メラン28号さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.2

辛くて酷い世界で、
主人公と犬たちの絆だけが、
只ひたすらに美しかった。

犬映画として名を残すこと間違いなしの最高犬映画!
犬映画で初めて泣いた!
何を言っても野暮になるので、気になってるならぜひ行
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

3.5

1から続くストーリーとしては納得だけど、
1よりもだいぶ怖くないというか、グロの方に走ってて、
「いててっ」の方が強かった。
同じ養子家のカイルがめっちゃいい子で、
けど彼女がいろんな家をたらいまわし
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

4.5

凄すぎた映画だった。最後の最後まで恐ろしさが永遠に続くから、これ子供時代に見てたら死ぬほどトラウマになっていた。
これが名作がとてもよくわかる。
ホラー映画のTOP of TOPになるわ。

起承転結
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.9

原作好きだけど、わりと地味目な話になるからどうかなと思ったら、
作画もいいし、キャラクターの見せ方、
原作大事にしつつの改変もあったけど受け入れられた。
こういうじんわりとした優しい話、今はなかなかな
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

the土着信仰の恐怖そそるホラー映画だった。
最後まで観ると、姉がバヤンを拒んだ時点で終わっていたという。
解説とか考察読むと、結局バヤンが裏で手を引いて、
復讐と自らを拒んだ一族を根絶やしにしていた
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

まさに「誰が殺したクックロビン?」の裁判映画。
1人の男の死をめぐる裁判が展開していくけど、何が真実なのかわからぬままひたすら考え抜く2時間半。とても疲れたけど観ておいて損はない。人を裁くのは人。そし
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

スコア100000000億点つけたい。
「もう一回がない試合」だけど、50000000億回観に行く。

原作大好きで試合の流れや結果も知っているのに、
最後は涙が止まらなくなった。
ハイキューの試合は
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.8

映画を長年愛してきた監督だからこその作品であり、ビクトル・エリセから映画へのラブレターを見せられたような気分。瞳を閉じる少女の意味が最後の最後にわかる。瞳を閉じることの意味、カメラ越しにこちらを見つめ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

映像、音楽、色彩、背景、小道具、役者、そしてストーリー…こんだけ多彩で挑戦的なのに、テーマが一貫して貫かれて「面白かった」と思える映画他にない。比類なき、唯一無二の、ベラの物語だった。

全てが好きだ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.8

原作ファンだけど、大満足でした!
原作どおりの物語がリアルで描かれているし、舞台も北海道だから、画面から息の凍る寒さが伝わってくる!
全員キャラそのままで狂ったメンバーなのに、きちんと現実に溶け込んで
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.0

めっちゃくちゃに元気になるし、アドレナリンどっくどくで、最後もスカッとした~。シスターフット映画ではあるけど、ハーレイの独立と自立の物語として最高。出てくる女たちみんな強いのも良かった。
最初の伏線が
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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

3.8

暗いんだけど、主人公が3歳から成長しないという設定なので、死ぬほど暗いとかじゃないんだけど、絶妙な喜劇+戦争映画で逆に精神に来て、神妙な顔しながら観終わった。

主人公が自業自得すぎるというか悪魔か。
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

愛の映画だった。

「貴方は?」
「君と幸せだったパリの思い出で、俺は生きていける」

相手の幸せを願うことが愛だと思い出させてくれる、
永遠の名作だった。
主人公の性格もよければ、最後までのお話もい
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.7

エロスでありながら耽美。
肉欲をどこか清浄な行為に見せてくれるのはピアノの戦慄。

主人公の考えることがさっぱりだし、
NTRハッピーエンド映画といえばそれまでだけど、
浜辺おかれたピアノ。そして海に
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

主人公のおじさんのダメダメ映画。
壮年期夫婦がそれぞれ浮気しつつ、おじさんは「昔の映画はよかった」と文句垂れながら、自分の人生憂いてばかり。
なんだろう、虚しい。昔の映画のオマージュなんだろうけど、映
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.6

全体的に間延びしてるから観てて退屈なところあれど、ラスト10分くらいの犯人判明してからが「あ~…」て虚無になる。
誰が殺してもおかしくなかった、ただ殺した人が、他の人より早く殺しただけ。どうにもならな
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.0

ストーリーとしては、ウォンカの方とほぼ同じだけど、こっちの方が個人的に好みかもしれない。物語もわかりやすいし、子供たちも身近にいそうなクソガキって感じでよかった。こっちのワンカはまともとか思ってたら、>>続きを読む

名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.6

因縁のこの2人のお話を改めて観ると、好敵手ってこうじゃないとって興奮が収まらなかった。オープニングの「俺の名前は黒羽快斗」てセリフで口元抑えた。そんで青子ちゃんは高山みなみさんなんだよね。今年の映画に>>続きを読む

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.7

微妙と前から言われてた通り、ストーリーが絶妙だし、主人公の特性を生かしきれてなくて…けど、キャラクターが良すぎて許してしまう。男同士にしか通じない友情のような、父と子のような関係がエモすぎて「これでい>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

