SRAWさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.1

青春は不安定なものだ。
あの真っ只中にいる人々の心は繊細で曖昧で、汚ならしいとすら思ってしまうかもしれない。
だが、青春は美しく眩しい。
ズレて、ズレて、混ざり合う。
それをアニメーションや音楽、そし
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.4

2018年要注目のエンターテイメント作品。

まず、続編としての立場は示しながらも、1つの独立した映画として成り立たせていることに敬意を表したい。

思春期真っ只中の少年少女が冒険を通じて自分の内面と
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映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

3.0

非常に惜しい作品。

まず、映像の質はとても高くて大満足だった。F作品らしさの溢れるコミカルな動きを終始心がけていて、また作画的見所が非常に多かったと思う。

音楽についても、流石にベテランの方を引っ
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.1

良くも悪くも岡田麿里。

完成度は非常に高かった。荘厳さも漂わせるような背景美術に撮影による光や影がやさしく綺麗に合わさった世界に川井憲次氏の美しく幻想的な音楽が紡がれる。先ずそれに強く引き込まれた。
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龍の歯医者 特別版(2017年製作の映画)

3.7

TV版を観た上での鑑賞だったが、やはり劇場で観るべき作品だと感じた。
音響のクオリティがかなり高い。迫力のあるシーンは大胆に鳴らしつつも、静けさのあるシーンではギャップも見せていて、魅力が増していたの
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仮面ライダー1号(2016年製作の映画)

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まず、この時代に敢えて「1号」という直球なヒーローを取り上げ、それを貫いた制作陣の思いに敬意を表したい。

『仮面ライダー1号』がどんな映画かは、あの炎のシーンからラストにかけてに全て詰め込まれている
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.5

『ブレードランナー』の正統な続編。
そういう意味では「正解」の物語だなと。

SF作品としても非常に洗練された作品であり、真正面から挑んだ意欲作だと感じた。

また、技術面でも進化が痛烈に感じられ、高
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

「ダンケルク」に呑まれた感覚。
劇伴の展開が流動的で緊張感があった。
実写の醍醐味である「リアル」の迫力があますことなく発揮された作品だった。
正に「現実」を超越したような世界観。
是非IMAXで鑑賞
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.2

他の2シリーズとは全く切り口が違い新鮮だが、しっかりと「スパイダーマン」を描いていたという印象。
とにかくノリがいい。吹き替え主演の演技も素晴らしかった。
強いていうなら、もう少しスパイダーマン単体に
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.7

岩井俊二の原作に触れずに鑑賞。
傑作とまでは言わずとも良作かと。
強いフェチズムを感じる内容だった。そして、原作の素晴らしさも強烈に感じられた。

ストーリー構成の面では原作に遠く及ばないだろう。しか
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