すみかさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

すみか

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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

公衆電話の前で立ち止まったスピヴェットが「自分のことを心配している家族たちの姿」を想像するシーンがせつなくてつい涙腺がゆるんだ。ひとりぼっちの状況でそんなことを考えずにはいられない幼い子供の心理がいじ>>続きを読む

マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いい人生だなあとは思うのだけど、瞳をきらきらさせながら「こんなふうに生きたい!」と手放しに言えてしまうような感じではない。はっきりいってくるしい場面が多いし、村の人々の古い価値観には怒りさえ覚えた。周>>続きを読む

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.3

コメディというよりはゆるい。もうすこし疾走感があったらなあ、と思いつつラスト間近で泣きそうになった。おじいちゃん子なので…。気の強い老人はやっぱりいいな。

ゾンビの群れの中で昼寝するハミッシュがツボ
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.5

人肉入りパイをうっかり食べてしまう危険性がほとんどない21世紀ってちょっと退屈。ヘレナ・ボナム=カーターがかわいかった。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.0

映画全体の構造がややこしく、最初はすこし混乱した。ただし映像はおしゃれでかわいい。
失恋直後特有の、楽しかった思い出と嫌な思い出が無尽蔵に脳へ浮かんでは消えるあのかんじを思い出した。ひさしぶりに恋がし
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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

一度知ってしまった自由を無理やり取り上げられることの悲痛と、それをどうすることもできない悔しさ、歯がゆい気持ち。それでもせめて机の上に立ち上がった生徒たちを見て、キーティング先生はどんな思いを抱いたの>>続きを読む

スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

コメディ映画だと思って観たのだけど、幼い生徒たちの弁当を強請り食い漁るクズ教師の登場に唖然。最終的には反省した様子だがどう考えても大人のやることではないしいささか胸糞悪かった。

あとここまで歌うので
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blue(2001年製作の映画)

3.6

おとなびていて、他のみんなとはどこか違ったような、特別さを持った同級生の"秘密"、が、不倫やセックスや煙草だったっていう、まあいってしまえば陳腐なんだけど、でもこの年頃のおんなのこからすればこれ以上の>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

ホームレス、家出娘、ヤクザ、捨てられた新生児等、全体を構成しているひとつひとつの要素をみると嫌な予感しかしないのに、実際は徹底的に救いのある展開でびっくりした。コミカルで人情味あふれるいい話。年末によ>>続きを読む

テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

3.8

グロテスクさにかけては前作よりも上。心構えができていたぶん、総合恐怖度はいくぶんかマシに感じたが、それでもかなり怖い部類に入るホラー映画だと思う。開いた口が永遠に塞がらないんじゃないかと思うようなシー>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.4

青と黄のイメージ。最後の「オー・シャンゼリゼ」がよかった。

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

2.9

こういう蒼井優もいいな。

ラストだけがわりと好き。他の患者からもらった色紙や電話番号のメモをゴミ箱に捨てるあたりの流れ。どんなによい思い出ができたとしても精神病棟を心の拠り所にしてはいけない……そう
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.8

友近が最高だった。コメディ&スプラッタ。死ぬ気で○○とか一生に一度とかそういう言葉の重さについてちょっと考えちゃうな。信念を持った馬鹿は強い。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

A面とB面がすこしずつ混ざり合っていって最後で完全にひとつになる、という構成がよかった。ストレスフリーでみられる気持ちのいい暴力映画。

各登場人物のキャラ立ちっぷりが半端ではなく、その筆頭が森田剛演
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