゃ。
夢中で最後まで観たけど観終わったあとの「これは何だったんだろう」というきもち…字幕がいちいち面白い。
みんながみんなその場しのぎのやさしさなんだけど、まがいものでもハリボテでも、たくましく生きていこうとする様は間違っていなかったはず。さびしがりばかりが集まってもほんとうの家族にはなれないんだなあと戒め>>続きを読む