KKさんの映画レビュー・感想・評価

KK

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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

所々ちゃちいけどラストでしっかり泣けた。
1セントのシーンすき。
デミ・ムーアうなじの形までかわいい。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.5

この作品に登場する外の世界はまるで空虚。それはフランコ独裁体制下の象徴そのものだ。ただそんな空虚な世界をつぶらな瞳をもった少女が好奇心を抱えて駆け抜けるだけで、いとも簡単に絵画のような美しさが画面全体>>続きを読む

ファウスト(1926年製作の映画)

3.8

国立映画アーカイブの『サイレントシネマデイズ2022』にて視聴!
ドイツ表現主義のサファリパークでずっと画面が楽しい!(序盤サイレント空間が気持ちよすぎてウトウトしたけどw)
セリフがない分一生懸命人
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ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

2.8

名匠タル・ベーラ監督の処女作。この人の有名作品から伝わる味を一切感じ取れない。そもそもタルベーラがやるイメージが全くないモキュメンタリー的であり、冒頭テロップの『誰にでも起こりうることだ』を想起させる>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.5

ただの青春恋愛映画じゃない、人生における壁の大きさと、それに対するティーンの希望を描いた傑作。天沢聖司は恋には不器用だけど夢には誰よりも器用で、そんな彼に等身大の少女である月島雫は惹かれていく。恋した>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.7

主人公の"苦虫女"こと鈴子(蒼井優)にどこか共感できてとても楽しい作品だった。人間を100パーセント信じることが出来ない性格がまさに自分とそっくりで、環境を変えて周りの人間に馴染もうとするも『思ってた>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.4

【𝕁𝕦𝕣𝕒𝕤𝕤𝕚𝕔 𝕡𝕒𝕣𝕜】
1993年・アクション/SF・2時間1分

『想像を超える。映画の歴史が変わる。』

ストーリー・構成
★★★★
演出
★★★★★
映像
★★★★★
音楽
★★★★★
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.4

【𝕋𝕙𝕖 𝕘𝕣𝕖𝕒𝕥𝕖𝕤𝕥 𝕤𝕙𝕠𝕨𝕞𝕒𝕟】
2017年・ミュージカル・1時間45分

『夢が踊りだす。』

ストーリー・構成
★★★★
演出
★★★★
映像
★★★★
音楽
★★★★★
エンタメ性
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.4

【人間って滑稽だね】
この作品は人間の滑稽な部分と冷酷な部分の両方を兼ね揃えてる。すごくオシャレ。

独特のカメラワークと絶妙な気持ち悪さ。
コーエン兄弟の作品は中毒性が高い...🫥

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.5

展開が読めてしまったけど、独特の世界観に惹かれた。ラストシーンの全てを知ったブルース・ウィリスの演技はトリハダモノデスネ!

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

1.5

シュールレアリスム?こういうサイケデリックな作品はどうしても記憶に残るよね。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.1

 スコセッシ特有の『あぶれ者の狂気』が見える作品。そんでまたデニーロがそういうだっっさいオトコを演じるのがうまいことうまいこと。ルパートパプキンの狂気の顕示欲って人間の誰の心にも宿ってるはず。この作品>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった。序盤にいきなりウルトラマンの前身である『ウルトラQ』のリメイクを入れることで原作ファンの心をガシっとつかむのが庵野らしい、オタクらしい。思わず映画館の最前列席で『マンモスフラワ>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

映画を愛した人間の回想録。この作品で感じるノスタルジーをボクは決して忘れたくない。トトが幼い頃のアルフレードとの出会いは、トトの人生を決定づけてしまった。今まで古典映画への魅力をどこか受容で>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

みんな何かに一生懸命で、心が温まる。
トム・ハンクスの悲しい表情はやっぱりいいな。キャサリンゼタジョーンズは全盛期ってくらい美女。この人の目的も考慮した上でくっつかないで終わるのがスピルバーグらしいっ
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

4.5

エディ・マーフィは天才。彼が持つ軽快さと力強さの二面性にはどうしても引き込まれてしまう。悪党をやっつける単純なお話だけど仲間の応援がどんどん増えるのがいいよね。80sはとにかくオシャレすぎるって思う。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

