orijokさんの映画レビュー・感想・評価

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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

キモい怪物から逃げたり戦ったりする話。
終始緊迫感があってハラハラしながら観られた。いやしかし、なぜあんな状況で子供を作るのか。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

エログロ描写があるので好き嫌いは分かれるとは思うが、自分は好き。
とにかくおしゃれだな、という印象。分かりやすい物語の筋の中に、「水」や「色」、「声」といった様々なモチーフが散りばめられ、ただの商業映
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

続編ありそうな終わり方だった。あとハリソン・フォードの出演時間が短い。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

思弁的な物語で難解ではあるが、個人的にはこういう考えさせる系の映画の方が飽きずに楽しめる。

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.6

ここ数年コナンは観てなかったけど、久々に劇場で観賞。平次がフィーチャーされてるのは漏れなく面白いし、まあ今回も面白かったんだが、個人的には『迷宮の十字路』とカブってしまうところがあり、新鮮さにはやや欠>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

出だしのインパクトで一気に引き込まれた感じ。音楽に関しては、アカデミー賞も納得というような素晴らしいもので、いつまでも耳に残る。政治だの社会だのという「お約束」の視点は一旦抜きにして、純粋な総合芸術と>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.7

テーマから想像していたようなグロテスクな印象はそこまで無かったものの、主人公に密着したカメラワークや、「部品」としてのユダヤ人という表現、端々に見切れる死体の山など、歴史的な生々しさみたいなものを感じ>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

全編がほぼワンカットの長回しで構成されているのは、舞台に挑むリーガンの一挙手一投足こそが一つの舞台なのだということのメタファーとして機能しているのではないかと感じた。ラストシーンが多様な解釈を生じさせ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

予想よりも面白かった。映像の迫力が見応え十分なので、3Dで観るほうが良いかもしれない(自分は通常ので観たが…)。時間や空間の可塑性みたいなことが一貫したテーマになっていて、単なる「悪いひとをやっつける>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

冒頭から漂うシャレオツ感もさることながら、音楽がたまらなくかっこいい。最後は悲しい感じで終わるのかと思ったら、意外にも後味の良い幕切れでよかった。デ・ニーロの渋かっこよさも抜群。

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.1

まさに「この時期」に観るのは必然かと思いつつ二度目の鑑賞。アクションかっこいいし、物語の筋はしっかりしてるし、観てて飽きの来ない作品。

アルファヴィル(1965年製作の映画)

4.0

個人主義的な思想が排除されたディストピアというのは、SFとしてはそれなりにありふれた設定ではあるものの、とりわけて未来的なガジェットに頼るのではなく、モノクロの映像によって終末感を醸成しているのが良い>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

ゴダールだし少々退屈になるかな…と思って観たらところがどっこい面白い。唐突なミュージカル、極端な長回しによる画面の往復運動、コメディータッチの逃避行、そしてメタ映画的な言及。これらの要素によって、商業>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.7

アンナ・カリーナの可愛さ。哲学談義の深遠さ。これらだけでも観る価値あり。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

ジャンプカットの多用や意識的なカメラ目線の演技など、あくまでも観客に対しての語り掛けとして、映画の映画性を押し出しているところが今観ても新鮮だった。それと、台詞や動作の一つ一つがシャレオツ。「海が嫌い>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

生死の境を彷徨ったが故の、生きることへのある種の泥臭さをも滲ませるような執着心という形で「生」への欲求や「性」への欲求が象徴的に描かれているのが印象的だった。あとマシュー・マコノヒーの役作りが凄い。

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

『ダーク・ナイト』には劣るけど十分楽しめた。今回はクリスチャン・ベールよりもゲイリー・オールドマンやジョセフ・ゴードン=レヴィットの方が目立ってたな。前作のジョーカーもそうだが、助演の演技の良さによっ>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.1

ヒース・レジャーの怪演が最高。終始ゾクゾクさせられてた。善悪や正義といった深遠なテーマ設定は相変わらず見応え十分。ヒーローとしての強さはあるけど、精神的にも肉体的にも完全無欠ではないバットマンには妙に>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

アメコミ慣れしてないけど普通に面白かった。正義とは何なのか、といった哲学的なテーマを上手く描いているという印象。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.6

前々から気になっていてようやく鑑賞。救いようのなさが行き着くところまで行き着いた感じ。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

表向きは戦争映画。真のテーマは「家族」とか「愛」とか「連帯」とか。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

死の淵から蘇った男の復讐ストーリー。『タイタニック』の頃と比べて顔の大きさが2倍くらいになった気がするディカプリオの迫真の演技に一見の価値あり。そりゃアカデミー賞獲りますわな。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

映画全体の雰囲気が落ち着いてて良かった。エディ・レッドメインの女装といい、ヨーロッパの街並みといい、どこか静謐な美しさが滲み出ていた。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

レオンとマチルダの絶望的なまでに脆く美しい愛のかたち。いつ観ても素晴らしいと思える作品。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.1

ハードボイルドだけど人情味溢れるウォルトの生き様に感動。あと音楽も良かった。

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

エディ・レッドメインの演技が抜群に良かった。あとフェリシティ・ジョーンズすげえ可愛かった(『ローグ・ワン』と印象違いすぎて…)。螺旋や円環のモチーフを意図的に散らばすことによって宇宙空間や時間のメタフ>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.5

始まりはいつも砂漠から。その方が物語に「潤しがい」があるよね。いずれにしてもあと2作品が楽しみでならない。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.9

ここ数年で観たSFの中では断トツに良いと言っても過言ではない作品。得体の知れない形而上学的な存在に導かれるのではなく、人類の危機を救うのは他でもない人類自身なのだという人間的で回帰的なテーマが、親子の>>続きを読む

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