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多分私はこの映画に含まれる要素をいろいろ取りこぼしているのだけど、でもすごく響いた。まず白黒の画面がとにかく美しい。カラーだとノイズが多くて、このお伽話のような雰囲気は得られなかっただろう。クラットの>>続きを読む
オカルトホラーの怖さを恐怖政治のそれが上回り、怖いシーンで薄目になりがちな私も結構まともに見られた。民主主義まじ大切。
「大和は日本の美学」的な映画かと思って敬遠していたが、冒頭でそうではないのだと嫌でも分かった。こういう監督だと知っていたら、ゴジラマイナスワンも劇場へ行ったんだが。
「こいつは劣っているから、どんな扱いを受けてもそれはこいつ自身の責任なんだ」と考えると、人間は際限なく残酷になるということで。それがたまたまこの時代のこの土地ではユダヤ人とかロマがそれだったというわけ>>続きを読む
ヴィーガンの描かれ方が酷いと思ったが、違った。人間は愚かという話だった。
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料理がいろいろ出てくるのに「おいしそう!食べたい!」と思わなかったのは何故だろう。どれもよく出来ていておしゃれだったが。料理人同士で小麦粉ぶっかけ合ってるし、あまり食いしん坊の目線で描かれていないのだ>>続きを読む
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難解というのとはちょっと違うかなというか、加害してくるタイプの男ってほんとそのまんまこんな感じだよな〜と思いながら観ていた。
特にトンネルのシーン、女が一人で楽しくやってるところに知らん奴がヌッと現れ>>続きを読む
原作は読んでいる。まあ一応見ておくか〜と軽い気持ちで行ったら、冒頭の戦場シーンから相当力が入っていてびっくりした。北海道の景色の広さもちゃんと感じられるし、これは続きも期待できそう。月島と鶴見の過去ま>>続きを読む
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あれは幻だったのではないか→エンドロール→「おったやん」と微笑んで幕、ならギリギリ「青春映画です!」と言い張れると思うが、彫っちゃいましたか〜と唸った。それはもう言い訳できませんね〜。この世界の聡実く>>続きを読む
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「主人公が死ぬ」「この危機は脱するが別の原因で死ぬ」「主人公は生き延びるが社会情勢は変わらないので死人が増え続ける」どれかだと知りつつ観ながらもやはり手に汗握った。テロリストは残酷だし会社は冷酷だし政>>続きを読む
こどもの付添いで鑑賞。2作目がちょっと展開がわやわやする割に退屈だったので心の準備をしてから行ったが、今作は最後まで楽しめた。工場の闇は多分大人の方がヒェッとなりるやつ。見たがった子供本人は大満足で、>>続きを読む
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前半の何がどう繋がるのか分からない恐ろしさが好きだったので、後半はちょっと乗り切れなかった。お馬さんいっぱいでかわいいね。大抵の子は碌な目にあわないが…。
愛と疲労と諦めが溢れ出しそうな母親の姿がいろいろ怖くて悲しい。単に子供の力を信じれば将来ハッピーになれるよ!ではないんだよね。子供は否応なしに大人になっていき、自分でやらなくてはならないことが増えてい>>続きを読む
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家族と彼氏(と赤ちゃん)が全員無事だったのが意外だし、その方面を一手に引き受けた隣人と犬が理不尽な目に遭いすぎていて可哀想。まあ両親は今後、変貌した娘と向き合っていかなければならないのだろう。父親、何>>続きを読む
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・公式トレーラーと「アダちゃん可愛い」という情報のみで視聴。本当にアダちゃん可愛かった。
・羊犬猫も可愛い。あの羊たちって全部実写なのだろうか。すごく表情豊かだった。小屋の中をずっと定点カメラで見てい>>続きを読む
あまりアクションには興味ないのだが、普通に主人公にも当たっていて痛そうなのはよかった。ショートケーキのシーンが好きで何度もリピートした。
原作より救いがある感じで終わっていて、個々の事例としてはこういうパターンもあり得るよねという感じ。でも社会全体の流れがそう進んでほしいものだなあ。
ホロドモールの実態については抑えめに描かれている感じで、ショッキング映像を見せたいわけではないのだろう。帰国後に否定、嘲笑されても再起しようとした主人公の最期がつらい。現代にも変わらず存在する腐敗と欺>>続きを読む
白髪の二人組は何?とか10年って何?とか疑問に思うところもあるけどそれが民間伝承部分なのかな。じっとりねっとり。
なんだこれ可愛いぞ。こういうのが混じってるのもアンソロジーぽい。嫌いじゃないです。
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女の子があまりに悲惨で、いけ!喰っちまえ!と応援上映状態だった。最後は娘の顔を見ていると思いながら苦しまずに殺されたんだと思ったけど、相対的に優しい人ではあるので見逃してもらえたんだといいね。
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面白いな、でも何故タイトルが畳?と思ったら、タイトルロールかい! それまでの暗さと不気味さが消し飛んで一気に元気良くなって笑ってしまった。でも静かな悲しみと不穏が満ちたエンディングまでとても好きです。>>続きを読む
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私は主人公が息子を殺した後に見ている夢と怪異がひとつになった話だと思ったけど、実際はどうなのかな。好きなタイプのホラーだった。
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すこしふしぎ系の話を描く漫画家の短編集に収録されていそうな話。作中では綺麗に描いてるけど要はデスゲームだし、希望をひとつだけ叶えるシステムは残酷だと思った。(だって紛い物だ)
でも結局ラストは泣いた。>>続きを読む
いかにも暴力とパニックが起きそうな設定で、実際そこそこ起きているのだろうが、そこはピントを合わさず「お察しください」。S・キングの小説ならそこを中心にするようなところからスッと引く。藻類プラントの水が>>続きを読む