通奏低音のようなウータン・フレイバーとちょいダサ、ちょいチープなコンセプトがマッチしていてとても良い
なんか味気ないなと思いながら斜に構えて観てたら結構普通に感動してしまった
イーストウッドの手や顔に刻まれた皺と、フィクションのように美しいグラン・トリノとの対比が生々しく、とても良かった
ジェームズボンドでも酒を飲んで震えを止めるという事がわかって良かった
目を凝らしていないと見落としてしまいそうな小さな真理が散りばめられた素晴らしい作品
映画は素晴らしいと思わせてくれる映画であると同時に、あまりに完璧過ぎて観る度に他の映画を観る気が失せる