鶏さんの映画レビュー・感想・評価

鶏

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

5.0

ものすごくぶっ飛んだ話を、ものすごいテンポで、ものすごく強引に進めてくる超ド級のクセ強怪獣映画。
ヒトの生命や文明なんてものは屁でもなく、この星は怪獣たちがド突き合うためのプロレスのリングに過ぎないと
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ気になってたのに劇場行きそこねた 「世界の終わりから」、ようやく鑑賞。

怒涛のそういうことだったん!?が畳み掛けてくる終盤からの、満を持してのタイトル回収がエモすぎて号泣。
伊東蒼はやっ
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.8

終盤の主人公の眼の血走り具合もさることながら、あの「絵」を見た直後の数秒の情動の揺らぎが強烈だった。
いわゆる「無敵の人」論というか、失うものが無くなると人は凶行に走りがちってのはあるんだろうな…
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.7

設定も良かったしオチがとても好き。

主人公の俳優さんどっかで見たよなぁと思ってたけどパシフィック・リムのベケット兄の方だったのか…!!

黒い家(1999年製作の映画)

3.9

評判通りめちゃくちゃ怖かったし大竹しのぶの怪演に震える
それはそうと切迫した攻防の最中の突然の「しゃぶれェ!」と「下手くそォ!」で笑っちゃった
どういうことだよ

異人たち(2023年製作の映画)

4.1

少年時代に両親を亡くしたゲイの脚本家が出逢う不可思議な"異人たち"。
境遇は違くとも、拭えない疎外感と将来への不安に苛まれながら生きる多くの人に刺さりそうな作品。
映像の質感も劇伴も、どう転ぶのか読め
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パルス(2006年製作の映画)

3.0

決して嫌いではないけどリメイク元の良いところを薄味にしたように感じてしまった。
音も無く人が染みになって消えていくのが良かったのに、仰々しくディメンターみたいなやつに吸魂されるのは…
ジャンプスケア頼
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.2

罪を犯した観光客向けに"犯罪者のクローンが身代わりに処刑される"システムが根付いたリゾート地。
狂ったルールに触れて倫理観がバグっていく観光客たちの醜悪で滑稽な人間模様が面白すぎる傑作。
翻弄され憔悴
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

前作で「バスターズ」を継承したスペングラー家のその後の活躍を描く後日談。
正直映画としてのまとまりの良さは前作に及ばないけど、お馴染みの消防署や"老いを楽しむ"旧メンバーたちが見られたのは満足。
邪神
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.4

(過去鑑賞)

「シン・ゴジラ:オルソ」につづきゴジラとモノクロの親和性を改めて教えてくれる最高の怪獣映画体験。
白く輝くゴジラの背鰭と熱線はもはや美の骨頂。
なんなら過去作もモノクロにしてみて欲しい
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

みんな人の心が無さすぎる
あそこまで冷血にさせてしまうほど富裕層と貧困層の分断が凄まじいってことなのか

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

4.0

ホラー好きとしては見とかなきゃと常々思ってた「降霊」を遂に鑑賞。
ただ「そこにいる」だけなのに目を見張るような異様な存在感を放つ霊たち。
ヒトコワの側面も強くて、平凡を恐れてしまったが故の夫婦の末路も
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

上空に巨大UFOが鎮座する東京を舞台に、卒業を控えたJKたちが織り成す青春SFストーリー。
原作未読だけど、一見ゆるいけど感情激オモなキャラクターと終末を予感させる退廃的な雰囲気、そして謎多きSF要素
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.1

終わりのない憎悪と暴力の坩堝に閉じ込められた「執行人」と「死刑囚」が繰り広げる奇妙な日々。
現実では有り得ない状況下で、感情があらぬ方向へ転がっていく展開に目が釘付けだった。
言い知れぬ虚無感の漂うラ
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ティル(2022年製作の映画)

3.8

「(南部の白人の前では)自分を小さく見せろ」と息子に言い聞かせなきゃならない50年代のアメリカ。
最愛の息子を差別主義者のリンチによって奪われた母の闘いを描いたノンフィクション。
南部と北部で認識に大
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

壮大なスケール、印象的な画作り、世界観を彩る劇伴、どれをとっても劇場で見て正解だったと思わせてくれる作品。
前作では事態に翻弄されるばかりだったポールが救世主として民を導いていく様に胸が熱くなる。
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.1

女装のロックシンガーが自身の半生を歌い上げながら、引き裂かれた半身を探し求める物語。
とにかく終盤の「Midnight Radio」が良すぎた。
『魂で知れ。
お前の血が心臓から脳までの道筋を知ってい
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.8

悪友3人組が幼い頃にでっち上げた架空の親友"リッキー"をめぐるドタバタコメディ。
色んなジョン・シナが堪能できる楽しい作品。
単なる下ネタ主体のコメディかと思いきや、思いの外サクセスストーリーにまとま
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.4

思ってたより普通に楽しめる映画だったけどやっぱり「本格ミステリー・サスペンス」ではないよね

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「打ちすぎると死んじゃうぞ〜」とか「お前のお母さん頭おかしいんじゃねえのか」の演技が自然体すぎて背筋が凍る。
あのクッキー?が洗脳を解く鍵のようなものっていうのは何となく思った。
パッキングされた死体
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カラフル発煙筒と原油スケートのくだり、おふざけが突き抜けててめちゃくちゃ好き

ラストの「キングスマン」は単なるファンサービスなのかそれとも…???

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.8

俳優シャイア・ラブーフの子役時代から続く実父との確執を描く自伝的作品。
外野には容易に察しえない複雑な父子の関係性を垣間見た。
ラブーフ本人が問題のある父親役を演じてるけど、演技を通して父の視点で過去
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.9

不思議な余韻に浸れる作品。
改めてケヴィン・スペイシーって良い役者だなぁと思った。
例の件は無罪判決が出たみたいだしまた銀幕で見たいなぁ…

コケシ・セレナーデ(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

油断してたところにウルっときた…

みぽりん(2019年製作の映画)

3.5

歌が下手すぎる地下アイドルVS狂気のボイストレーナー。
なんかもう終始ふざけてて楽しかったし執拗に市民税への憤りを訴えてくるのも好き。
各々お迎えが来て1人取り残されるラストからの壮絶な「終」の字に感
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