友達に誘われて本当は『シン・ウルトラマン』のために貯めてた分を使って視聴。モヤモヤな気分で座席に座ったが、観終わったあとはそんなもの全て吹き飛んだような気がした。そのくらい力強いメッセージ>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大学の講義。フランク・キャプラ監督の別作品『素晴らしき哉、人生』が個人的最高傑作であるボクは、いとも簡単にこの作品の虜になり、この作品が講義で観れる幸せで1限の退屈さなんて吹き飛んでしまった>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

少女(ルビー)が聴覚障害者なのではなく、彼女以外が全員聴覚障害者の家族の物語。褒めるべき点が多すぎてキリがないんだけど、まずはギャグがめちゃくちゃ面白い。超えてはいけないラインをちゃんと遵守し>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.0

最高の厨二映画。キアヌがもっと好きになる。ルシファーかっこよい笑

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

3.0

大学の講義でキートンの作品が気になってアマプラで見れたので視聴。27回目の誕生日の午後7時までに結婚すれば...700万の財産が入る!
誕生日に世界一多くの女性にフラれた可哀想な主
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文化生活一週間/キートンのマイホーム(1920年製作の映画)

2.5

大学の講義で鑑賞。3大喜劇王のうちの1人であるバスター・キートンのデビュー作らしい。
古典的ハリウッド映画の黎明期を象徴するような倫理ガン無視のお笑い。100年経っても予測不可能な
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

完成披露試写会に参加させて頂きました。


一言で表すと、"美しい作品"でした。吉岡里帆さん演じる主人公の齋藤瞳は、明確なビジョンを貫き通す芯の強さがある人物。彼女が憧れるのは"天才"アニメ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソン監督の代表作。次から次へと場面が転換していく様子は回転寿司のワクワク感と同じなんだよな笑
ならではのコミカルさとキュートさは話が進むにつれてどんどんクセになる。
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

大好きな作品。デ・パルマが描く男はみんなカッコイイよねほんと。ケビン・コスナーの圧倒的主人公感。ショーン・コネリーの圧倒的存在感。アンディ・ガルシアの圧倒的エロさ。そしてロバート・デ・ニーロ>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.2

あえてサム・ライミ版から視聴。スパイダーマンという作品に今まで触れたこなかった自分を悔やんだ。そのくらい面白い作品。
主人公はひたすら孤独だ。仮面ライダーと同じ、表情が分からない、
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炎のランナー(1981年製作の映画)

3.4

ボクの映画は"印象"だ論で評価すると相当いい評価になってしまう。たしかにイギリスの雲と同様に終始どんよりしていて盛り上がりに欠けるかもしれない。だけどたまにギガ・インパクトが挿入されている。>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッドの"男"の定義が詰まってる。老後の人生は災難だ。そうして不貞腐れているクリントおじいちゃん。口も悪ければ思想も偏る。そんな腐ったおじいちゃんがアジア人少年との出会いで>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

2.5

イタリア映画の巨匠・フェデリコ・フェリーニの傑作に挑戦してみた。もちろん完全に理解することは不可能だと分かっていたが。予想通り難解だったのでシンプルに抽象的に物語を掴みながら映像美を嗜むこと>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.3

 サム(ショーン・ペン)のことをずっと応援したくなる。お父さんが他の人と違うからこそ人一倍成長するルーシー(ダコタ・ファニング)に胸が痛む。天才子役だよね。弁護士のリタ(ミシェル・ファイファー)がとに>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

 男の友情って素敵だ。序盤のSeptemberでハートをガッチリ掴まれた。ドリス(オマール・シー)は最強のハマり役。
 この作品は2人の掛け合いがとにかく好き。ずっと2人の空間に居たくなる感覚。人種と
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 コメディとしても一級品。ホラーとしても一級品。ジム・キャリーの陽気な演技が終盤になるにつれて悲壮感を醸し出していく。
 ラストシーンの一生懸命なトゥルーマンにはひたすら感動した。何かの現状を変えよう
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ミスト(2007年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 観た後に鬱になる作品の代表格。でも個人的にはスカッともした。というのも、今までは物語において主人公が絶対的な力を持っていた。それはシナリオの都合だから仕方ない。だけどこの作品はそんな"主人公補正"を>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

3.0

 どんでん返しの応酬。観終わったあとにモヤモヤがこれほどまでに残らない作品は珍しい。悪役もコメディ仕様でストレスを全く感じない。手持ち無沙汰な朝に観たい作品。
 シリアスな場面もコミカルな場面もスコッ
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