節目となるディズニー映画がコケるというジンクスが今回も割と効いてて、歌は好きなんだけど物語としてはそこまで引き込まれなかった。
望みは自分で叶えようねってわかりやすいテーマ。王様最後可哀想すぎない?さ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.8

素直に面白かった。こういうのめっちゃ好き。仕事の続かないお父さんが、適材適所でばっちりな仕事にありつけてよかったし、夜になると博物館の展示品が動き出すって子供のころ想像してたな。
最後の終わり方も、お
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バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.8

女の映画。男に依存していた女二人がボロボロのモーテルで出会い、なんだかんだ問題を解決していくうちに笑顔を取り戻していく映画。ハートフルというよりは、ツンデレ映画って印象。
カメラワークやばすぎて最初は
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作好きだけど、映画もおもろかった!

中学生&ヤクザの青春ムービー。
漫画よりも聡実が悩んだりキレたりで感情移入がしやすくて、
狂児は実際に「紅」歌うとこんなにキモイヤクザになるのかって面白かった。
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BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

3.4

試写会にて鑑賞。
展開が早すぎてこれは97分映画じゃなくてネトフリとかで数話に分けてやって欲しいくらいに内容が濃すぎた!
「なにがなんだか!?」てなるシーンが多くて、けど後半はぽんぽん進むテンポの良さ
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

4.3

愛の映画ではなく、人生の映画。
台詞はほぼなし。音楽もほぼなし。
荒れた緑のない土地、吹きすさぶ風、雪の朝、いつ終わるとも知れぬ旅路。

最初、祖父と孫娘のハートフル映画かと思ったら、冒頭五分で「あ、
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ゲッティング・イーブン(1994年製作の映画)

3.7

マコーレ・カルキンの才能と役どころ大爆発の親子愛映画。泥棒の父親と、一枚上手の12年間疎遠だった息子のやり取りが新鮮で面白い。最後もきちんとオチがつくから、この親子はこれからうまくやれるだろうなって微>>続きを読む

ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.0

お菓子作りなめてんのか映画すぎて、お店開いてからめっちゃイライラしてしまった。冒頭よかっただけにガッカリ。
抹茶クレープケーキなんて人生で一回も食べたことないし、他国のお菓子作るなら、もっと焦点当てて
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.7

昔らしい、やさぐれ刑事ものって感じ。
けどアメリカ刑事と日本刑事のやりとりが、今ではなかなかない感じのバディもので、逆に新鮮だったかも。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

女同士のドロドロの愛憎劇とか言うよりも、「依存」の物語。依存から解放されたサラの方がむしろ清々しく、アン女王を手中にしたはいいが、結局依存されて、本来欲しがっていた「自由」からずいぶん遠い場所に来てし>>続きを読む

エリザベス(1998年製作の映画)

3.6

エリザベスが愛人に裏切られながらもスペインの無敵艦隊に勝つ期間を描いた作品。名作とかではないけど、ケイト・ブランシェットのご尊顔と、その時代の王族貴族たちの衣装がバチバチに凝ってて、目の保養すぎる映画>>続きを読む

ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.8

最後ぐずぐずに泣いてしまうほど壮大で、熱き思いによって突き進んだ英雄の物語だった。CGなしの血なまぐさい戦いは圧巻だけど、戦いよりも複雑な貴族たちの思惑がイライラする。最後の処刑シーン、まさかのお嫁さ>>続きを読む

愛人 ラマン/恋人・ラマン(1992年製作の映画)

3.9

内容が内容だけに期待しないで観たら、小説を読み終えたようなじんわりとした余韻に包まれた。少女が中国人の金持ちと愛人関係になり、その終焉を描いた物語。「愛していたのかもしれない」と気づいて、最後涙を流す>>続きを読む

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

5.0

子供の頃に観たドキドキを同じように味わえた。
ホテルに泊まってる時に、映画観ながら食べてたアイスが本当に美味しそうで、今度真似してみようと思う。
クリスマスには欠かせない、永遠の名作。

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

5.0

死ぬほど面白かったーー!!
「これだよーー!!これが観たいんじゃー!!」を最初から最後まで貫いてくれるストーリーとキャラクターと神々たちの作画が素晴らしすぎて!素晴らしいんだけど、くの一のエッチ展開に
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映画 あたしンち(2003年製作の映画)

3.6

アニメの延長線上にある映画版って感じで、
ド派手ではないけど、娘である自分には色々刺さるところあった。
橘家のわりと古風な家族感は今の私には合わないけど、
それでも普遍的な家族の感情が感じられてよかっ
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グスコーブドリの伝記(2012年製作の映画)

3.3

宮沢賢治大好きなので中学時代に読みまくって改訂版とか色々読み漁ってたから、ラストの自己犠牲がやっぱり今でも受け止めきれず。
全体的にダラダラ続くので、原作好きじゃないと雰囲気楽しめない作品。

妹のこ
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